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大好きだったあの人と別れて。
そろそろ一年。

そろそろ、だなんて曖昧ですね。
仕方ないでしょう。

憶えてないんですから。

あの頃の記憶を穿り返せば、
何となく思い出せる気がしま ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ

かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
 ....
目を閉じれば、朝が来ないかも知れない。

明日、が、無くなってるかも知れない。

俺、が、亡くなってるかも知れない。

世界、が、失くなってるかも知れない。

次の幕開けを待つ、暗闇の ....
三角形に群れ成す小鳥たちを追いかけて
真夏の夕暮れを歩いていたのでした
あてもなく 陽炎の足取りで

小鳥たちが眠る樹の隣り
辿り着いたのは 
あなたの家でした

2階にほのかな明かり ....
いちまいにまいと
うすい花びらを放ちながら
わたしたち
星になりましたね

あなたに教わった
カタカナの星の名前は
異国を旅するようでさみしいです

星のように
輝くことはできない ....
わたしはニュースを見た
あたらしく建てられた家の
正午の寝室の小さなテレビで
あの日から時は止まっている
止められたのだ
動くこともない
三十年ものあいだ
沈黙したままで
少しばかりの ....
遠く透けた青の先に
星が瞬いたように見えた

メトロノームと馬車馬を
足して割ったかのように
徐々に朽ちて行く時の片隅

枯れる事も出来ないまま
街路樹はやがて眠る
安らかでさえない ....
  鈴虫が鳴いている
  求め合う淋しさの塊
  夜闇が僕をそっと押し包む



  黄金の月が揺れている
  煙のような薄い明日
  きりなく君を探し続ける



  ....
深紫のマニキュア塗って
夜を部屋に呼び込もう
ここにも ほら
お前のカケラが居るんだぞ って
窓から両手ひらひらさせて
夜を部屋に呼び込もう
一人きりでも淋しくないよう


深紫のマ ....
Birthday
灯 吹き消して
あの日 描いた 未来へ

Birthday
産まれて 叫んだ
「ここにいる」と叫んだ


雨が降り注ぐ 冷たく心を刺して
 ....
洋楽のラブソング。

何言ってるかは、ちゃんとはわからないけど、

寂しかったり、愛してたり、懐かしんだり、悲しんだり、

さまざまな形を唄ってる。

やさしいメロディは、

僕に ....
電車に乗ってきた老婆は
青い花束を抱えていた
大人になって見えなくなったもの
子供の頃に見えなかったもの
全てを詰め込んでおける箱は無いから
次の駅へ向かう

電車を降りていった少女は
 ....
朝私が
シーツの海から目覚めると
あなたがおはようと囁く
寝坊しても怒ったりしない
朝食を作ってくれるだろう
でもあなたは
キッチンから戻ってくることはない
夢の中のあなたはやさしい
 ....
簡単な事ほど難しく考えて
答えなんて出てるのに
思い悩んで苦しんで

正解も不正解も
知りたくなんてないから
解ったフリのフリをするの

理不尽な言葉に
耳を傾けてる余裕なん ....
いこう
この丘をのぼったら
一面の星空みたいに、きらきら輝く町並が見下ろせるんだ



キミの手をつないでゆくよ

いこう
澄んだ夏の青は
海を宝石のように輝かせるんだ


 ....
人の描きしものをおもう

哀しみは空を翔ぶ











この雑踏を歩いてゆく

そんな、すれちがう街の空気までもが
ただ、きみを切り刻んでゆく


道 ....
ぼくのこの手に

あのあたたかい

陽だまりを拾うことができるなら


あなたのもとに持ってゆくよ




いのりが

ああ、
きこえない



キズだらけのあな ....
なにも伝えられない
こんな夜は

静かにあなたの詩でも読んでいよう

なにも言えない
こんな夜は

静かにあなたの歌声でも聴いていよう


今夜だけは

あなた
ひとりでい ....
さようなら 

なんて
言わないはずだったのに




さようなら



ふたりで作った
桜のしおりは
あの日以来 挟んだまま
日記には
もう あなたのことを
書 ....
陽射しを包み込んで
柔らかい手をした
風が
頬を撫でる

気持のよいそよ風

抱きしめてあげたい
その温もりを感じて

応えてあげたい
その優しさに感謝して


風は黙って ....
ちいさな定規で世界を測る
一ミリよりも
さらにミクロな世界があることに
普段ほったらかしていた
ものがあることに
僕をみていたものが
あることに
ちいさな定規は
うなずいて
そっと教 ....
      1

眠れない夜は、
アルコールランプの青白い炎に揺られて、
エリック・サティーのピアノの指に包まれていたい。
卓上時計から零れだす、点線を描く空虚を、
わたしの聴こえる眼差し ....
素敵だなと
思う言葉は、全て
ばいばいをして
脳に帰っていく
 
消えたくはないから
決して
さようならは 告げずに
 
またね、とだけ告げて
帰る 帰る
 
 
伝える事だ ....
【女】

あまがえるが恋をしたからって
雨が止むわけでもないけれど
どうせ降り続くなら
恋をしたあまがえるの時がいいわね

【男】

耳そうじのやり過ぎで
三半規管が ....
聞こえる 冬の声  広がる 雪の色

涙どれだけこぼしても 愛されたときは戻らない
ふたりで描いた夢だけど 色がつく前に消え失せた


いつまでも 君を忘れられない

沈みゆく 太陽追 ....
雨上がりの午後3時

虹の架かる空を笑顔で迎え

長靴を履いて

水たまりにジャンプにする。
星のない空です
花冷えの風が吹いています
胸のうちで風車が回ります
からからと心の臓に触れながら

淋しいのです 淋しいのです
神様 私の弱さをご存知でしょう
私にもう一度 愛を教えてく ....
いっしょに
空を飛ばない?という声に
ぼくは怯えた


だけど
あの雲のうえには
どんな花が咲いてるのか
ちょっと知りたかった


そういえば
この ....
わが道を行く
自分の道
いったいどこにあるの?

人生のレール
決められたレール
それもどこにあるの?

あなたには見えるの?
私には見えないよ

栄光に向かって走る列車 ....
あなたの想いが

心の中からあふれ出てきて

自分では止められない

やがて想いは

噴水となり

未だにあふれている

噴水の水が綺麗な形をつくるのは

私の妄想のせい? ....
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マイウェイ- 優飛自由詩6*07-4-16
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