もしもあたしに意味があるのなら、
あたしは泣いてしまいたい。

あたしの意味はあなたなのだと
豪語したあの日が狂おしくって、
(苦しくって、息が、小さくなって)
この瞳には濁った水滴 ....
星島 〜タカラジマ〜




銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは

指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球

広すぎる世界 ....
あなた
こんな夜に
あなたの強い視線を
その行き先のことを
ふと考えてしまった
私は、ね・・・

「私は、ね・・・」
口にしかけて、やめてみた
伝わるなんて、理解されるなんて
はじ ....
器の
壊し方を知っている
けれどもわたしは
外側にいない

器の
壊れ方をおぼえている
けれどもあなたは
内側にいない


 朝と呼ばれるものや
 愛と呼ばれるもの
 ....
セミの声を追いかけて
見知らぬ森ん中
麦藁帽子のつば先は
南の方を指していた
虫かごん中はからっぽで
虫取り網を空高く
どんどん奥へと進んで行った

四方八方セミの声
どっちへ進めば ....
涼しくなった夜を迎えたら

わたしはもう  必要ないの

暑かったから  一緒にいられたの

強すぎる 日差し

ゆらゆら揺れる 街の熱

冷めない 熱帯夜




何も ....
涙するほど悩んでる人は

小さな願いをずっと抱えて

生きている。

強がって見せて

全て自分のせいにして

生きている。

キミだけには笑顔をあげたいから。
また、一粒 涙をこぼす
こぼすたびに
わたしの心が汚れてゆく

この涙は
自分のために堕ちてゆき
床をぬらすだけの
水にすぎない

誰かのために
ながした涙は
 ....
助けてください
指輪を飲んでしまいました
細い、銀色の
装飾らしい装飾もない
小指につける小さな指輪です
それが喉にひっかかって
なにやらひどくむず痒いのです
いえ、指輪でございますので ....
手遅れ、と


浜辺に寄せる弱音


汽笛に消された潮騒を


どこかに探してみたりして



声をなくした鳥のよう


唄うも風は冷たくて


結局ひとりを持て ....
 
 
やさしみの
さかなが
しずかに
みなもをおよぐ

やわらかな
さざなみは
しあわせなきおくを
みたそうとする

やきつくされたあさ
さいれんがなりひびく
しきはまた ....
悔しくて悔しくて
あらん限りの力を絞り、握り拳作った
でも僕の拳は虚空を空しく切るばかり

何がいけないのかわからない
どうすればいいかもわからない
暗闇のじっとりとした手触りだけが、切々 ....
こころ、が
ほどけていく

ゆるり、ゆるり、と
流れていく

苦水を干し
甘水を欲する

頑なに形を得ようとはせず
熱に垂れて
想いに焦げて

こころ、は
時折 玉となり ....
はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた

あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう

思わず ....
さよなら、さよなら、


記憶を解き放って 
遠ざかる夏の
四角く切り取られた 空


枠からはみだした場所では
かなしみによく似た顔の
ぼくたちが
今も、酸欠になっている

 ....
「家族の通話は無料です」
携帯電話会社が前面に出したキャッチコピー
広告は時代に敏感で
なおかつ時代を創り出す

家族通話無料の時代がやってきた
そうでもしなければ
家族の会話が弾まない ....
泣きたいときは 泣けばいい そんな簡単なことに 今気付けそう

君は優しい あったかい そんな事実に 僕はいつもくじけそうになる
 ....
 Quartz
 震えて
 終わりと
 始まりのないものを
 区切っていく
 切り刻んで
 数をあてる
 なにものとも
 名づけられない筈の
 私より薄くて
 鉄も
 昼夜をも含 ....
あるメロディーを聴いた
けたたましい騒音の中から

あるメロディーを聴いた
さかまく日々の雑音の中から


街に集まった人びとは
メロディーに合わせて歌を歌った
どんなに綺麗 ....
私がそっと振り返った時
小路に桜が咲いていた様に思う
その頃はきっと未だ
手の中の光は消えそうに無く
目の前の空は透き通る様な晴れ

私がそっと振り返った時
小路に桜が散っていた様に思う ....
 「いつも側にいるよ」と 君は言ってくれるけれど
不安は 消えることなくつきまとうんだ

 突然 君が 交通事故に巻き込まれたり
細い躰が 大きな風に吹き飛ばされちゃうんじゃないかって
心配 ....
問い掛ける意味だけを
孕んでいた、真夏の空白に
小さく区切りを入れては
その隙間から
意味を取り出していく
 
握り締めたアスファルトに
肌が
焼けただれていくのを
私は知らないふり ....
残暑 ひとしずく 
ゆるゆると溶かす
慣れた絵筆が
パレットの上で色を作る
頬も胸も
灯の色にいろづけて

夕焼けに
どこへも行きたくなくて
どこにも帰りたくなくて
バイクの君の背 ....
あなたがいるから

あなたを想うから

あなたがいない時は

涙が流れる時もある


傍にいたなら

言葉もない程

幸せで


あなたが存在する事が

わたしの心 ....
もし明日が来るなら
君とまたこうやっていたい
もし明日が来るなら
本当の笑顔を君にプレゼントしたい
嬉し ....
 トラウマが未来をかじる
 怠惰な生活の中で
 落ちぶれていく自分を慰める
 生きてさえいればいいのかも知れない

 それでも時折天使は微笑む
 毎日が楽しい
 そんな境涯になりたい ....
ねぇ会いにきてね
朝陽の中を
風と足並揃え
木漏れ日を走り抜ける
切り揃えられたリズムで揺れる
電車に乗って
会いに、きてね

眩しさに目を細めて
それは微笑みにも見えて
優し ....
折鶴の

{ルビ誰=た}に習ひしか忘れしも

{ルビ右手=めて}と{ルビ左手=ゆんで}に刻まれし

{ルビ貴=あて}なる鳥の影形

{ルビ盲=めしひ}となりぬこの身にや

神の言の ....
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ....
世界中の小さな命
この手で抱きしめてやれたなら
痛みを背負ってやれそうな
自惚れに似た感覚を温めている

柔らかな声で愛を届ける唄い人
救われた夜を数えながら
抱き寄せる肩の小さな鼓動へ ....
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