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焦りや落胆や失望は

いろいろなことを教えてくれる

ぼくには祈りがあるのだ

澄みわたる世界があるのだ

それが有難い

親切されたり誉めてもらえば

だれでも感謝ぐらいでき ....
寺からオレンジいろの灯

今宵晴れたムーンライト

ひとりたそがれ繰り返す

こんなにも月があかるい

ちぎれ雲が水墨みたいだ


しあわせだ

冬枯れの森林公園

夜空 ....
ひどいことされて

それを正当化されて

お金や時間や尊厳をうばわれて

泣かされて

うらまず

なやまず

うれいを持たず

生きていくには奇蹟が必要だ


ぼく ....
霜降りた田園のあとかたに

朝日の残滓が

それは早すぎる追憶

天涯より撃ちつけられる萎び

もう戻れない日々のなかにいる


最初からなければ良かった原発

誰にでもある ....
障がい者が殺された

19人も殺された

殺人の理由がひどい

そんな理由なら

世界は俺をいらない


それでも泣きながら

歯でも食いしばりながら

誰かのために生き ....
古墳のある郊外の町には

なにか清新な風が吹いていた

プログラミングの講習を

五階建てのビルで受けていた


ぼくは思う

よくないことも

いいことも

起こっては ....
直ドラで右股関節を捻挫した

ダフった衝撃がそこに集中してしまったのだ

向きをかえただけで襲ってくる激痛で

寝ることと座っていることが辛くて仕方なかった

立っているときがいちばん ....
元気とは愛するひとに心配をかけない合言葉のようなもの

春霞の朝の街道に生き物たちの匂いがする

うまくいかないことばかりだけど反省する暇なんてなかった

信じ込んでくちびるを噛んで胸をつ ....
手塚治虫が死んだ歳まであと十四年だ

一日十八時間起きてるとして

十八時間×三百六十五日×十四年

まだ九万二千時間もあるじゃあないか


これからの人生でいちばん大切なこととは
 ....
いちばん高次なものに

寄り添った

同化した

手をあわせた

ゆびさきをあわせた

スロープ

地滑り

自分の都合を消した

闇へ

光へ

感謝できない ....
あらゆる疑惑や憎しみは

頭で考えるからおこるのだ

だからからだで感じよう

それも足のうらで感じよう


遠く離れてきみを想う

生きているかも

死んでいるかも

 ....
バスに揺られて教会に着いた

教会のそばに咲くタンポポに

虫の影が

まぼろしの縁取りのように過ぎていった


駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った

髭を生やし ....
思慮ぶかい目がゆるんだ

楽しいことをゆっくりと見つけるんだよ

ぼくはこころのなかでメッセージした


手をくわえて震わせた

シャボン玉を浴びせてた

花びらで髪をかざった
 ....
遠まわり靖国通りを踏んでゆく

ぼくはひとに

トラウマ与えることしか出来なかった

ぼくはひとの

トラウマを取ってあげることしか出来なかった

つよい雨その街路樹の下をゆく
 ....
モンゴル人かあ

やっぱり残念な気になる

ナショナリズムなのかなあ

半旗を掲げた校庭で

運動会の練習をする子供たち

生きるとは遠いことだよなあ


珊瑚礁も従軍慰安婦も吉田調書も

ひとの不確 ....
痛みや叫びをぼくは聞いている

ハラハラしながら

動揺しながら

からだを傷つけながら

痛みや叫びをぼくは聞いている


戦場なんだ

ここは戦場なんだ

生きている ....
もうすでに決断したことを

髪をすいては決断するように

女はその長い髪をなんどもなんどもすいていた

宇宙の青白い光を見つめながら

宇宙の青白い光に見つめられながら

長まわし ....
ことしも彼岸花がきっちりと合わせてきた

さすがだ

車窓にゆきすぎる田んぼの風景

田のまわりを彼岸花が赤く彩っている

防虫効果でもあるのだろうか

彩りだろうか

刈り入 ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
最近本屋はこのあたりには大きな本屋さんしかない

