音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための


言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
こおり
あたたかい
しらない
あたたかい
わからない
みんなつめたい
ならんでつめたい

あたたかいって
なに.



やさしい そのて
さわらせて
やさしい 、こと ....
{引用=因みに、
今日の夜は丈夫ですよ}
消灯時間は過ぎたのに
カーテンのゆらめきを数えている
冷蔵庫の唸りは
パレードの始まり
睡眠麻痺は中枢をゆっくりと壊していく
本当は何がしたいの ....
 
数えても数えられない夜ばかり

化け猫が数値化された街に住む

マンションの日陰の隅で笑う女

光見る身を乗り出してベランダから

一階のカラオケバアから恋の唄

かんたんに ....
やさしく泣ける理由を
さがしている
冬は、つめたく
懐かしむものなどないけれど
遠く、とおくを見る
いつまでもみていられない
ゆめを見ている

眠れない夜はつきが恋しい
溶けるお ....
いつも君の事想っているんだ
短い時間だけれど会話して
僕の瞳を見つめないでくれ
とてもガラにもなくて恥ずかしいから

僕の話しはおもしろいかい
君と会ってる時以外は何時もブルーなんだ
君 ....
何処かが
とても歪な僕は
何処に居ても
居心地が悪い

何処かに
嵌め込まれると
何処かが痛くなる
出来損ないのピースだ

中途半端に
途中下車を
繰り返してきた
半端者 ....
真夜中に
目が醒めて
また哀しい夢を観た

いつも 
同じだ

寝室には鏡を置かない
目が合うと
わかってしまうから

昼間の私が
全部嘘で
もう
誰も信じてなくて

 ....
お茶を挽く

この歳になってそんなことばの意味を知る

四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く

恋人にしてあげて ....
話を聞いてくれて
食べる勇気をくれ
優しい、嬉しい、
千羽鶴を折ってくれた

ゴミを捨ててくれて
体温測って
脈とって
呼吸数計る。

古内東子の曲を
テープに入れてくれた
別 ....
月にいるなんて嘘だけど
月に行きたいとは、おもうのよ

でこぼこの地面の上で
みんなに見られながら、お餅つき。

なんて、素敵じゃない?


寂しいと死ぬなんて嘘だけど
寂しいとは ....
炎の浮かんでいる体を知らされていく

ナマコへ君が体の空へ
昔として自分を泳いでいく
希望に果てしなく知っていく
僕へ体は君へ

けれど闇に
しゅわしゅわとしたようになっていく
 ....
心地よく 温かく 暖かく

ああ 遠赤外線よ もっと 僕らを温めておくれ

遠赤外線よ 遠赤外線よ 僕らを温めておくれ

燃やしておくれ 鳴いておくれ
僕らを清めておくれ

じんわりポカポカ
じんわり ....
東から西へ
クリークのような商店街の上を
滑空する

コンビニの角を南に曲って
コソコソとパチンコ屋へ向かう
八百屋の若旦那を左目で見ながら

西から北へ
生易しい北風を切り裂く ....
出会いを点にして
ブックに落としたら
模様ができるくらい
数になった

すれちがいを
修正したくて
その点どうしを指でつなげた

寂しいとおもい
落とした点は
透けているので
 ....
一つ減らしてから一つ足す。
残念ながら、そんなに大きな器は持ち合わせちゃいないから。
時には勝手にこぼれ落ちることもあるけれど。
気付かないうちに抱えきれない程の感情をもてあましてたのかも知 ....
クラッカーが鳴らされた
遠い船旅への出航にも似て
さまざまな色の
無数のリボンが流れては
黒い羅紗の床を汚してゆく
ひとつの別れなのか
祝うべきことなのか
知らない
どこへ ....
彼女は
どうして
あんな風に厳しい言葉しか吐けないのだろう

どうして
幸せな結果だけをストンと胸に落とさずに
すぐに解説者になろうとするのだろう

 あなたに解説してもらいたいと
 ....
溢れてしまった
だから君はもうここに居ない
溢れてしまった
だから君は飼い猫じゃなくなった

神様アレルギーな僕は
祈ったりなんて出来やしないし
どこにも救いなんてなかった

螺子が ....
シャボン玉のなかの、人気の無いシャッター通りを
くぐりながら、眠れない半分の顔は暗闇の書架を見上げた。
玩具の戦争が終わったら、地平線のうしろに隠してある
重油の山を売り払って、腹が裂け ....


そして皮膚が脱げていく
鳥になって
JRの中にすごいあふれて
ホームのドアが開くたびに散らばって
ぶわっとなりながら
短い永遠とたましいを乗り換え
不安と怒りは眠りと平坦な祈りに ....
ふゆの匂いがする

ほわり、
冬のお喋りをしよう

たくさんのきらきらするものが
眠たそうに待っているのは、きみの春
あの頃の小さな息吹が
ほわり、と手さぐりしながら
追いかけてくる ....
殺風景なガラス張りの待合室に覚える
独特な曖昧さを避けてみるのも一興と敢えて
乾いた風の吹き抜けるホームに佇んでみた

乗ろうとして乗らなかった準特急の走り去った先には
見覚えのある古い建物 ....
ふと 冷たいものが
ほほをよぎる
おもいになりきれなかった言葉のつづき
面影が
しだいに遠のき
消え入りそうな雪に
霞んで
一人ここにいる
わたしの影
幻のように
きらきらと
雪 ....
私の祖父はうまく焼けなかったので
2度焼かれるというレアな体験をして
ウェルダンされた

生乾く人

小林宏史という写真家の本に『死と葬』というものがあ
る。インド、カルカッタ。寺院の前 ....
懐かしい声から
その表情が見える

突然消えたその人は
数奇な人生を送り
普通の人生では
見ることのない風景の中に生きた人


老いた目蓋の奥に
鋭い瞳を覗かせて

奥底から笑 ....
僕が女になっても好きでいてくれますか
女に生まれていても 好きになってくれましたか
姉に生まれていても 好きになってくれましたか

僕の肌が黒くなっても好きでいてくれますか
日本人じゃなくて ....
ふゆふあ


あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ

こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ

つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
Nice to…

ああ、キン肉マンのおでこに書いてあるやつね
違ったっけ?

あなたは苦笑いしながらも頷いてみせる

完璧主義者を気取るあなただって
お母さんのお腹から出てき ....
「いい天気だね」は 愛してると同じ意味

あなただけが分かればいい

あなた ひとりにだけ 伝えられればいい

あなた以外には知られたくない気持ち

 沈みゆく夕陽が
 たくさんの情報を引き出して
  ....
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次第のひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*09-1-25
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