コンパス

―家でコンパスを使って円を描く練習をさせて下さい―
先生から届いたメール

 さあ、早速コンパスを使ってみよう!
 こうして物差しで半径の長さを測ったら
 紙に針を刺 ....
濡れそぼつ紫陽花を
傘の中から覗いたわたし

やがて
雨が上がれば
水滴さえも花にして
紫陽花は凛と
咲くのだろう

濡れることを厭うわたしは
濡れる役目を傘に負わせて
 ....
今思えば、私は最初から躓いていた。


小学校一年生の算数の授業。

たす、ひく、たす、ひく。

簡単な問題でも両手を使う。

両手で足りなければ両足を使う。

えんぴつ ....
何かを語るよりも
黙っていたほうが
物事を饒舌に語ることがある

この胸にあふれるポエジーを
どう表現しようか

負けたように見える人生
でも私は
生きて生きて生き抜いてやる
良い ....
梅雨を仰ぐひととき 燦をご褒美に置いておく
今は灰色が銀色と柔らかな同盟を結ぶ 梅雨が前髪に透明な雫を創る
弾き出す紫陽花の衣に 新鮮な時代を吸い込むように 前を向く

天然に無意識に私の魂は ....
天井を見ている
小さな丸い大きな目を開けて
右手は暗号を司る 特徴のある握り拳
海ぶどうのハーモニカのような 足の指
口は ホーホーと開いている

天井を見ている
見渡せる限り 見ている ....
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない

くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから

多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ....
萎んだ心に息を吹き込む
空気のように目には見えない
大切なものが漏れて往く
紙屑の皺を伸ばすように
 歌い出す 
いのちの輝きは遥か
記憶の地平の彼方
燃え落ちる花のように笑っていた ....
{画像=140622083456.jpg}


*


言葉が漲っていますか
心が漲っていますか


前を見ていますか
手を握っていますか


感じていますか
感動してい ....
読み人知らずの
ささやかな空気の振動を
耳たぶでそっと掬って
外耳道へ流し込む

外耳道の突きあたりの
気弱すぎる鼓膜のときめきを
耳小骨は丁寧に拾い集め
蝸牛の殻に押し込める
 ....
星を食べた少女は
嘘ばかりついていたから
みんなから仲間はずれにされていた

私の涙はどんな花も空色に変える、とか
私のくしゃみは太陽をほんのすこし
地球から遠ざけることができる、とか
 ....
   怒鳴りだしたい
   衝動を
   奥歯で噛みつぶす

   瞼の裏に溜まった
   悔しさを
   ギリギリの精神力で
   持ち堪えている

   溢れそうな感情を
   ....
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘 私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる 
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの 

 ....
ただしい孤独は
凛として涼やかな音色であった

愛しい憂鬱は
窓辺に花をさして髪を梳かす

美しい季節は
褒めそやされて散る花びら達で
そこそこ保たれるものだ

どうしようもない時 ....
君を抱き止めた手が変な方向に曲がった 飴を取るときはひとつ
飴を頂くと手のひらにふたつある

言葉の意味を調べてひとつ知る
誰かと話をしていると
いつの間にか言葉の意味をふたつ知る

買い物帰りに今川焼きを買うときは
ひと ....
時は捲れて机の上

日に焼けて、みすぼらしくて

風が吹くと啜り泣く

紐の解けるような音で



雨に濡れそぼつ街が、ほんの少 ....
見つめあう方向が ズレている
狂った磁石のように ズレている
歩いていると歩幅が ズレている
睡眠時間が ズレている

見つめあう方向が ズレ出したのは
他に 見つめたい人が出来たから
 ....
ごちゃごちゃ
言ったって
訳分からんやつが
暴れてたら
一発ぶんなぐって
大人しくさせることは
あんただって
俺だって
やっちゃいけないことじゃない
問題は訳分からんやつが
実際に ....
ああ神よ どうか
四十五パーセントくらいの誤解をお与えください
少なくても三十五 三十は行き過ぎです
勝手な想像と思い込みで
悩んだり喜んだり
怒ったり主張したり
素敵な誤解を捧げあって
 ....
父の手をさする

