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たとえば
あたしがこうしてパソコンに向かっている間
森林がものすごい勢いで消えていって
いくつもの種類の生き物が絶滅していたり

たとえば
あたしがタバコを一本吸っている間
死を決意する ....
先が見えない一本の道。
立ち止まって見とれてたら、
たくさんの車が通り過ぎていった。

みんなどこに行くんだろう?
会社に行くのかな?
家族の下に帰るのかな?
友達に会いに行くのかな?
 ....
僕の心の海鳥たちよ
涙を拭いてやって来い
白い翼広げて潮風をつれて来い
悲しくなんかはないけれど
僕の心の海鳥たちよ
僕に勇気を与えておくれ
たったひとつの道をみつけるために
大空へはば ....
辿り着いたよ世の果てに
走りながら立ち止まりながら
疲れ切って時に歩きながらも
辿り着いたよ

世の果てはとても温かい

知らなかったよ
いつもただ付き従う
従者のよう ....
すこし遠回りな帰り道
緩やかにカーブしたその先は
西の方へとまっすぐ伸び
私の歩みを止めるには
充分な光景でした
いま少しで
山際に架かろうとする陽の
最後まで惜しみなく射す光は
山茶 ....
信じるものがなくなったら
無くしたもの
手にしたもの
すべてをかき集めて
ひとつの絵にするしかない

あとはそれをひたすら眺めるんだ
朝も 昼も 夜も
狂ったように眺め続ける

憎 ....
僕らの言葉が
いつか大気圏に届く頃
きっと僕らは化石になっているだろう

あのつらいとき笑った君も
きっと化石になっている

隣にはいてあげられないかもしれないけど
化石になっても
 ....
       
      1

ゴルゴダの丘の受難が、針のように、
人々の困惑の眼を包んで、
砂塵の闇に、厳かに、消えてから、
すべてを知った空は、
瞬きもせずに、顔色を変えることなく ....
替えたばかりの青青としたイグサの香り
一人を実感する

白いクロス
天井に薄黒い星の模様

今日から毎夜一つ星を眺めて眠る
星に願いを
明日も良い日でありますように

一人の夜は静 ....
さくらがみたいのと
おまえは呟く

けれども
おまえの為に
こんな時期に
桜は咲いてくれないのです




ようちえんにいきたいの
とおまえは呟く

しかし幼稚園は日曜日に ....
この窓を開けると
いつでも夕暮れを見ることができます
橙色の空と感傷的な思い出たち
それらのものがいつでも見ることができるのです

今真っ赤な夕日が
水平線の彼方に沈んで行きます
あれは ....
私にとって最大の敵は
近所の回転寿司屋である
あの店はいつもネタが豊富だから
私は妬んでいる
だが私はこの妬みをネタにして
あの店に倍返ししてやろうと思っている
あの店は「新鮮な海の幸」と ....
朝焼けのプラットホームで
始発の列車を待つ間
陽炎の向こうに
見知らぬ土地の幻を見た

二人をはばむ世界から
飛び出した鳥たちは
今ここから飛び立って行く
自由な巣を求めて

   ....
薔薇の花咲く花園で
私は子守歌を歌います
口のきけない弟は
ブリキの太鼓をたたきます

今日もパパは帰りません
遠いお国で戦っているのでしょう
今日もママは{ルビ愛人=あみ}のそば
お ....
宮ノ前から熊野前までは
歩いて5分たらずで、商店街は二つあり、そこに挟まれるようにして、彼の家は
あります。

彼は何時だって笑顔で、絶やさない元気の種を、毎日毎日、ここそこに蒔くので
す。 ....
この坂道の途中に
大きな金木犀の木があります
毎年秋になれば
そのやさしい香りに足を止め
この木を植えた人を思います

