背の小さい盲目の少女が 
ノッポな友達と腕を組み 
うれしそうに通り過ぎた 

コートのポケットに 
両手を突っ込んだぼくは 
耳に入れたイヤフォンから 
Bump of chicken ....
お金や幸せを掻き込むという
縁起物の熊手
わたしの望む幸せとは
そんな熊手の上手から漏れた小さな幸せ

例えばそれば
何時に無く目覚めの良かった小春日和の午後
所在無いままに陽だまり ....
電灯に照らされている僕
雲が月との間を遮る
君と僕を遠ざけるかのように
今日は空が暗い

何故こんなにも遠く感じるのだろう
ついこの間は近く感じられたのに
雲の向こうは輝いているといい
 ....
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
 ....
なりゆきを知っておいてもらいたくて
君に伝えるよ
不特定多数の君に宛てて
ある程度事が進んでから説明するのはすごく面倒なことで
やっぱり一人か二人か
そのくらいの人数でも良いから逐一情況を知 ....
薄暗い辺りにひとり

寂しさに浸りながら

窓際に体を預けて



想いの途切れた一瞬に

光がまつげを掠めたから

思わず顔をあげたんだ



そこに映る光景は僕を

余すことなく飲み込んで

透明 ....
雪の中を
雪うさぎは
穴から
飛び出し
走り回っている

鼻をぴくぴく
させながら
立ち止まっている

季節の
においを
感じ取っているのかな

夜は
穴の中で
寄り添 ....
風のかがやきとセピアを追いかけるようにくるるるらせんを描く

あっ銀杏仲良く囁きあってるねあれは秋の置き土産なの


後にも元にも戻れない路上のニュースペイパーサクサク言って

 ....
きょーちゃんはクリスマスが大好き

サンタさんからプレゼントが届くからです

クリスマスの朝が 一年で一番嬉しいときでした



きょーちゃんは サンタさんに お手紙を書きました

 ....
この快晴烈風に
栗毛の駿馬の体が発している
いななきと情気した 赤い汗

馬が飼われている

隣の部屋では
いつも朝日が細く差し込んでいる

扉を開ければ
広い原野は俺のものだから ....
わからなくて良かったもの
少しずつわかってしまって
 
 
真っ暗だった視界に
(どこからか)光が差し込む
 
それは、そう
決して望ましいことではなく
 
けれど、そう
概して ....
私と出会ってくれた人たちに
ありがとう

みんなと出会わせてくれた両親に
ありがとう

いつも助けてくれる友達に
ありがとう

ずっと私を待ってくれているあの人に
ありがとう

 ....
雑踏で喫煙をしていると
衛生的な感じの服を着て
酸素マスクを付けた人たちが
群れを成してやって来て
あなたはどうして煙草を吸うのか
と言う
くちごもっていると
健康の為に今すぐにやめ ....
最初は綿ぼこりかと思った
小さな白い塊が
ふわふわと目の前に浮かんでいた

疲れた目の錯覚と決めつけてはみたが
白い塊はその数を増し
やがて
小雪でも降り始めたかのように
凍えた集会室 ....
自分が見えなかった僕は
君に出会って初めて輪郭をもった
透明だった体も心も
次第に色付いていった

もっと君に見てもらいたくて
色はどんどん濃くなるけれど
僕は君が何色を好きなのか知らな ....
ことばを交わしたい人がそばにいるのに
壁に貼られたメニュー表ばかり見ている
生ビール550円
横顔を見るタイミングだけうまくなる

「いい人」になんかなりたくない
「大切な人」になりたいの ....
「気楽」を抱き締めた
精一杯に、一生懸命に
「矛盾」が貼りついてきたので
えいや、と払い落としてごみ袋に入れる
これはもえるごみだろうか、と
湿った「疑い」が落ちてきたので
とりあえず床を ....
いまのところいつでも

