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もうひとつの空の下には
空想好きの少女がいた
彼女は瞳の中で
小さな星を育てていて
世界からこぼれるように鳴るメロディーに
詞をつけては歌いながら暮らしていた

詞の中では少女は
 ....
排気ガスの悪臭  
汚れた空気に濁った瞳
耳障りな音に疲れた肩の群れ
誰もが視線を外し足早に歩く街

駅と駅をつなぐ橋の終わりのほう
突然現れた赤い観覧車

もしも足を止めなかったなら ....
灰色にひろがった空からは
いまにも雨が落ちてきそうだった
風が生暖かった
通りの建物がいつもより大きくみえた

ミニバイクが飛び出してきた
すぐ頭の上をゆっくり 飛行機が横切った
軒先に ....
何も書かれていないノートに
想いを綴る
真っ白な小さいノートの中には
えんぴつでしか書かれていないけれど
そこには
色がある
歌がある
風がある

とても小さな平面の上には
とても ....
オレンジと黄色の光
混ざり合って
照らされた僕は
午後3時の憂鬱少年

明日は今日、
同じサイクル。

日常は迷宮
僕を永遠の空間に
浸らせたまま逃さない

迷宮を出ようと
 ....
落ち着いた声で、「おはよう」と言われると
また夢の中へ入りそうだった
眠気を堪えて
僕は
「おはよう」と言いました
まるで、百年前から言い続けた言葉のように



ピアノを流して
 ....
軽い映画
軽い音楽
軽い言葉
軽い恋愛
軽い物語

世間には
たくさんの軽いものが
溢れている

それらを否定する人も居るし
それらにまみれて生活する人も居る

私はどちらで ....

これは色ではなく
文字です
そしてそれは
人によって色が違う
ある人はペンキの赤を思い浮かべ
ある人は流れ出る血を思い浮かべるかもしれない

もしもここに
私が思っている赤を画像 ....
好きなんて曖昧
嫌いなんて曖昧

さっきまで愛し合ってても
今は憎しみ合ってる

さっきまで喧嘩してても
今は裸で抱き合ってる

偉そうなこと言ってるやつも
結局は汚いこと考えてる ....
それは歌詞?
映画の題名?
幾度となく耳にしたような言葉

現実はなかなかうまくいかない

ほんの数パーセントだってことはよく分かってる
望みが叶えられることなんて
数パーセントすらな ....
太陽が真上に輝くとき
私の影は死にました

影は本当の私でした
影が本当の私でした

私はいつも笑っています
笑っていれば許されます

影は時折泣いています
影は時に嘲笑います
 ....
やわらかにゆれる春
少し冷たい足の裏に
わくわくが止まらない

見渡すれんげ畑の向こうを
単線の汽車がゆく
わたしの知らないどこかとどこかが
つながっている

小さな花 ....
人は鏡です。
映します。
反射します。
幸せを映しなさい
相手にも見えるように。
不快を反射しなさい
一緒に不快になる
必要はありません。
合わせ鏡で繋がります。
幸せを繋げてくださ ....
半世紀前は何を夢みて 
    何を信じてたのかなぁ
四十年前は何を聞いて 
    何を考えてたのかなぁ
三十年前は何を眺めて 
    何を選択してたのかなぁ
二十年前は何を呟いて 
 ....
それは突然の出来事だった

あるカフェにて偶然の出会いだった

その子は自分にとってまるでテレビのアイドルの様だった

その子はとても女の子らしく可愛かった

その子と話してい ....
オリオン座は海も陸の様に歩けるというオリオンのこと
月は月の女神であり弓矢の名人であるアルテミスのこと

二人は愛し合っていた
でも
兄のアポロンがそれをよしとしなかった

アポロンの言 ....
地球上の七割は海で覆われているって言うけれど
性懲りもなく奪われてしまう命のせいで
哀しみばかりが満ちてきて
涙で水没しそうな勢いである
毎日どこかで涙が溢れ、乾く暇もなく
陸地面積を脅 ....
赤ちゃんに笑いかけたら
笑い返してくれるように
空に
街に
世界に
笑いかけよう
わたしから
あなたに

