あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた


あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり


癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
ことばの森の中
今日も歩き続ける

迷い込んだ
ずっと奥深く
流れていく
ささやかな小川は
さら さら と
どこに
流れ着くのだろう

ことば
それはただの
ツールにすぎない ....
はじめて自転車で転んだとき
きれいな模様の種をひろった
部屋のすみに小さな鉢を置いてまいた

はじめて喧嘩をしたとき
種から芽がでてきた

塾通いを始めてから
すくすくと成長して葉が繁 ....
この中に
この肌色の中に全て
この小さな体に
長い長い腸とかがうねりうねり

両手で抱いて
人間の匂いがするぞ
人間の匂いがするぞ
しんせんな
人間のにおい

わぁ赤ん坊の匂 ....
{引用=
約束は
守るよ
だから
約束は
できないよ

そういって
なんだか
かなしそうに
笑う
きみが
よく
見えなかった


傘のせいで


人生はなかなかうまくいかないもんさ

それでもなんだか楽しんでにこにこしていこう

遠くへと 遠くへと

どこまでも行ける気がして


ちょっとした約束なんて忘れちまうもんさ

 ....
携帯電話から母が出てきて
べつになんでもないんだけどさ、と
なんでもないことをしゃべり始めた
この「なんでもないこと」というのは
父が発明家になってしまって
サラリーマンのほうが都合が良いの ....
言葉なんて糞さ!
単なるインクのしみさ!
もしくはドットの点滅さ!
とめはねはらいのくねった線さ!

言葉なんて嘘さ!
単なる喉の震えさ!
大事なことなんか何一つ言えやしないさ! ....
生まれ落ちて何年だ?  今この手に何がある?              わからない。      別にいいだろ?                             みんなそうだろ?         .... 僕の手は小さい
他の誰よりも小さい
色んな人に支えられながら
色んな人の助けを借りながら
ここまで大きく育ってきた
それでもまだ僕の手は小さい

本当は色んな人を支えたい
本当は色んな ....
想いが素直にことばになったときは嬉しい
けど
あなたにちゃんと伝わっているかどうかはわからない
だから ちょっぴり不安です

ねぇ

ちゃんとつうじていますか

私 の{ルビ 詞 = ....
一足 一足と 雨が近づき
一つ 一つ 我々が浄化され

雨 雨の日に崩れゆくビル 
舗装道路が湿り気を帯びて腐乱してゆく

人が人として輝くために全ての物質は滅び

雲が押し寄せて
 ....
くぼみに合わせたように
はずむ はじく
その球体
まつ毛の先に

手の中に落とすと
水たまり
手相は小さな 細い川
まるで地図帳の
一角


屈することなく
落ちて  ....
{画像=080522023223.jpg}
口に出した言葉が
石英のように凝って、
カチリと落ちたら
いいだろう!?


ぼくはお喋りに夢中になって、
なにがなんだかわからなくなって、 ....
泣きはらした様な空が
広がり
あたしのうちまたを
細い暖かい体液がまたながれて
玄関の先の土を濡らしてる
うすぎたない腕を
切れそうな糸のように伸ばし
母が若い稲のようにふさふさとゆれ
 ....
そこにあるものは


全面を青く塗り潰した

あたかも絵のように飾られたもの


ある男は言った

ただの青かと


ある女は言った

涙の絵なのねと


子供は言 ....
肚、なくなって久しいが
これを求める人々があとを絶たないのを見るにつけ
渇望されていることを知る

現れる土壌でないことを
察していても
なお
{引用=

青い夜道

降りしきるものに
真紅がまじり

花片を踏みしめ近づく
白い脚先


冷たい絹に包まれた
やわらかな しなやかな
抱きしめても届かない身 ....
「別れる日は決めてあるんです」
あどけない顔をして
サラッと彼女は言う
離別の餞まで手に入れた
お人形のような瞳には
背景の妻子の温度は伝わらない
サーモスタットはいつ壊れるかわからないの ....
凍えてる
なんて
いいわけを隠して
プールサイドに
埋めた
水草の気持ち

僕の
好きだったもの
すべて
きみに見せられない
夜が
こないことに
なんの疑問もないなら
朝に ....
その幹線道路を折れて
閑静な住宅街へ入る

丘へ向かって
ダラダラと伸びる坂道を登る

要塞のようなマンション群
東京を見晴らせる 丘

複雑な構造のマンションは
ト・ウ・キ・ョ・ ....
震える指で
窓硝子を撫で月を見て
太陽の残り香を
目を見開いてじっとかき抱き
そして貴方は
眠りにつくの?


せかいはやさしい
誰の戯言か知らないが、



時を止める方法 ....
世の中には支えるひとと
支えられるひとがいる

支えるひとは暗い海に胸元まで浸かり
力の限り支え続け

次々と押し寄せる荒波に揉まれては
やがて力尽き海の藻屑と消える

支え続ければ ....
{画像=080524153641.jpg}

人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
恐ろしい絵本を読みたくて
深夜の本屋に忍び込んだ
硝子を割ったのにセコムは作動しなくて
別世界にきてしまった気がした
 
グラビアから世界地図まで
滑るように見つめていると
ふとした拍子 ....
(1)
まぶたには
海よりもたくさんの
なみだ というものが
満ちては引いて
ときに こぼれます

しあわせな、いちにち
うつむいた、いちにち

わたしは顔をあげて
まるで洗面器 ....
とろり、と満月が零れる

そんな夜に終わったのだ
もはや何も共有しないあたしたち
心は見えないほど近くて
ベクトルはすれ違った

泣きたいときこそ涙は枯れて
代わりに零れる月、琥珀 ....
夜が黒いから

登って

(13)

のぼって

こわいことしようよ



堪えられなくて

わたし

首根っこかじった



(血はくろい
くろいからこ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
屹立した断崖に守られた
小さな浜である

波は平たく伸びて
漂着したものたちの空ろを
静かに洗う

持参した
小瓶のコルクをひねると
砂つぶのような詩がこぼれて
波にさらわれてゆく ....
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