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わたしを
引き寄せた、その腕は
力強く
ふるえて
泣いた

産まれたのだ

けたたましい、君の産声に包まれながら
手のひらによせてくる、鼓動
二重螺旋のかなしみが
わたしのからだ ....
   書いては消し、
   書いては、
   消し、


   夜 、
   に書いた手紙は朝にもういちど読みかえしてみよといいます、
   雪は残らずとけてしまった、私は雑 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る


注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました


不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂

 ....
どんなに荒れ狂っても
静けさを壊すことはできない

どんな爆音も
静けさの中にあってこそ鳴り響くもの


指で耳をふさぐと
聴こえてくるものは なに


流れやまない肉体のせせら ....
 
十六歳だった
終わったあと
ひとつになったんだね、と囁かれ
雑誌の読みすぎだとおもった
このベッドの下に隠れてるなにかかしら、とか
制服がしわしわになっちゃった、とか
私ははじめてで ....
 
はねた、石は、
水のなかを、水を
大きく、全身でえぐり、ゆれて、水は
痛みで満ちた、が、血は、
流れずに、水のなかを、水の
深いところ、へ、


着席する、石は、
水、ではなか ....
わらさんの石畑由紀子さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
産声- 石畑由紀 ...自由詩7*08-12-12
ひかり- 石畑由紀 ...自由詩22*08-4-21
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
『感』だけが- 石畑由紀 ...短歌7*08-1-21
静けさの中の- 石畑由紀 ...自由詩8*08-1-16
ひとつひとり- 石畑由紀 ...自由詩3307-12-30
- 石畑由紀 ...自由詩13*07-12-9

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