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悲しくなって遠吠えすると
風に乗って
色んな場所から返事を貰った

風が生まれるならそれは掌からだ
水面に翳すと波紋が囁き 
耳を澄ませばラピスラズリが唄う
冷たい指先で声を拾って
廃 ....
四角い硝子管の向こうで

きっちりとしたいい年のおじさんが言う

「地球が壊れています」と

隣で彼女が蜜柑を皮ごと貪っている

壊れていると思った

翌日 置手紙を残して彼女は消 ....
「僕」という種をまいた

「僕」が芽を出して
 高く広く枝をのばし
 深く遠く根をはって

 空からも大地からも
 みんなを見守れるように願った


「僕」という種をまいた
 ....
走っているのです
よろめきながら

戦ってきたのです
血を流しながら

憎んでいるのです
憎まれているのです

疲れてしまったのです
そんな世界には

もう誰も憎みたくない
 ....
ミランダ やさしい亜麻色の髪
青い瞳で微笑みかける
ボッティチェリの絵から抜け出た天使
裸足で草原を歩くのが似合う


ミランダ 白鳥の細い首筋
もうすぐ居なくなると告げた
はかなげな ....
また一つ言葉が僕の体を突き刺した
もう痛みなんか感じないのに。。。



もういくつの言葉に傷ついたろう
ああ、また言葉が僕の体を突き刺した


いたい




いたい
 ....
秋はゆっくりと来ていた
朝夕の風を
冷たくすることから始めて
草花の種を気まぐれに弾き
ななかまどの実を
少しだけ赤く染めてみた
けれども空はまだ若い
夏の面影を残していた

梢には ....
新しい朝をつくろう

いつもとは違う やわらかい空気を

吹き溜まりの部屋に呼び込んだなら


新しい朝をつくろう

いつもとは違う あたたかい光を

変わらない白の照射に重ねた ....
君の表面を覆う僕


目に入れても痛くないし怖くないだろ?


まるで一緒になったきぶんだね


でも知ってる?


僕に汚れとかがあったら


君は痛くて涙を流すんだ
 ....
あの太陽を挑発するように
空に向かって主張する
大きな大きなくらげ雲
這い上がる排煙は
この世の隅々にまである希望を巻き込んで
絶望色に空を染める

その触手に刺された先に  ....
死んでくれと言われました
生きてる価値などないと言われました
あぁ あなたにとって僕はそんなもの

消えてくれと言われました
その人曰く僕はウザイ人間のようです
あぁ あなたにとって僕はそ ....
きっかけは些細な事なのかも
知れない
気にしなければ済んだのかも
知れない
彼女を疑う方がどうかしているかも
知れない
信じて傷つく方が良いのかも
知れない

それでも

知りた ....
正月に家族で詣でた八幡神社で
ぼくは

「女にモテますように」

と神様にお願いした

パチンと2つ手を合わせて
はっきりと言葉を唱えず
頭のなかに、ゆっくりと
顔の ....
雨が降る
雨がカーブして降ってる
横殴りの雨だよ

音も無く鳥が飛んでいて
考えてるフリをして
後ろ足で頭掻く僕

午前零時の果て
風呂に入る
左足から入る
何も見えなくて
出 ....
何気なく
夜空を見上げてみた

闇の中で
星たちが輝いていた

闇に溶け込んでしまわないように
キラキラと輝いていた


セカイという闇の中で
ボクは輝けているのかな

星た ....
もどかしさを知らなかった頃
いつだって笑っていられたような
そんな幼い頃

僕はまだうんと子供で
いろいろな大きさの虚像を見て育った
何も知らない方がいいのだ、と
父親が言ったのか
 ....
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
天使達は歌わないのだとしても
どかんどかんどかん
爆弾が落っこちる時に
詩人達は歌えるのだろう
小さな小さなガラス玉
空に向かって眺めたら
白い雲が動いてる
自由に鳥が飛んでいる

