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桜を煩わしいと
思ってしまうのは
どうしても
思い出してしまうから

葉桜のほうが好き
そんな嘘をつくのは
桜そのものを
嫌いになれないから

どうしても
思い出す
あなたの頬 ....
咲かぬ花を温めて
孵らぬ卵を包み
私たちは手を繋がず
夜明け前に夢を見る

鳴いてはならぬ 暁の鳥
目覚めてはならぬ 琥珀の瞳
結んではならぬ 明日の実

空には真白な三 ....
春が咲く
心が開く
風が芽生える
夢が始まる

春が咲くと
なぜだろう
不思議と気持ちがすがすがしい
空気が軽くなったのかもしれない

春が咲く
時がさえずる
地が羽ばたく
 ....
金色のコインは
自分だけの幸運のお守り
誰もが金色に目がくらんで
うらやましがって 欲しがって
本当の価値を知らないくせして

落とさないように
盗られないように
強く握りすぎたコ ....
背後から抱きしめられる気配が
して
「だぁれだ?」
そんなのあなたに決まっているのに
他のだれかを想像してみる

雪の降らなかった今年の冬を
ひとりで歩いてみた
行き先なんか
決めた ....
常に ゼロ、
今が、ゼロなんだ。
だから、僕は生きる。

目的、理由、使命、
そんなものが人生にあるべきなんて、僕には思えないんだ。
呼吸する一つの体と、この心だけが
ただ、 ....
春の気配を漂わせても
外はまだモノトーンの景色

窓辺
揺れる裸の枝先の
まだ開かぬつぼみ

食卓を飾る赤は
花瓶に押し込められた薔薇
生気のない色はイミテーション
ならばまだ ....
おねがいです
楽しい歌や
美しい歌など
けっして
歌わないでください

美味しい酒や
贅沢な料理も
ここでは
けっして
食べないでください

家族や恋人同士で
ほほえみを交わ ....
夜風が音を立てずに私の髪の間をすり抜けた
それは君が私の髪に触れた時の感じに似ていた

闇に姿を合わす木々達が音を立てる
自分の呼吸の音を聴けと静寂を消し去る

私の{ルビ足=ヒー ....
猫の鈴が暗い緑を揺らす
さわりのない ぺたんこの靴と
長くて白い靴下

じゃんけんで負けたように肩を落としていましょう
まだ 存じません
鳴るかも知れません

唇をつきだして
ふふふ ....
胸をお借りしても いいですか

肩に少しだけ 寄り掛かってもいいですか

もしよかったら 抱きしめていただきたいのですが

そんなこと 頼んでも いいですか



貴方と私はついこ ....
昨夜の大雨で 
水{ルビ溜=たま}りに{ルビ浸=つ}かった靴に 
古新聞を丸めて入れる 

翌朝 
すべての水をすいこんだ 
古新聞を取り出し 

しめった重みを 
ごみ箱に捨てる  ....
久しぶりに良く晴れたその日の夕暮れに
私の体温が奪われていく様子を
歩道橋の上から透明なカラスが見ていた

カラスはその向こう側が
全く透けて見えるほどに透明だったけれど
そのカラダの形 ....
1つ屋根の下
君の吐息が
髪を揺らす
 
透明の境界線が
越えられなくて
今日も左肩は冷たい
 
4?の世界を
1?の世界に変えることができたら
なんて思っても
左肩の冷たさに
 ....
当時はもてはやされた
流行のデジタルカメラ
今では部屋の片隅で
勢いで買った専用のプリンタとともに
すっかり埃にかぶっている
電池も完全に切れている
プリンタに差し込まれたままの紙は
純 ....
たくさんの事
不揃いな事

集めて

一つの袋に
ないまぜ

振ってみても
心地よい音など鳴らないが

愛しさの重みがある

証だね

隣の人がぽそりと言って

私は ....
 つないだ手のぬくもり
 暖かな日差しに照らされ
 おもわずステップしてしまいそうな
 そんな


 ある春の日


 公園にはいり
 芝生の上に仰向けで寝る
 鳥達のさえずりが ....
もう少し、
もう少しだけ此処に居させて。
君の隣りに居させて。
この夜の体温を感じさせて。

もう少し、
もう少しだけ残酷に愛して。
残酷に夢を切り刻んでしまって。
手遅れになった私を ....
昨夜 横臥で金縛り
今朝は朝から肩が重く
月曜から休みを取れば
部長の小言がうるさい

