片手で空中にまるをつくる
親指をくちびるにもってゆき
その場の空気を吸い込む
恐怖も限界も肺にためつつ
決して傾かず真っすぐに息を吐き出す
履き心地の悪い靴なんて捨てちまいな  ....
空が高い

空が溢れそうなほど膨らんでいる
今日の地球は いつもより ひとまわり大きい


白い跡をつけながら
西から東へ飛行機

ただ青い中を
東から西へ滑る 白い翼もあって ....
{画像=080831113523.jpg}

私の中に
醜いなにものかがあって、
私が私であるようにしている。
私の中にあるなにものかを
しっかりと掴みだして、
目の前においてみよう。
 ....
ちょっとだけ焦げたトーストに
マーマレードを丹念に塗りつけながら
行間が欠伸している新聞記事を
接続詞のように眺めていた

かなりぬるくなったコーヒーを
スプーンで執拗にもてあそびなが ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ....
滴が目から零れ
信じる人とハグをする
明日を作る涙
信じる人とキスをする

前世が魚であった事を
知っていて選んだ。
いつも君を思って
いつも君を感じる

将来の計画
将来のお金 ....
(わたしいつも朝の顔で
(とおくをながめて
(とびたつ機会をねらっては止め
(ひかり おいかけたがり
(汗さえも、ほめてくれる
(どっしりとした、くもくもく

(優しい網の眼で
(どこ ....
{画像=080805021846.jpg}
人は眠る時
幼児のように身体を縮こませ、
頭を頷くように祈る。

その姿はもはや
眠っているのではない。
魂ははるか遠くに飛翔し
彼は祈って ....
{引用=




青い闇の水をたどって
近づいてくる
紅斑のある
白い身体

永く向き合ったまま
微かに身体を
揺らす貴女



 どうかこのまま…

 幸せすぎる ....
すばしっこい背びれを追い回して
生ぬるい用水路を濁らせた
髪の毛の先から滴り落ちた汗
泥だらけの顔を笑い合った毬栗頭

ねばっこいフェーンの熱波を掻き回して
力任せに錆びたペダルを漕い ....
 
さあ
詩の時間です
と言われても
照れくさく

授業が終わるまで
僕は
窓の外を見ていた

おばさんたちが
道すがら
話す声が聞こえる

おばさんは
どうしてあんなに ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです

彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
かえでやかえで
ぼくらが うたう
くるくる まわって
わ になって

あかも きいろも だいだいも
みんな みんな
くるくる ひらり

ぼくらの てのうえ
あかく きいろく ....
最後に見た夜空の星は

100光年の彼方からの100年前の光だ

それを見ながら僕は

緑色に濁った冷たい泥沼に沈んでいく


永遠と瞬間の狭間で息をして

一瞬の間に100年分 ....
これからぼくは
いくつのことばを殺すだろう

それを
知らずに生きぬいて
いつか必ず殺されるだろう

ことばへ死にゆく
ぼくなのだから



これからぼくは
いくつの ....
暮らすように歌う

寒ゼミの最後の声が
あかるいよるの雲の腹の
内側であふれている

世界ということばがあまくかじられて
「明日死ぬかもしれない」と
しろい猫が鳴き
び ....
夢を見た
舟で落ち合う約束をした

あのひとはちっともわたしを迎えに来ない
わたしはちっともあのひとを迎えに行かない

愛について
わたしたちは思い違いをしていたのか
そして
体をひ ....
すき。ということばを頑なに使わなかった時がありました。

七月の夕暮れ。ひとしきり降った雨の上を歩いていました。

貴方を捨てるとか、愛を叫ぶことができないとか、そういった話ではないのでし ....
さよなら
大丈夫、泣いてなんかないわ
わかってたもの、ずっと前から


さよなら
大丈夫、だからそんなに泣かないで
わかってたでしょ、ずっと前から


さよなら
何よ、泣きたいの ....
まだ伸びきっていない手足
幼さを残した横顔
君は頬杖をついている

窓の外には退屈な午後の空白
夏を控えた空はしかし
君を少しも動じさせない
期待と倦怠は同じものだと
その瞳は語ってい ....
わかってた
ずっと前からこうなる事

わかってた

だけど
毎日空が綺麗だから
もうちょっと
もうちょっとだけだと
言い聞かせて

見て見ぬふりをしてきた

だから
君 ....
人間すなおじゃないとね


あのひとは言った

あなただって…


言い返そうとして

としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた

あのガード下へ行けば
聞く
 ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
とんぼの様にぐるりと回る目ん球で
時計の針のような時間をぐるぐると眺めた
少しずつずれはじめた周りと僕はしかし
真っ直ぐな重力で決して切り離される事無く
ただ回り続けた
ただ回り続けそうして ....
瞳を覗き込んで
悪戯に誘いをかけてみようか

優しい風に乗せて
悪戯に愛を囁いてみようか

こころを曇らせて
悪戯に雨を降らせてみようか

今夜の三日月ぐらい薄っぺらなこころで

 ....
その飛翔を
だれかの鞄に詰め込んで
機械的な作業で
きみは缶になる
 
密封空間に
足首を垂らせば
秘密の合言葉が
世界中から聞こえてくる
 
 
透明な羽をなんども
一瞬をし ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
自分で思い出すより

誰かに話しながら思い出したほうが

色鮮やかに甦る

あの涙を

いま、この手で拭えるように


僕らは大人になってゆく

俺にもこんな時間があったのか ....
             080811




4次元のポケットに石を詰めて
軽く振ってみる

4次元ポケットに石を詰めて軽く振っていたら
猫型のロボットが目を覚まし
頭の構造を簡 ....
 ときの
 残り火を
 消すように

 ゆっくり
 無言は敷き詰められます



夜の鏡を
おそれた時代が
あったはずですね、

なにも語らない目も
十分に言葉であ ....
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