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小学生の頃
春の小風の中にふわふわと漂う
ケサラン パサランを見つけた
うさぎのしっぽのような丸い格好をして
まっくろくろすけが
まっしろしろすけに塗り替えたのかと思った
ぼくは
逃げら ....
灰緑の部屋で 私たちは
話をしている
天井や壁に貼りつけた
太陽や月や星たちを
そろそろ違う場所に
貼りかえようか と

私たちは長らく
この部屋に棲んでいる
いや あるいは
この ....
満たされぬ日常に潜む誘惑は
韓流映画に息づく昭和
という時代のように無様だが
それでも
欠けているパーツを
求めずにはおられぬ未完成の遺伝子に
駆り立てられ追われるように
する
次のセ ....
結婚が決まって 指輪を買いにいった

おもちゃみたいなアクセサリーばかりの私
緊張して店員さんに 結婚指輪をと言うと
いろいろみせてくれた
自分の指のサイズも まともに知らなくて
次々に  ....
僕がいないと

君は泣くから。。。


だから

守らなきゃと思ったんだ


たとえそれが

君のためにならないとしても

たとえそれが

僕の偽善心だとしても

 ....
家の中に線路が開通した
これからは毎日
海へと向かう青い列車が
部屋を通過していくそうだ
最寄の駅はいつも利用している駅だけれど
春になったら小さなお弁当を持って
二人で海を見に行こう ....
 夜に音楽を聴くと
 とても感慨深くなる
 どこかからしんみりとした風が胸の中へ入ってきて
 僕は生きているという実感を持つことができる
 夜の旅
 時計の針の音に乗って
 色々なことを空 ....
                     2007/02/10
空部屋を求めて
新百合ヶ丘駅前に着いた

仲介手数料0.5ヶ月分
敷金1ヶ月、礼金なし
1ヶ月分の家賃は
任意と書いてある ....
二月をはじめたばかりの空に私は宿る
人見知りの日差しはまだどこかぎこちない

手放した温もりを眺める視線と
手放された痛みを撫でる記憶

風は中途半端に冷たい

人気のない歩道橋の上の ....
なびく髪に右手をかけて
岸壁で揺れる君
大丈夫よ、と言う声が
気のせいじゃなくて
確かに震えていた

けれども

僕は知らない振りを決め込んで
安堵のため息を漏らしてみせる


 ....
郵便受けに葉書を取りに行くと
ワニが立っていて
小包は腹の中にあると言うので
両手で口を大きく開いて
上半身を口の中に入れて
ようやく取り出すことができた
小包を開けると
小さな電卓が出 ....
誰か傘を貸してくれ
哀しみで濡れた心を
乾かす場所が欲しい

僕の見ていた世界は
淡すぎた
世界はこんなに
クリアで脆いもの

細胞壁くらい欲しい、
僕の体。
哀しみが心の中に染 ....
原野に群れをつくり
歌い続けていた花の
落ち窪んだ中心で
旋回する帯の雲
高温の閃光弾けて
葉をなぎ倒し
手を覗くと乾涸びた大陸
声は枯れてゆき
歌われたものたちは
砂に還る
 鳥たちは木の実を食べながら
          種を運ぶ
 ゆめの若木が根付くようにと
蝶たちは花粉の足で飛びまわる
 望みの花が目覚めるようにと

     未見の年があける朝
   ....
南アメリカの移民たちが
今日も公園のベンチにだらだら集まり
俺は隣のベンチで
空を見ている
ぽっちゃり太った女たちと
小柄だが生活を支えてゆく肩を持つ男たち
幼いのに遠い目 ....
君が眠い顔してる


君が眠い顔してる



さっきのさぁ


ぶち犬の軽やかなステップ

最高だったよ



生なりの大きなカーテン

ひるがえった空の上

 ....
小さい足の
小走りピアノ
今日はとなりのネコとかけっこ

空気の上を弾む足
いっしょになって浮かされて
勉強どころじゃなくなった

もっとたくさん弾んでよ
耳にこぼれる音の玉
弾ん ....
?いつまで泣いてるの?って聞いたら

?あなたが謝るまで?って言うから

とりあえず謝ったら怒り出した


それでも泣き顔を見るよりいいから

今度からは素直に謝ろう ....
どこまでも広がる青


空と同化して一色になる


ねぇ、どっちがマネをしているの?



