バターを塗ってちょうだい
きょうもぼく
朝からハチミツレストランで働く

レストランの朝って
きみが思うよりずっと早いんだよ
だってまずは蜂の巣狩りするんだもの
それがぼくの担当
まだ ....
歩いて来た路
振り向けば
沢山の足跡があった

皆が同じ路を
歩いてきている
この先も沢山の足跡
その上を僕も歩くのだろう

別に僕じゃなくても
良いんだと知った

僕でなけれ ....
2月14日 バレンタインデー

モテないオイラにゃ関係ない日

最低気温マイナス2度 寒いのに コートもマフラーも校則違反

バカバカしい校則とも もうすぐ おさらば

卒業式まで ....
液晶の画面の中では
愛と恋とが
消費されて擦り減って
それでも笑顔を忘れずに
人間の傍にぴたり、と
まるで一人では生きられない
飼い馴らされた犬みたい


マニュアルなんて
何も知 ....
すれ違う人たちの
魂の先端を少しずつ摘み取ってはポケットに入れる
ひっそりとした動きなので
たいていの人はすれ違っても何も気付かない
ときどき
けげんな顔をして立ち止まり
胸の辺りに手 ....
わたしを手渡されたときの
あなた
ちょっと驚いたように目を丸くしてたよね
ぎこちなく両手で受け取ってくれて
すなおにお礼を言ってくれた

わたしは
この日のために生まれてきたようなもの
 ....
きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ

小学校 ....
舞台は 一つ
この火宅 娑婆世界の巡り にて

台詞は 一つ
私は意志する

友だちとの何気ない会話 なごむ
阿修羅のごとく キーボードを打ち
投げ出された本の ページ ページに

 ....
浮遊するデバイスを跳びこえて
赤青白のケーブルを駆け抜ける
明滅する二進法と
変換される思考と
踊るビットの配列で
最短経路を突き破れ


浮沈するルートの迷宮を脱出しよう
スイッチ ....
目に入る光が痛い
頭が痛い
満員のバスが痛い

英語の文章80近く
地下鉄の加速度にちぎれてくシナプス

そんなロジック
駆り立てて
研ぎ澄まして
吐き気がしそうなくらいの眩しい反 ....
 ヒビの
 まつりの
 ちょうちんの
 蛇腹の影を指先で
 破って遠く青色に
 逆回転した明るみの
 正午、
 南中した太陽に
 気を失うほど目線の重なる
 白い顔
 白い顔
 ....
 
 

八時から八時半の間
私は無言でテーブルで待っている
あなたの帰りをテーブルで待っている


定時に帰ってくるときあなたは
必ずその時間に帰ってくるから
八時から八 ....
愛する事が罪ならば
罰を受けても構わない

私の中で貴方は
熱い塊になって
微熱を浴びた身体は
正常な思考を失う

夢かもしれない…
愛ではないかもしれない…

私の中で貴方は
 ....
デニーズの半円形のテーブル席で
フローズンヨーグルトを飲みながら
通りを眺めてる と
フローズンは溶けて
ヨーグルトになった
すこぶる健康な昼
着信があったよ
シンガポール ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
瞳を反らされるたびに
鈍い音が響きます

背中を見送るたびに
激しい刹那が襲います


近付く距離の真実は
遠退く距離を意味し
追ってはいけない足跡と知りました


決断の揺らぐ一瞬に
泣けない弱さを ....
甘い誘惑の実を
齧ってしまったら最期

醜い本能を曝け出して
どうぞお気に召すまま

玩具にされて
玩具にして
幾度と無く繰り返す

狂って喚いて果てては求め

お次は如何致し ....
紫色のくちびるを震わせ
熱いコーヒーで暖を取るわたしに背を向けて
あなたはストーブに薪をくべている

見覚えのあるチェック柄の毛布
あなたの匂いを胸一杯に吸い込んでみた

冬の嵐の去った ....
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる

呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま

ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ....
 ときどきわたしは きみのけいこくをわすれてしまっては
傷を縫った糸を食いちぎられる思いをする
 ときどききみは わたしのおもいなくときにあらわれて
たどたどしくやわらかく、レクチャーをして ....
ぼくの声は停滞した感情だ
ぼくの声は耐えきれず吐き出した汚物
それを書き殴って人目にさらすのは立派なオナニーだろう