開け放された窓からは
ピアノの悲しげな音が響きます
赤茶けた壁に ....
びいどろ瓶の海の中
蒼い泡がひしめきあって
じょあっと波を繰り返す

青藍 群青 紺碧の水
いろんな青がひしめきあって
じょあっと波を繰り返す

びいどろ瓶の海の中
ラムネの匂いを漂 ....
時々鮮やかな夢を見る
誰かが微笑む夢を見る

白いテーブルの向こう側に
時がさらさらと流れてく
それは風のように足元を流れ
微笑む人へと続いている

時々せつない夢を見る
誰かを愛す ....
詩は生きるよろこびをうたう
もちろん死をうたうこともある
生を語るに死を考えぬはずはないから

踏み出せない一歩を踏み出すため
渇かない涙を一時でも乾かすため
ときによろこびを高らかにうた ....
朝に珈琲の香りをかぐと少しだけ目が覚める気がする

暑い日に立ち寄ったコンビニの冷気が心地良い

ホームに着くのと同時に電車が来ると得をした気分になる

そんなちょっとしたうれしいことを大 ....
ちいさいときボクは うちゅうに しゅくだいをもらった
しゅくだいは うちゅうさくぶんだ

ちいさなボクは ちきゅうアパートの がっこうで
こうえんで しょくたくで だがしやで あきちで 
ゆ ....
 サンドイッチをほおばりながら
 桜咲く公園に貴方と二人
 桜の木のしたで戯れていた

 あの頃生きることに真剣だったから
 貴方の桜色に染まる様子が
 眩くて
 思わず足を滑らせた
 ....
罅割れた道の端に立つ
  この道は水分を欲している
左腕を伸ばし
拳の先で親指を立てる
すると 車が止まる
あるいは止まらない
二十世紀末という
古代でももっとも新しい時代
私はそのよ ....
「悩んでいます」という場所の
奇妙な安定感 
むさぼる後ろ向きの安逸
それらに苛立つ
しかしそれははじまり
冷たい風がふく
ゆっくり歩いている
スタンバイする
内観する
飛行へ

 ....
身を捩り、言葉を搾り出しては書き留める。
そんな行為が報われることはあるのでしょうか?

こんなにも残酷な世界で。

愛の言葉さえ瑞々しさを保てない時代に。

誰か、この言葉が届いていま ....
だらしなく下げた拳を
もう一度だけ
もう最後です
だから強く握りしめて

気が抜けて曲がった背筋を
ただ一度でも
さあ今度こそ
お天とさんにむけて伸ばして

流れる血もあるだろうし ....
女を逮捕する
確保だが、手錠は要らない
わたしは 彼女を連行する 一人で

わたしが 遵守する法は
わたしの舌にそぐわない 少しも

徒歩で彼女を連行する
それは彼女ではなく わた ....
ゴトンゴトン ゴトンゴトン

始発が今日も定刻どおりに走っていく

ぼくはこんな時間に起きてしまったこを悔やみながら

まだ眠たい頭をゆっくりまわしはじめる


トントントン ト ....
真昼の路上で、水溜まりがゆっくりとその温度を上昇させてゆくのを眺めながら、
チェリーソーダに浮かべたバニラアイスをストローでもてあそんでいる。
グラスの表面についた水滴が、この途方もなく退屈な世界 ....
その姿は太古の時代と寸分違わぬという。
その遺伝子はなにを聴き、なにを目撃してきたのだろうか。

めまぐるしく変化を遂げるこの世界を、どんな思いで眺めているのだろうか。

それとももう結末ま ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3776)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たとえば- ごまたれ自由詩12*06-11-16
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たそがれ窓- 未有花自由詩13*06-10-20
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薔薇の花咲く花園で- 未有花自由詩9*06-9-13
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詩と- 436自由詩4*06-7-20
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十年前の桜プラレタリウム- 山崎 風 ...自由詩4*06-4-12
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難破船- 436自由詩1*06-3-22
リトライ- 436自由詩1*06-2-14
時効- クリ自由詩106-2-7
非日常へ- 436自由詩1*06-1-24
ポップな生煮えの憂鬱- 大覚アキ ...自由詩306-1-13
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