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 自分を高く売るために 偽造した学生証

 お客のニーズに合わせて 服も幾種か作った

 シャワーや石鹸じゃ落とせないのは分かってる

 若い女という武器を最大限に活かせる ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる 
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
窓を大きく開け放ち
男はそのままの姿勢で倒れこんだ
夜風にカーテンがゆれるだけの
ささやかな部屋
カーテンの色はミントブルーで
男の好きな色なのだった
思い出の中で静かにゆれている
今も ....
やさしい足で走っていたら
胸まで砂の入る転びかたをした
目の前にある白く小さい手は
逆光で誰ん手か判らないまま

わたしはその手にすがろうとはしない

胸に入った砂が肺で
雑ざりあって ....
折り畳まれた傘を
小さくまとめながら
ポールにもたれかかる私を
溜め息だけが見つめている
 
お婆さんが腰かける
その左隣に座りながら
私の右手は電磁波を帯びて
きっと、誰かを攻撃して ....
             -「戦後」に


手足が期待のようなものに透け
それを静かに束ね(斜光が胸を薄くする

「きみ、腕が痩せたね
「僕、肩が落ちてね

窓の外から
母たちのお ....
コスモスのピンクが、夕陽までも染めている
川端を飾るのは、彼岸花の火花の群れ
それらは秋風にしなやかに身を任せ
冬を迎える憂鬱を柔らかに受け止めてから
羊雲へと放ってくれる。

 ....
一人ぼっちで
影を踏んで遊んだ、帰り道
空は何者かに犯されて
真っ赤に燃えていたことを
それだけを、ただ
覚えている
 
無垢な手のひらを伸ばした
見知らぬ稚児の瞳には
あれは、鮮や ....
病院内で知り合った
女の子が

儚くなった

茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて

フリルやレースの
かわいい洋服を着て

いつも微笑を湛えていた
その彼女が

もうい ....
わたし桜の花になりたい
ふたり出逢ったころ
空を埋めつくすように咲いていた
あの満開の桜の花になりたい

わたし風になりたい
いつもふたりのまわりを取り囲んでいた
あのやわらかな風になり ....
異国へ旅立つ 
彼の背中を 
小さい額の中から 
いつまでも 
亡き母はみつめていた 

手前に置かれた花瓶の百合は 
あふれんばかりに咲き乱れ 
いくつかの細長い{ルビ蕾=つぼみ}は ....
信号が赤になり 
車を停めると 
予報外れの雨粒を拭う 
ワイパーの向こうに 
頭を霧に覆われた
高層マンション 

霧のちぎれる間に覗いた 
バルコニー 
干されたままの布団がひと ....
今日もまた

一人 ベッドの上で

一日を遣り過ごす


陽が落ちて

段々と暗くなって

街灯にオレンジの明りが灯る


アタシは

貴方を愛しく想いながら

暗 ....
空に 空に
吸い込まれる
真っ白い太陽が
風の吹かない季節の王

海へ 海へ
ゆっくり溶けていく
真っ赤な太陽が
風の吹かない日の王

わたしたちの心を
焼いて 焼いて

記 ....
『うれし雨』

この雨は泣いてる雨なんかじゃない
きっとうれし雨なんだ
そうじゃなきゃいけないんだ


『何でも無い一日』

ただひざを抱えて
外を眺めていた
少し肌寒いのは
 ....
夏を ほどいた
波が

少し
季節はずれの
サンダルのつま先を濡らす

ここに 影もないのに

わたしは 何を 期待しているのだろう

打ち寄せる 波のレースは
その度ごとに
 ....
うそは泥棒のはじまり
だったはずなのに
ひとは誰でもうそをつく

愛するが故のうそだからと
あのひとは
目も合さずにつぶやいた

その場しのぎのうそを重ねて

針千本の〜ま〜す
 ....
それが楽しみで少し早く起きたりするの
いるのかな、いないのかなって
いつくるかな、こないのかなって
ちょっとソワソワするのも好き

いざ見つけ出したら急に視線はずしちゃったりして
ちょ ....
ジャストサイズを選んだはずが
いつのまにかもの足りなく感じる

酷いことだって分かっているけど
追いかけられると逃げ出したい時もある

あとを濁してばかりのこの暑さも
街で香るつけす ....
変わらない時間

それが繰り返されている

そういう場所が

きみの心にはありますか


きまりきった場所を、

足ばやに、ゆき過ぎる、

魂を、みがく暇すらありません、
 ....
酔っ払って
海岸に
遠くの音
ひずみの向こう
波は立ったまま
立っている

寒いのは
恋人を連れていないから
あたたかい手を差し伸べる人を

遅くまで起きていても
誰も叱らない ....
 


「 シジン 」


      詩を書くひとが すべて詩人というわけじゃない。

      詩のような生き方が 
   
      詩そのも ....
 街に日が射して
 コンクリートの
 続く壁面が白く発光しているのを
 たよりにつたって
 あるいて
 その擦り傷のようなざらつきの
 わずかな影のさき
 壁の尽きるところの
 晴れや ....
風の声を聴いたら 明日が見える気がした

下り坂で 躓くこと

立ち止まれることでもある


痛くて 痛くて 痛くて だけど

もう 転がらずに ひとやすみ

木陰に座る
 ....
隙間から漏れる風に誘われ
当て所なく泳ぐ午後十時
空を縫う電線を辿れども
待ち望む場所に帰れはしない

提灯屋台から漂う焼串の香り
車道の真ん中で踊る同輩
年の見合わぬ男女とすれ違う
 ....
私よりも

     綺麗で

          頭の良い人に


好きって言われたら

              どうするんだろう








 ....
あの人はね 
魔法の花が好きなんだ
夜に咲く黄金の花が
誰を待っているのか知らないけれど
あの人は待っている ずっと前から
満月の夜 
魔法の花は満開で
あの人の影が映るだけ・・・
貴方が飛びたいと言うのなら
私が翼になりましょう

どこまでも高く
どこまでも遠く

あなたの望むところへ
私が連れて行きましょう


そしていつかそれが汚れたなら
かま ....
小田急の踏み切り 急かす暗闇
私たちは歩いた
いつもと変わらないはずのコンクリートを
「どうってことはない」
毎日が過ぎていくことを除いて

「私たちでいたい」
願いは高慢であろう 君に ....
振りむいてみる

この影は

月の影か

夜空の月

鏡のように照る


宇宙の

影は実体だろう

宇宙の

鏡は生命だろう


振りむいてみる

この影 ....
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