はやい
から

きれて
とんでる
けしきが
ちかくの
草むら
なんて
もう
線だ
恐ろしいくらい
長い
線だ
空気が
固い
いま
どれだけ
もう
壁みたいで
い ....
よほど
苦しかったのか
あなたは
泡をはきながら
空高く水面へ
浮かんでいった

えら呼吸が
苦手なわけでは
なかったが
ときどき
疲れてくると
肺呼吸してしまう
悪い癖があ ....
血のように黒い
指の影をひらき
高みへ 高みへ
唱いゆく


曇は一度に
ふいに動く
灰と火の路
同時に迷う


切りきざまれた星が
自らかけらを積み重ねたとき
 ....
近い過去

傷口を庇いながら
痛みを無視して
紅空を愛してた



認めなかった傷を
直視して解けた意味
幼さと至らなさと
自我欲の赤い泪
白空を求めている

近い未 ....
乳母車の乳児のバイバイに
こたえた手
布の端をひとかがり

  だっこされている乳児を
  泣かせた作り笑い
  布の裏に斜めの縫い目を見た

横断歩道を渡る小学生に
掲げた手
布 ....
おやつを我慢しては 花火を買った

刹那の輝き 一瞬の煌めき


向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる

緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ....
さようなら

さようなら、

空を

じっと

眺めている

百千万の兵隊が

降り注いでいる

擦り鉢状のせいめいに

朝が、

手渡されている

擦り潰すの ....
少年は靴を履いていなかった
ぼんやりとした瞳で
橋の上から
流れゆく川を見ているだけだった

少年に親はいなかった
預けられる場所はあるものの
そこは少年のいる場所ではなかった
少年は ....
君がいた
ぽつんと君がいた
ぽつんとアイスクリームを食べていた

私もいた
ぽつんじゃないけど私がいた
がつんとアイスクリームを食べていた

チャンネルをまわす
君との ....
泣かない女は強いの

でもね
泣けない女は強くなんてないの

とっても弱い生き物なんだよ
とっても哀しい生き物なんだよ

だから
そっとあつかってね
優しくあつかってあげて ....
タマゴをパックから取り出して

卵子焼きを作ろう

1個目 割ると オッサン入っていた

2個目 割ると またオッサン入っていた

まさか3個目は ないだろうと 割ってみたら

や ....
この つらさ は

望んで 与えられたもの ではない

打破したくても、

許されない。

この つらさ は

誰のものでもない。


中途半端に プライドを植え付けられ
 ....
死体を引きずる少女
ずるずるずるずる
ずるずるずるずる
肉と地面がこすれ合う

少女は白いお家に入っていく
白いお家の白い煙突から
灰色の煙がもくもくと
もくもくと上がる ....
一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信

首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
「ありがとう」

「いただきます」

「ごちそうさま」

ちゃんと気持ち込めて言う
感謝とか 幸せだとか




「まいど」

「おおきに」

「どこ行かはりますの ....
いつもそうだった
冷えたビールの缶をちびちびしゃぶり
歯のあいだをぬって通るアルコールに
心任せ
自我に負け
全てが油絵の具で書かれた、繊細かつどろどろな
そんな毎日

ぼろぼろなスリ ....
誰が決めるのか

人生には勝ち組と負け組と

そんなのがあるらしい

私は何組でもいいけど

可愛いおばあちゃんになれたら

それがなによりだなぁって

そう思う今日この頃 ....
今日 気持ちに

濁点がつきました


かぞくも

こいびとも

ともだちも

じぶんも


爆発しそうなかんじょうが

生々しい濁点の上の

現実的な関係です
 ....
また会えるからサヨナラと言った
雪の残る街
いつものように見送った僕を
覚えていますか

赤いコートの裾が揺れ
乾いた風に凛と鳴る
あしたもきっと青空だね
ふたり信じていた
 ....
夏が揺れている
真っ暗な部屋の中で
一本のロウソクの火だけが
ゆらゆらと静かに
揺れている
ゆらゆら ゆらゆら
揺れている

なぜかこの小さな光は
夏を表している
夏に咲いた人の魂 ....
「貴女はご自分に酔っていらっしゃるのです」


思いがけない言葉に顔を上げた

彼は静かに私を見つめて煙草に火をつけた


(どういうこと?)