分ってるから
多少無理をしてでも
会社に行くしかないんだ

二十八年の人生で覚えた事
妥協と ....
朝焼けた空に 名前をつけてみて

産まれたばかりの「今日」が高く泣いて

真っ赤に腫らした ひとつきりの瞳


泣き疲れた「今日」の 幼い手をひいて

ほら、こっちだよって
 ....
「はぃ 次」
「はぃ 次 お願いします」
と 幻灯機の一齣一齣のように
風に掠められた青い春
 ....
ふかい夜のそこで
ひざをかかえていても
かならず夜明けはくる
地球が回っているかぎり…

かなしみのそこで
かなしみがつづいていくのは
じつは
あなたがあなたじしんで
かなしみを追い ....
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
春へと続く回廊は
まだ細くて
差し込む光に
白く歪んでいる
三月は
足裏を流れる砂の速さで
大切なものを{ルビ攫=さら}っては
あやふやなものばかりを
残してゆく


  いくつ ....
人は悲しくなるとき
夢を抱き
人は悲しくならないようにするために
夢を創りだす

時に悲しみは和らぎ
その悲しみはやさしさへと変化して
人の心へと伝わり
心の輪が生まれてゆく

人 ....
よみがえる言葉を
踏みしめながら
いつの季節もささやかに鳴り


 のびゆくはずが
 逃げてゆけないものへと
 落ち着いてしまった

 あたらしく
 おとを試して、
 更 ....
雨は激しく降り続いてます。

久しぶりの雨は元気のようで。

止む気配は感じられません。

実は、涙を流してたのです。

理由なんて言えませんが。

ひっそり、こっそり、流してまし ....
午後の教室
一番後ろの席で
眠りとの間に揺れていると
ずっと遠くの方に喧騒が消えていく
穏やかに舞う埃が
知らない間に袖に張り付いて
一緒になって光合成していた
金曜の午後

ノート ....
突然
季節を忘れて
しまったかのような
 
そんな暖かさに
包まれた夕暮れ
 
 
縄跳びに夢中になる
見知らぬ子供たちの
笑い声が高く響いて
 
向こうの方では
あつあつの ....
命知らずな黒猫
いつもなにかとぶつかって
近づくものに牙を見せ
触れるものに爪をたてた

残した爪あとは
彼の生きた証
孤独すら恐れないことが
彼の勇気

恩知らずな黒猫
傷 ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3771)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桜化粧- FUBAR自由詩10*07-3-8
沈丁花- さくらほ自由詩8*07-3-7
春が咲く- ぽえむ君自由詩4*07-3-7
プライスレス__コイン- 黒い鴉自由詩107-3-7
だぁれだ?- 恋月 ぴ ...自由詩42*07-3-7
「今をゼロにする勇気」- 和 路流 ...自由詩3*07-3-7
薔薇と心臓- ベンジャ ...自由詩5*07-3-7
花葬- 大覚アキ ...自由詩407-3-7
開花- 海月自由詩3*07-3-7
月の下のお話- 砂木自由詩9*07-3-7
甘え- まりも自由詩6*07-3-6
「_寺の仏像_」_- 服部 剛自由詩7*07-3-6
透明カラスと夕暮れ- 松本 涼自由詩1007-3-6
アンブレラ- 瑛治自由詩207-3-6
写せなくなったカメラ- ぽえむ君自由詩14*07-3-6
フクロ- 藤原有絵自由詩8*07-3-6
ある春の日- 山崎 風 ...自由詩707-3-6
夜の体温- 朽木 裕自由詩607-3-6
終わらない- 松本 卓 ...自由詩207-3-5
『福音』- しろいぬ自由詩5*07-3-5
confession- 信天翁自由詩207-3-5
夜明けを待ちながら- ふぁんバ ...自由詩9*07-3-5
マントル- 石田 圭 ...自由詩3007-3-5
桜通信- 佐野権太自由詩18*07-3-5
人は悲しくなるとき- ぽえむ君自由詩8*07-3-5
針葉樹- 千波 一 ...自由詩14*07-3-5
涙音。- 狠志自由詩307-3-5
ピアニッシモ- 夕凪ここ ...自由詩11*07-3-5
出発地点- 紅柳みつ ...自由詩507-3-4
かすり傷- 黒い鴉自由詩207-3-4

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