小さな小さなガラス玉
海に向かって眺めたら
白い波が動いてる
自由に魚が泳いでる

小さな小さ ....
もうそろそろみんなそれぞれの道へ行くんだね


僕らももうすぐしたら旅立つんだ。。。


この町ともお別れだね


2月は例年より温かいみたいだね


ポッカポッカ陽気から幻想 ....
夜は海
街も時間も
何もかも飲み込んでしまう
私の体も海の底
静かに息をしている
夜空の星たちは海に沈んだ金貨
海賊たちに盗まれぬよう
あんなに高いところにある
ああ もうすぐ夜明けだ ....
凍りついた重たい大気に圧されて
密やかに凍えるお前を
私はそっと抱きしめる
けれどお前は
私に触れられた瞬間
はっとしたように
すうっと空気に溶け込み
私の指の間をすり抜け ....
競うみたいにして あたしたち
みんなが欲しいものを欲しがる

脅されてるみたいに あたしたち
誰かのまねをして安心する

そうやって色を確実に消していって
どんどん透明になっていく
 ....
 そこに咲く花の名前を知らない
 知らないからと言って嫌いなわけじゃない
 いや好きだ
 この時代にあまりにも早足で飛び込んだから
 花の名前を覚える暇がなかった

 それでも 名前を知ら ....
空気読めよ
話聞いてた?
優柔不断
何それ全然おもしろくないんだけど

わがままだな
ついていけない
自分さえ良ければいいんだな
知りたくもない、そんな不幸話

違う生き物だから無 ....
ふわっ、ふわふわっ。
綿毛になって一週間になる。
何を間違って
自分はタンポポの綿毛になんてなってるんだろう。
ついさっき母体であるタンポポを飛び出したところだ。
せっかく仲良くなった他の綿 ....
夜に出でし月は
右より欠けて浮きつつも
心鎮むる情けありて
ただひたすらに眺むらむ

何をか語らむその月は
暗き空に染むるる色は
今に咲く黄梅と思ほえ
心なつかし

夜に出でし月は ....
それはある夏のワンシーン



暑い暑い昼が過ぎてヒグラシが鳴き始めた夕暮れ



まだ残るむせ返るようなジメジメした空気が僕と君を包み込む




君はうつむいたまま答えに ....
 もしも 出来るなら
 もっと背がでっかくなりたい
 もしも 出来るなら
 もっとがっちりしてて ほどよくマッチョな男になりたい
 もっと顔がよくて
 性格もよくて
 もっと もっ ....
ねぇ、
少しだけ教えて
何かを抑えるために腕を切ってしまう理由。

私は彼女に問うてみた。
彼女は、眉間に皺を寄せて
苦しそうに黙ってた
優しくしてあげたいな
でも
彼女にとってのや ....
 
暮らしてゆくことの総体について


暮らしてゆくことは
時計が一日を削ってゆくのと同じように
すり減らして
終わってゆくことなのかもしれない

けれど時計はひとまわりすると
 ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3771)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠吠え- 士狼(銀)自由詩12*07-2-9
アンソロジーな吐息- 大城 小 ...自由詩207-2-9
「僕」という種をまいた- ベンジャ ...自由詩6*07-2-9
敵意はもういい- 436自由詩5*07-2-9
ミランダ- 石瀬琳々自由詩19*07-2-9
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コンタクトレンズ- テルテル ...自由詩3*07-2-9
くらげ雲- なかがわ ...自由詩7*07-2-8
■死刑宣告- kei99自由詩2*07-2-8
針穴- ねなぎ自由詩107-2-8
願い- 自由詩9*07-2-8
素晴らしき日々よ- Hantama/ibuk ...自由詩107-2-8
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群像- 田島オス ...自由詩207-2-8
赤ん坊の泣き声に異常を察知した夜に- 虹村 凌自由詩2*07-2-8
小さな小さなガラス玉- ぽえむ君自由詩10*07-2-8
この町の情景- テルテル ...自由詩207-2-8
夜は海- 未有花自由詩21*07-2-8
如月- なかがわ ...自由詩9*07-2-8
芽吹き- 蒼依自由詩507-2-8
メリーゴーランド- 山崎 風 ...自由詩5*07-2-8
78、イメージダウン_【いめーじだうん】- 雨宮 之 ...自由詩2*07-2-8
タンポポ・ドロップス- ブルース ...自由詩5*07-2-7
夜に出でし月は(「古語の宴」例示作品)- ぽえむ君自由詩12*07-2-7
中学の夏- テルテル ...自由詩207-2-7
I_WISH_today_to- くるす.wh ...自由詩3*07-2-7
春の雨と悲しみ- しいこ。自由詩1*07-2-7
暮らしてゆくことは- 砦希(ユ ...自由詩207-2-7

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