芸術だとかそんなものを理解したことはないし
きっとそれは余裕のある人 ....
飛んでいくふぬけたたましいを 穴に転がして
ぼくらは 一閃の 仰々しい桜になる
中途半端な 怒りに 強姦されているのは 僕
女じゃない
壁に 鳥の鳴き声
緩慢にも見える正義
飛んでいく明か ....
この世界では
もう
寄り添うことができないので

わたしは
新たな世界へ
あなた探しの旅に出る

指を鳴らすと
広がる世界

影絵遊びで
小さな世界

新たな世界は
多く ....
(ゆっくりと わらった)



螺旋系に抱き合う
全てが終わった後のくらやみのなかで
遠くにいる小さな影が僕に向かって手を振るのが見える
生まれることさえ許されなかった無数の ....
町はやはり動いて


流れて
流れて
この固い冬もいつかわすれて
また息をする
そのときある風景を吸い込んで

流れ消えてゆく落ちた葉の
葉脈は細緻で
伸びていった先よりも
う ....
 
整頓する
 
時には
捨てながら
 
ヒトの心には
そんな作業が
必要なんだ
 
散らかったままじゃ
前には進めない
 
生まれ変わったら
あなたの家のそばの
電柱の脇
段ボール箱に捨てられた
白い雪のような猫になるの
あなたはすこし困ったような顔で
にゃあとなくあたしを拾い上げるわ

赤いプレゼント箱は ....
紡いだ言葉の最後は誰も知らない
読み終わった書籍は本棚に収まり
二度と触れることも無く色褪せる

風船に願掛けした思い出の四季
春色の風景だけが夏空に浮かび
心地よい秋風に指先は冬の寒さ
 ....
すべてを打ち明けたら
すべてが壊れる気がしたから
おお、すべて見えていない{ルビ徴=しるし}に
思い出の風 舞い散る

ウインストンのあこがれが
ふたりの、足元にまきつく
最後に話した背 ....
沈んでく夕日みつめてひとりきり誰を待つのか知らない黄昏

さよならと言えないままに日は暮れて君と二人でどこまで行こう

終わらないあの日と同じ夕間暮れ悪夢にも似た遊戯は続く

いつまでも日 ....
わらさんのおすすめリスト(2525)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バターを塗ってちょうだい- れんげ自由詩508-2-14
- AKiHiCo自由詩308-2-14
2月14日、朝- 北大路京 ...自由詩6+*08-2-13
出会い- 小原あき自由詩24*08-2-13
たましい- Utakata自由詩408-2-13
甘いひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-2-12
虹と紙ヒコーキ- ふぁんバ ...自由詩9*08-2-12
生・死演戯- アハウ自由詩108-2-12
Network- 由志キョ ...自由詩108-2-12
昼夜逆転- 相羽 柚 ...自由詩2*08-2-12
欠伸- 水町綜助自由詩408-2-12
主婦のmeditation- あすくれ ...自由詩3*08-2-12
愛する事は罪- @ショコ ...自由詩208-2-12
デニーズへようこそ- むらさき自由詩4*08-2-10
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
さよなら- 見崎 光携帯写真+ ...6*08-2-9
本能- ライチ自由詩308-2-9
拾われたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-2-8
アースシャイン- 夏野雨自由詩64*08-2-8
予感- 唐草フウ自由詩9*08-2-8
オナニープレイ- アルビノ自由詩108-2-7
心境- 奥津 強自由詩108-2-7
探し出してくれてありがとう- こゆり自由詩10*08-2-7
死者たち- Utakata自由詩708-2-7
過呼吸- 水町綜助自由詩508-2-7
整理整頓- 次元☆★自由詩308-2-7
あなたの猫になりたい- ふぁんバ ...自由詩7*08-2-6
- 海月自由詩108-2-6
コールド- 唐草フウ自由詩3*08-2-5
黄昏遊戯- 未有花短歌12*08-2-5

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