私たち人類、いや生物を生み出した青



その青はやさしさの青ですか?


 ....
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので

あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく

(紙の野原で北風が笑っています)


雨の日の ....
ねえ
あなた一度だって
私の名前を
呼んでくれなかった

ねえ
あなた一度だって
私の名前を
叫んでくれなかった

少し肌寒い夜に
あなたの中にくるまってると  ....
あなたとの出会いを運命と呼ぶのなら
それは綺麗過ぎるのかもね
こんなにも分かり合えるのに
互いを騙しあって
こんなに傷つけ合ったのに
それでも愛しくて

永遠なんてないとあなたは言うけど ....
物語を聞いてしまうと
彼女は不満げに頬を膨らませた
小さな手がタオルケットの端を
強く握っているのが見えた
硬く白くなって
欲しいものを手に入れられない嫉妬に
震えている

だから
 ....
憧れは遠く遠く
置き去りのままの夢を追う

呟いて転がしてばかりで
行動に移さない僕は
全てを他のせいにしては
仕様がないって諦めてるんだ

どうせ、が口癖になって
本 ....
親の顔なんか記憶にない

物心ついた時からこの

薄暗い施設で育てられて

周りの子たちとも全く馴染まず

一言も口を開かないまま育った




だから自分の声がどんなものか ....
少々、収縮
己の、欲求
エゴイズムで壊した未来

プライド、無料
スマイル、有料
私の指先だけで屠れる
君のすべて

私に笑ってよ
君が笑ってよ
君が幸せなら、私だって幸せだよ
 ....
赤いおととが ひらひらと

右に左に身をくねり

赤いおべべは誰のため

水に弾けて凛と舞う


するりと冷たい{ルビ玻璃=はり}のなか

くるりと廻って裏返し

{ルビ ....
何もできなかった自分なので
私は私に
何もしてあげられなかった
それでもその過去は
私の過去
何もできなかった過去であっても
大切にしておきたい

何もできない自分なので
私は私に
 ....
久しぶりの母からのメールは
「もうおとなりのうちの庭に梅が咲いたよ」だった
慣れぬメールをポツポツとうつ母の姿が浮かぶ
娘が梅の花に興味がないのは知っているはずなのに
伝えずにいられなかったの ....
木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう ....
1486 106さんの自由詩おすすめリスト(3771)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「ケサラン_パサラン」- 404 not foun ...自由詩10*07-2-11
灰緑の部屋で_私たちは- 塔野夏子自由詩15*07-2-11
時代- WILLY自由詩107-2-11
結婚指輪- 砂木自由詩25*07-2-11
cry...- 三架月 ...自由詩3*07-2-11
海へ- たもつ自由詩1207-2-11
空想夜- はじめ自由詩3*07-2-11
南北西東- あおば自由詩14*07-2-11
二月- 松本 涼自由詩8+07-2-11
*碧憶*- ちと自由詩5*07-2-10
小包- ぽえむ君自由詩15*07-2-10
失恋レイニィ- ゆうさく自由詩3*07-2-10
コーラスエンド- 及川三貴自由詩6*07-2-10
黒い花ー2007・1・1ー- 信天翁自由詩307-2-10
休日- 水在らあ ...自由詩16*07-2-10
君が眠い顔してる- ビーチ自由詩5*07-2-10
気まぐれピアノ- ポッケ自由詩3*07-2-10
「ごめんね。」- BM自由詩5*07-2-10
- テルテル ...自由詩1*07-2-10
Blue_Planet_青い星- 青色銀河 ...自由詩1707-2-10
あなた- なかがわ ...自由詩4*07-2-10
- イヴ自由詩3*07-2-10
語ってしまった後で- 及川三貴自由詩7*07-2-10
理想の、- AKiHiCo自由詩307-2-10
song- 三架月 ...自由詩3*07-2-10
親子丼- 完食自由詩2*07-2-10
金魚鉢- 朱雀自由詩3*07-2-9
何もできない自分なので- ぽえむ君自由詩10*07-2-9
おかえりなさい- さくらほ自由詩21*07-2-9
木漏れ日が- 七味とう ...自由詩6*07-2-9

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