薬局もそうレコード屋もそうだ

時代なんだろう

散髪屋さんや喫茶店なんかはがんばっているが


昨日うれしいことがあった

こ ....
ひかりや風に浮かんでいる

夏と秋とがまじったような雲

空が黄色い

力が入ってしまう

明日のことが忙しない

脳の膜みたいだ

デジタル、デジタル、繰り返す

遠い昔 ....
ずいぶん僕は日本でも

異国の街を歩いていたようだ

成田から12時間かけて

-7時間の時差がある街に座っていた

気持ちはなにも変わらなかった

ひかりや景色、風やひとを見つめながら

それとは関 ....
やわらかい命たち

やわらかいその時代

ほのかな湿りと肉体に

都会の青空

ごちゃごちゃ煤けてとけていた


自由だった

悲しみつきぬけていた

ていねいだった
 ....
いま麦藁帽子なんて

麦藁でできてんだろうか

あの愛だってなんだって

本気であれば考えもする

麦藁帽子かぶろうよ


ひかりに風に新緑が揺れている

木につかまって揺れ ....
音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


 ....
オボカタとサムラゴウチがクラスのうしろまえの席になった

ボクの弟はベビーシッターにもう三日預けたままだ

売春婦はほんとにかわいそうなのか

死ぬ直前じいちゃんが結婚した

消費税が ....
彼岸花さいている

あの窓にも

道端にも

彼岸花さいている

廃炉でも

再稼動でも

彼岸花さいている


オリンピック

福島第一

半沢直樹

あま ....
ひかり

ワイシャツが透き通る

暑い夏

湿気が熱を孕んでいる

だから

日向も日影も暑いのだ


でも未来がくれば

ひかりに熱がなくなって

湿気もなくなって ....
星のひかりは

時間差の攻撃

出会ったことも

時間差の攻撃

待ち合わせ場所は

代えられるけれど

時をとめては

待つことは出来ない

だからここで

きみ ....
そうだ、中三のとき

愛について、いつも考えていた

こころの灯、なんて題名つけて

愛について、ノートまでつけていた

母が死んで整理していたら

耕太郎関係、って書いた段ボール ....
りゅうのあくびさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(33)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-28
少年時代- 吉岡ペペ ...自由詩1317-1-14
奇蹟- 吉岡ペペ ...自由詩716-12-28
黄昏る- 吉岡ペペ ...自由詩716-12-17
世界は俺を- 吉岡ペペ ...自由詩816-12-13
古墳のある町- 吉岡ペペ ...自由詩616-11-30
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩716-3-8
春霞の朝- 吉岡ペペ ...自由詩516-3-5
手塚治虫まで- 吉岡ペペ ...自由詩1016-2-28
神々への距離- 吉岡ペペ ...自由詩515-9-22
疑惑や憎しみ- 吉岡ペペ ...自由詩515-8-29
教会のタンポポ- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-21
水いろのすき間- 吉岡ペペ ...自由詩415-4-10
見つけたかい- 吉岡ペペ ...自由詩314-9-28
生きるとは遠いこと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-9-27
戦場なんだ- 吉岡ペペ ...自由詩314-9-26
宇宙の青白い光- 吉岡ペペ ...自由詩814-9-25
車窓にて- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-23
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
時代と世界- 吉岡ペペ ...自由詩314-9-15
秋空の悲喜- 吉岡ペペ ...自由詩414-9-14
異国の街に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...514-5-19
やわらかい命たち- 吉岡ペペ ...自由詩714-5-2
麦藁帽子かぶろうよ- 吉岡ペペ ...自由詩214-4-30
音なくひかりだけで- 吉岡ペペ ...自由詩814-4-3
ことし吹いた風- 吉岡ペペ ...自由詩714-3-23
彼岸花さいている- 吉岡ペペ ...自由詩713-9-28
暑い夏- 吉岡ペペ ...自由詩1513-8-24
星をささえる- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-8
愛について- 吉岡ペペ ...自由詩2708-8-28

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