あなたのなかにわたしがいて
わたしのなかにあなたがいる

   ・・すごく、すてき。
アスファルトに
心臓を打ち付けて
白線に
手を伸ばす
剥きだした 傷跡

           指 は

震 えて

           チェックメイト

後ろ指
指さない ....
今日もあなたが
いこうとして、
それでもやっぱり失敗してくれることを
俺は望む
目を閉じて
少女は
オカリナを
鳴らす

誰かを
思い出してる

ひとつ
ひとつ
オカリナに
指を置く

何かを
思い出している

少女は
オカリナを
いつまでも
 ....
歪みきった感情を吐瀉物に浸して君にぶつけよう。
部屋の隅で膝を抱えて居られるだけの羞恥心さえ有れば充分かそれも直に麻痺する。

男と女を小説に喩えるなら低俗な短編集が幾つか著者はハッピーエンドが ....
{画像=080316102643.jpg}


ここにいるのは狼ではない。

ここにいるのは野鼠なんだ。

魂、

泥水にまみれて寒くて、

悴(カジカ)んで、

舌先は闇 ....
現代詩フォーラムは{ルビ試薬=クスリ} 日本語を知ってしまった僕らのための




明日からは飼い犬として生きていく これも決して容易くはない




あん時ね、蚊に刺 ....
とある、女の子が撮った写真達を

sigur rosの音を

流しながら

偶然にも見ていたらば、

それは、それは、

驚くほどピッタリと当てはまって、

まるで ....
わんと鳴いたから
「ぼち」

わたしのこと
ほんとは誰も知らないはずなのに
「おはよう」
だなんて声かけて
頭をなでなでしたりする

とげぬき地蔵じゃないんだってば

雪が降って ....
飛んでいた意識を呼び戻し


気付いた時には


独り取り残された


残ったものは


燃滓と半端な自由


暫く実感していなかった


静けさの寄固まった世界
 ....
あいつが吠えてるよ
母親に毛並みが嫌いといわれて
吠えてるよ
妹の庭で吠えてるよ
姉の美味しいご飯を大好きな
僕の優しい言葉が大好きな
首輪のとれたあいつが
父親に寝相が悪いといわれて
 ....
年末だっていうのに
部屋を大掃除する気にもなれず

やたらと浮かれ気分の
テレビを見る気にもなれず

かかってきた電話はきっと
夕方会う約束をしてた友人から
留守電にかわったとたん 聞 ....
冷たい温度で滑り込む。pianoの音で涙する。
這う指の、意味を形を、記憶する。

言葉鳴り、零れ落ちれば、悲しい哀しい、凍る瞬間。

泣く事と、自傷だけで、生き抜ける?
恍惚に身を任せれ ....
わらさんのおすすめリスト(2525)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の星_- 服部 剛自由詩307-12-27
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星のない空- 優羽自由詩6*07-12-26
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サプライズギフト- 見崎 光携帯写真+ ...7*07-12-25
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舞葉・遊葉- 唐草フウ短歌6*07-12-25
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大人の理由- 青井 茜自由詩2*07-12-24
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喫煙者- 吉田ぐん ...自由詩3207-12-21
雪むし- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-20
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きらくのはじまり- 小原あき自由詩18*07-12-18
なかに、いる。- 長谷川智 ...自由詩5*07-12-18
交差点- 揚羽 欄 ...自由詩19*07-12-18
宛て- チグトセ自由詩107-12-17
オカリナ- 妖刀紅桜自由詩5*07-12-17
永遠の終わりに寄せて- 氷吐自由詩207-12-17
野_鼠- beebee自由詩3*07-12-17
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女の子のみる世界.- 角砂糖自由詩207-12-16
ぽちたま- 恋月 ぴ ...自由詩21+*07-12-16
zero- manabe kenta自由詩3*07-12-15
やさしい、庭で- たりぽん ...自由詩9*07-12-15
12月某日、ある曇った日の夕暮れ時- 涙(ルイ ...自由詩4*07-12-14
恋慕小説- 皆川朱鷺短歌207-12-14

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