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雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
闇は町を飲み下していく
水性の夜空と
夜行性の水が交わる
境目を覗き見るように
島の火から水平に引いた補助線は
離陸していく
それが星だと気づくと
線は頭上を越えていく指先だった

 ....
りゅうのあくびさんの氷水蒸流さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ロアン- 氷水蒸流自由詩809-7-11
夜島へ- 氷水蒸流自由詩807-6-22

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