硬く曲がったままの指を
一本ずつひろげ
滞ったものが
少しずつ流れていくように
強張ったものが
僅かにほぐれていくように

節くれだった
頑丈な父の手

鍬を ....
アナタガキカイダトシテモ
ワタシハアナタヲアイスルダロウ
チタンゴウキンノクチビルダッテ
アナタノナラバ
キットレモンノアジガスル
LEDシヨウノチブサダッテ
キットマシュマロノヤワラカサ
やかましい果実が無色になり
路上で処女が春を焼き尽くす
目を閉じて
梅雨空を写生した君が
葉の上で孤独を味わうのが六月
街は、ほら、鉄の香り

にぎやかなビルが無職になり
屋上で言葉が ....
一片の未練もなく
人を切ることができるなら
こんな憂鬱な雨の中だって
やすやすと泳いで渡っていけそうだ

あなたは繊細だから、と
人にいわれた
それは褒め言葉ではなく
弱い人間だと露呈 ....
わずかばかりの乗客を乗せた
昼下がりの鈍行列車の
窓を少しだけ開いてみると
六月の薫風がそっと忍びこんできて
僕の睫毛を醒ますのだった


この車両は最後尾なので
終着駅に到着する
 ....
 
ダンボールに愛が1ヶ

ワレモノ注意

落とさないでください、くだけます



 
おしるしが来てから二日後
夜、下っ腹に引きつる痛みがあった

陣痛 前駆陣痛か はたまた胎盤が剥がれてしまったのか
ネットで調べる仰向けの オロオロ妊婦

これは我慢できる痛みだから 陣痛 ....
{画像=140615125414.jpg}
(ジョウビタキの♀)



これまでは耳を開ける事はなく
いつも音楽を流し込んでいた
今はイヤホンを外して
外界の音を追っている
鳥の鳴き ....
蹴破る足はないが
閉された扉の前で待つ気もない
おれ自身が監獄
   だから言葉は旅人だ
去り行く背中に
   翼など無く
     タダノモジノラレツ蟲は

   預言の首飾りの哀歌 ....
りゅうのあくびさんのおすすめリスト(2357)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コンパス- 夏美かを ...自由詩37*14-6-30
紫陽花- 千波 一 ...自由詩1114-6-29
数学的思考能力の欠如- 時子自由詩23+*14-6-29
ひとりごと- 渡辺亘自由詩514-6-29
灰色と銀色の梅雨- 朝焼彩茜 ...自由詩16*14-6-27
天井とお空- 朝焼彩茜 ...自由詩19*14-6-24
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...- そらの珊 ...自由詩21+14-6-23
歌いたい- ただのみ ...自由詩17*14-6-22
自分に問いただす言葉_/_信じています- beebee自由詩24*14-6-22
聞こえた- nonya自由詩19*14-6-21
星を食べた少女- 小原あき自由詩13*14-6-20
【_表面張力_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-6-20
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘- 北大路京 ...短歌814-6-20
セモリナ_フラワー- るるりら自由詩15*14-6-19
ただしい孤独について- 梅昆布茶自由詩2014-6-19
君を抱き止めた手が変な方向に曲がった- 北大路京 ...自由詩814-6-19
ひとつよりもふたつ- ichirou自由詩11*14-6-19
灼熱の化石には肉体の名残は無い- ホロウ・ ...自由詩2*14-6-19
手遅れです- 佐白光自由詩114-6-18
やるときはやる- 花形新次自由詩314-6-18
イノルフリ- ただのみ ...自由詩25*14-6-18
父の手- Lucy自由詩22*14-6-17
アナタガキカイダトシテモ- 花形新次自由詩214-6-17
はじめてのセックス- 左屋百色自由詩8+*14-6-17
【_愁雨_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-6-17
車窓- 八布自由詩1114-6-15
ワレモノ注意- 殿上 童自由詩23*14-6-15
痛みに強い女がうつ伏せで眠るまでの記録- 朝焼彩茜 ...自由詩24*14-6-15
静かに耳を澄ませて_/_私は緑の目を開く- beebee自由詩22*14-6-15
今はこんな気分で- ただのみ ...自由詩18*14-6-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79