すべてのおすすめ
浸りすぎて沈む身体
宙空に浮かぶ間接照明
隔週でやって来てドアを二回ノックするのは夜からの使者
もうすぐ行くから待っていて

隠れて行う私達
まるで禁じられた遊びみたい
 ....
背景のない世界
遠近感もない
乳灰色の空間に
僕はただ立っている
画素の荒い写真のような
朧気な白色光を浴びて

遠く人々のざわめきが
聞こえるけれど
方角すらない世界の中
ここか ....
僕の言葉は、どこへ行ったというのだろうか。

揺れて、震えて。

どこまでか届いて。

大切な人に、大切なところに。

きちんと届いているのだろうか。

僕の言葉は、空に飲み込まれ ....
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大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
 *
空は輝いているかい?風は唄っているかい?
君は…、
君はどうだ?
元気にやっているのかい?

笑えない
眠れない
今日を、消化することさえ出来ない街で、
いつまで膝を抱えて生きて行くのだろう? ....
両手いっぱいの憎しみで
ふくらませた青い風船
それを今 
ベランダからそっと飛ばす
それは思うように
遠くへと旅立ってはくれず
ただ あたりをふわふわと漂い始めた
部屋に戻り
静か ....
実験的に無駄を省いたら
風も 木も 波も 空も 木霊も
みんな みんな 同じリズムで
繰り返している

少しずつズレていくのは
それが少しだけ違う音になって
だんだん 少しずつ変っていく ....
伝えたかったよ


雨の降ったあとのしとしとした空気が好きなこと

くるくる回る空がどこまでも続いてゆくこと



終わらなければ伝えられた?

今でもいつまでも青い ....
雨よ
私を砕き流し
消し去っておくれ

灼熱の太陽よ
私を溶かし
消し去っておくれ


いくどとなく
願った思い



叶うはずもなく
今日も自分の罪に罰を与えられ

 ....
青く澄み切った空が
暗くよどんだ雲に覆われて
雨が降るんだ


なんでこんなに淋しくなるんだろう…
ちょっとだけ
少しだけ
降っているだけなのにね


ぽつぽつ ぽつぽつ
落ち ....
手を
つなぎたいんだよ
一緒に
歩いて

雨が
降るから匂いがね
夏の
匂いで

髪を
切ったね似合うよ
とても
素敵だよ

もう
改札なんだね何も
言えな
かった ....
 *
優しく風が吹く、
僕はそれを背に受けて、走り出す、
追い風を受けながら
加速して行く

風を感じなくなる迄
加速して、
風と並んだら、
風を孕んだら、

今度は一気に、
向かい風を生み出す位に ....
まっすぐ投げてくる君の言葉では
あまりにも強すぎて受け取れないんだ
気持ちを言葉にすればするほど
一つずつ嘘つきに消えていくから

なぜ、なに、どうして

言葉が花に出来るなら
君の口 ....
わがままな飛行機雲が
あおぞらに
まっすぐ線をひく

ちくしょう
飛行機雲め

あなたと
私との距離に
まっすぐな線
ひきたいけれど

公園の木々
信号
コーヒーハウス
 ....
さあ 何を信じようか
目を見つめ合い 考えよう
朝が来るまで。

答えを焦る必要はない
怖くても 見えなくても


さあ 何を信じようか
間違えだらけの風が吹く
この世界で。
 ....
元気ですか?
手の届かない場所ですが、心配くらいはできます
毎日毎日できます
きみのつけた傷は、もうすっかり消えたけれど
壁の穴はなぜか、直したくないのです

元気ですか?
思いの届かな ....
水たまりをこえて
スキップ/ステップ
ちいさな虹が
雨あがりの足のした
まあるく架かる

地球を蹴って
スキップ/ステップ
みずいろのドロップ
ほおばって
たかくたかく
大気圏を ....
掴む

あなたをしることは
太陽をつかむよう

刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている

あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ....
忘れたい 忘れたい といつも思うのは忘れたくないから
愛らしい 愛くるしい 懐かしいが別のコトバに変わる

一枚の写真 汚れたルーズリーフ
夢見た後で辿り着く先は いつも同じ

僕ならまだ ....
あの子は

気分のいいときも
泣きたいときも
海を見に行った

ブレーキの利かない自転車を
力いっぱいこいで
砂をかんでぱたりと倒れた
         のは初夏



そこ ....
(1)

あなたにはじめて出逢ったのは
この廃屋が未だ駅舎として機能していた頃のこと
夏草の浸食に怯える赤錆びた鉄路と
剥がれかけた青森ねぶた祭りのポスターが一枚

この駅を訪れるひとと ....
静けさを測る術を探している。冷たさには限界があるのだけど、

静けさを測る術を探している。住宅街の、小さな公園の、真夜中、ブランコをこいで、こいで、鉄の鎖を軋ませて、泣いてしまいそうだ、どこかの家 ....
疑うと詩が書けなくなる
あとは
幸せなとき


大げさな絵の具のような
ありふれたフォーム
曲線

誰かがうつむいて
指折り数えてる
それは
ノルマとか銘柄とかで

ほん ....
君を傷つけたくなかったんじゃない

傷ついた君を見て
自分が傷つくのが怖かったんだ

君を傷つけたくないからと
自分に言い聞かせては

君に伝えたかった一言を
どれだけ置き去りにし ....
その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
 ....
いまにして思えば、いつも扉があった。

あの夜、鍵が開かない扉を見つめ、
電灯が射す、コンクリートの壁を覚えてる。

誰にも触れられたくなくて、
扉の前に、本棚を移動させた夜。

 ....
枯葉

風に抜け落ちたその羽を一枚一枚引き裂いて
枯葉で紡いだその色は一体どんな景色を描くのだろう

知りたいような知ってはいけないような
たまにはそんな背徳的な感慨にふけるのも悪くは無い ....
それは儚さを連れて・・・


感情を越えて向き合う
『無』の世界で、
どこまで愛せるのか。

経験も役立たない
その瞳も、その声も。

どちらが先に逃げ出すだろう

思いを ....
世界のすべてが橙に染まり
この世ではないまでに
あなたの顔も
わたしの指先までも甘く
飴色の光の一部なのに
すべてはあたりまえの日々の一日の
夕暮れに過ぎないのに
記憶のひとつに ....
{画像=080513015507.jpg}

鳴いている 
鳴いている

あれは赤ん坊ではありません
あれは 初夏を迎えて
どうしようもなくなった

あれは 猫ですよ

家々の窓 ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3771)
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