ないものばかり
足りないゆびで
折りかぞえても
夜のさみしさは
ぬぐ ....
ありふれた都会には

ありふれた光景しかなくて

ありふれた電飾の無機質な灯りが

ありふれたこの街の夜を彩っている

そのありふれた星のない夜空を見上げながら

私は

いつ ....
ふしあわせな物語は安直である

と仮定しよう

ふしあわせにも色々ある

けれど結局のところ

情動に大きな違いはないのだ

と仮定してみる

ならば

しあわせは ....
力強く
手、指の数だけ
物を語ってきた

理解されない苦しみは
僕が一番よく分かっている
だから
できるだけ
愛される必要があった

文字に残らないだけ
人は
“嘘だ”っていう ....
あなたの心の手を広げてください
そして
風を抱きしめてください
ほら
やわらかい風が
あなたの微笑みに応えている
もしも
あなたが涙を流しそうになったら
ここに来て
大地に浮きましょ ....
雨の降る日は絵の具の匂い
絵描きも今日はお休みさ
いろんな絵の具で塗った世界も
雨がみんな落としてしまう

雨の降る日は絵の具の匂い
空も街も灰色さ
ちょっぴり悲しい色だけど
雨はみん ....
{引用=



多重の自我の
小箱たち
幾重にも
蓋われた 郷愁

 霧雨の中で
 冷たく濡れていた
 かなしみも

 木枯らしの中
 いくつもに分裂しながら
 泣き叫ん ....
生きてりゃいい事あるよ
{引用=ホントニソウイエマスカ?}
もっと強くならなきゃ
{引用=ヨワイコトハワルイコトデスカ?}
自分をしっかり持ってさ
{引用=ジブンッテナンデスカ? ....
鼓動が流した涙三滴
其の肌をつるりと滑った
コンクリートも濡らせない

君の闇も淋しさも
そっと含んで
どうかもっと強い光で返す

望むだけ時間を食んだらいい

眩くなってまた生ま ....
あんたは
彼女のことを
神格化してるが
彼女は
あんたと同じく
神なんかじゃない

女神なんかじゃないんだよ

お前は
彼女の性格を
兎にも角にも褒めてるが
彼女は
お前と同 ....
何を思い出せば
幸せになれるというのだろう


始まりは
遠い海の底の夢でした
船底を擦るようにして
人は、人は旅に出て行くので
いつか大きな音を立てて
傾いていく私たちのために
 ....
一.


番号をつけるかわりに
名前をつける
えんえん正しい
回路
いつか誰かにのぞまれる手
という呪文




二.


ステップが日の長さに合わない

れんげは ....
他人の痛みを分かち合おうとする
言葉で幾ら表しても
それは妄想の痛みでしかなく

君と僕が料理中に包丁で指を切る
痛いと言う事には変わりないが
痛みの深さはそれぞれ違う

 ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3775)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もうひとつの空- Rin.自由詩24*07-1-31
赤い観覧車- 青の詩人自由詩3*07-1-30
バス- 自由詩1*07-1-30
白いノート- ぽえむ君自由詩12*07-1-30
レモンライムモラトリアム- ゆうさく自由詩7*07-1-30
百年前の朝- 和泉蘆花自由詩107-1-30
軽い物- 野薔薇自由詩3*07-1-30
赤は何色?- ぽえむ君自由詩9*07-1-30
人間- kei99自由詩207-1-30
夢で逢えたら- ささやま ...自由詩6*07-1-30
私の影- なかがわ ...自由詩4*07-1-30
れんげノスタルジア- さくらほ自由詩21*07-1-29
対面鏡- 美琴自由詩507-1-29
Bubble- 信天翁自由詩507-1-29
あるカフェにて- DirectConnec ...自由詩9*07-1-29
オリオン座と月- 緋月 衣 ...自由詩4*07-1-29
*涙じゃなかったらなんだっていうんだ*- かおる自由詩12*07-1-29
ハッピーから始めよう- ふぁんバ ...自由詩7*07-1-29
ありふれたいつものこと- 404 not foun ...自由詩3*07-1-29
しあわせ論- 436自由詩1*07-1-29
知らないキミへ- しいこ。自由詩4*07-1-29
翼を広げてください- ぽえむ君自由詩14*07-1-29
雨の降る日は絵の具の匂い- 未有花自由詩13+*07-1-29
私のマトリョーシュカ- まどろむ ...自由詩14*07-1-29
ダレ?- 優飛自由詩8*07-1-29
リフレクター- 藤原有絵自由詩3*07-1-29
女神- kei99自由詩407-1-29
船底- 霜天自由詩1607-1-29
断片集「リバーリバー」- 簑田伶子自由詩25*07-1-29
春風- 海月自由詩1*07-1-29

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