いぶかしげな眼差しの私に彼はこ ....
六月の香りの入った
お手紙
あなたから

お久しぶりです
から
始まって

麦わら帽子をかぶった
七月の夜に
なぜか さみしかった
その日の
星がひとつだけの夜に

かわい ....
よく見てごらん
雨がまっすぐに降ってくるだろ
時折り銀色に光るのが
あれが雨の涙さ
空の悲しみが見えるだろ

よく聞いてごらん
雨が小さく跳ねるだろ
時折り痛そうな音がするのが
あれ ....
夜はネンネコリン
お月さまのすべりだい
つるつるすべって夢の中
坊やは銀のお船にのって
夜の国へまいります

夜はネンネコリン
お星さまのガラス窓
きらきらひかって夢の中
坊やは銀の ....
緑の茂る丘に
白いワンピースの少女が一人
遠い 遠い
どこか遠くの星見てた

まだ星は見えないだろう?

いいえ ちゃんとあるの
みんな見ようとしないだけ
星は いつも私たちを見てい ....
世界平和
景気回復
環境保全
明日のテスト

考えなきゃいけないことは
たくさんあるのに

僕の心は
君のことしか考えさせてくれません
なんで??
僕は早送りの緑色の蛙の残像見えるの可能になりましたか??
いつもいつも、幻覚幻覚、勘弁勘弁してください。
ソイツらは2006年5月27日ピーズの野音ライブの後の日比谷公園の森の中にて ....
わたしはさがしているのです

この世に生まれおちる
その前の

母のナカで見た
あの光を



わたしはさがしているのです

わたしが生まれおちる
その時の

慈愛に満ち ....
あ。あ。ある。どこか。海の上、
茫漠の船中。穢れを知らない姫
ひとり。口から汚物を出す姫の
歌声の波間。いななき、いなな
き、否、泣くのは最後にしてお
く、真珠いろの涙。沖を包むパ
ラフィ ....
雨 そして静かな脱力
歩道は しみじみと 打たれ
灰のあでやかな 輝きが増す

商家 商家のイルミネーションが
反射し 歩道を潤し

曇天の薄ピンクに 街は灰
唸る都市は 午後へと突入 ....
わらさんのおすすめリスト(2525)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 水町綜助自由詩27*07-7-9
呼吸- 小川 葉自由詩407-7-9
明くる日と手- 木立 悟自由詩707-7-8
「あお。」- 見崎 光携帯写真+ ...6*07-7-8
まつり縫い- 悠詩自由詩8*07-7-8
また夏が来る- 北大路京 ...自由詩28*07-7-8
せかいう- 石田 圭 ...自由詩3307-7-6
靴を履けない少年- ぽえむ君自由詩15*07-7-6
届け- 柴田柴助自由詩407-7-5
- 優飛自由詩7*07-7-5
タマゴ- hiro自由詩407-7-5
雨_、また_雨。- 李伍 翔自由詩3*07-7-5
少女の道- なかがわ ...自由詩2*07-7-5
音信- ku-mi自由詩16*07-7-4
ちゃんと気持ち込めて言う- 北大路京 ...自由詩15*07-7-4
なくなったその・・・- 柴田柴助自由詩307-7-4
クラスマッチ- 優飛自由詩8*07-7-4
こころ(心)- 自由詩8*07-7-4
雪の残る街_〜季節とココロの裏側で〜- Rin K自由詩27*07-7-3
夏が揺れている- ぽえむ君自由詩8*07-7-3
恋愛遊戯- 渡 ひろ ...自由詩7*07-7-3
返信- 乱太郎自由詩35*07-7-3
雨の涙- ぽえむ君自由詩22*07-7-3
夜はネンネコリン- 未有花自由詩15*07-7-3
- えりす自由詩5*07-7-3
思考内容- 北大路京 ...自由詩5*07-7-2
幻覚リクエストありがとうございます!!- うおくき ...自由詩2*07-7-2
さがしもの- 秋桜自由詩8*07-7-2
- ふるる自由詩8*07-7-2
雨に- アハウ自由詩907-7-2

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