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こんな閉鎖的な空間に紋白蝶が現れた
出口もないこの部屋で
青空を求めて
ひらひらと踊りながら
わたしの手をすり抜けて
荒れた指先をかわしながら

体の動きが緩やかになっているのはわた ....
一人布団の中で

胎児のようにまるく
怖いものから隠れるように

窓の外では遠くの夜の祭ばやしが
細く、けれど決して途切れず手招きしている

ますますしっかりと布団を抱き寄せ
耳を押 ....
罪だろすべてが

遊ぼう遊ぼうみかちゃん
いれて
いれてよ
ここはこわいの
たすけてー
ばんばんばんばん
みかちゃん

耳を押さえて溢れ出しそうな声も抑えて玄関を見る
ガラスの向 ....
?
はれんちと言われると
なんだかそわそわしてしまう
私の存在がはれんちなのか
私の行動がはれんちなのか
はたまたいつの間にか私の名ははれんちなのか
何はともあれ
頬を赤く染めなんともな ....
ふんわりもここ
もここの毛
手ざわり最高
いいにおい
ふんふんと嗅いですりすりする
なでなでされるとぐうとなる
そんな可愛いひと
寂しい夜に何百もの架空の羊がなしえなかった
速さで
 ....
布団の中の暗闇世界
ひとりべやです
いいでしょう
懐中電灯とあまいお菓子を持って
子供なら雷からおへそを守る
大人ならむふふ
シェルターだ
夜になったら明日戦う
戦士達をやわらかく包み ....
イチゴをすり潰し
白く若い四肢に塗り
舌を這わせる
そろり
    そろりと

泣き叫ぶ自分の声をパンドラの箱に隠して
赤く熟れたイチゴを潰す
食いしばる口から流れた赤い糸が
知らず ....
夜の海に浮かび
白く光る水母達よ

どうか
時を渡る橋となって

死者の待つ
白い花咲く星屑の島で

失くした涙を探して欲しい
てくてくと
歩く足にすりすりしながら
猫になる
おひさまの匂いがする
ぽっこりしたお腹にのって
重いって言われるまで
だだっこしたい
花が咲く

電子に埋もれたこの世界に

自分色の花が咲く
とうどうせいらさんの暗闇れもんさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紋白蝶- 暗闇れも ...自由詩5*06-8-31
- 暗闇れも ...自由詩1*06-7-15
こわい- 暗闇れも ...自由詩1*05-9-6
はれんち- 暗闇れも ...自由詩5*05-8-30
ひと- 暗闇れも ...自由詩1*05-8-30
シェルター- 暗闇れも ...自由詩3*05-5-3
- 暗闇れも ...自由詩2*05-3-30
水母- 暗闇れも ...自由詩2*05-2-14
ねこにんげん(2)- 暗闇れも ...自由詩5*05-1-8
- 暗闇れも ...自由詩3*05-1-4

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