●桃●って呼んだら●仔犬のように走ってきて●手を開いて受けとめたら●皮がジュルンッて剥けて●カパッて口をあけたら●桃の実が口いっぱいに入ってきて●めっちゃ●おいしかったわ●テーブルのうえの桃が ... 新しい年になったというのに
今もまた鋭いカギ爪で
あなたの無粋な投げかけを
引き裂かずにはいられない

ずっと割れたガラスの上で
銃の弾倉を描いている

6Bで真っ黒に塗ったところが
...
予定もいれられず
酒も飲めずに
三日寝たろう
寝正月
久しぶり
お元気?
私は、元気だよ。
山の上に引っ越したの。
木がザワザワして、
夜には獣が庭を荒らしにやってくる。

人を喜ばせる仕事をして、
疲れすぎちゃって、眠れなくて。

...
響き、

光球となり
流れ込む、

わたしに
わたしの内部
なにかナニカ
に、

なつかしく
するどく
あこがれ
覚醒させ、

ソレは最初から鳴り響いていた
気付かなか ...
「だれか、」――前置きして。

残したスタート地点だったのかもしれないけれど。と、
オモチャのピストルは万国旗と情死し、ワームホールを創りました

幕引きにつまづいたその栞の住処は
恋文で ...
前に進めば後ろに道が広がり
右に進めば左に
上に進めば下に
自分の進んだ道が増えるほど
反対の道も同じ様に広がり
歳を重ねるごとに
だんだんと違う道が気になり
少しだけ道をそれようとした ...
イヤなコトは
しないタチなの
私の辞書に
ないコトには
手をつけない
そういう主義

それで成功したコトもあるし
失敗したコトもある
フィフティーフィフティー

それでもいい ...
足を組み
背筋を伸ばし
息を意識すると
いるべきところにいるような気持ちになる
座っていると妄想が次々と浮かんでくる
無心とは
程遠い
線香の灰の落ちる音まで
聴こえてきそうな気がする ...
カレーライスが好きだ。
美味しいカレーライスはもっと好きだ。
美味しいお店で美味しいカレーを食べるのもいいけど、
奥さんが作ってくれたカレー、お母さんが作ってくれたカレー、
自分で凝ってしまっ ...
売れ残りの
クリスマスケーキに
ならなくて良かったねって

イラっときて
スマホを閉じた
とっても勢いよく、、、

だから少し
まわりがこっちに
注目した

なんてヘビーな ...
一月一日 月曜
天氣 晴
起床 二時〇分
就床 十時〇分

あゝ輝かしき昭和十五年 皇紀二千六百年は明けた
午前二時起床
父・兄・妹達と神社參拜に出掛ける
長谷神社・鎮守様・白山神 ...
言葉が置かれる
そこから意味がたちのぼる
また言葉が置かれる
そこからまた意味がたちのぼる

たちのぼった意味たちは
なかぞらでつながりあい
時にはまじりあいとけあい

そうして
...
新年、

天空、一段と青く
街、まばらな人影

しずまりおちついた心に
じんじん苦痛の肉、滲む

わたしはやっぱり相変わらず、

絶望もなく希望もなく
ただ心の志し、貫き
この ...
胸の中にあるから
光る言葉を
信じている

どんなに長い指でも
拾うことは出来ない

私だけの秘密を
書き初めした部屋は
誰にも見せないから

掃除をしないで
鍵を掛けて置く
...
年越し蕎麦を早々に食した

正月を招き入れる準備は万端

あとは来るのを待つばかり

たらふく蕎麦を食べ ごきげんな私達

もう正月だろうがなんだろうが何でも来い

結婚二周年 ...
窓から射し込む西日を浴びて黄色に染まった部屋の角に座っていた
頭の中を列車が走っていく
窓のない黒い列車だ
もう戻ることは出来ないだろう
列車に揺られながら少年はそう思った

時は流れ、い ...
とてもしずかな夜です
そう感じ取る、
波立たない平静な意識があります

疼痛もしすがに続き
布団のなか、氷を噛み砕き
疼く肉に少しばかり耐えながら
真っ直ぐ進む時間という存在、
今はそ ...
ほんとうに、
たいせつなものは、
かたちを、
とらない、
いつも、
うしなって、から、
はじめて、
たとえば、
じぶんの健康のかけがえのなさ、
のように、
まるで病室の白いカーテン ...
くちびる 傷つけた
悲劇 風リクエスト
胸の花袋 甘く
眠りに掻きよせ
フィルム焼く
針の短さ 反転し

綴じた無限
欲しさを 感じ
渡した筈 粗い筆
子午線

透明なかざぐる ...
大晦日の夜に
優しく柔らかく
時、過ぎゆく

時の響きに耳澄まし
包み込む心の平安に
遠い街の灯を想う

雪降る、雨降る、晴れ渡る
北の国、南の国、西の国、東の国
この夜、等しく深 ...
  


空を眺めてると
涙が出そう
 って君は嘘をつく
ときどき
そういう意味のない嘘が
心地よくてしかたがない
今日も
寒い一日
北風に
首をすくめて
相変わらず僕は間が ...
やって来た愛に乗り込んだ

真っすぐに私を愛する貴方

心からの貴方の愛が私を救い出した

繰り返す別れにもめげず 次の恋に踏み出す

ほどよくぼかした貴方の愛を好む

愛と呼 ...
この世は平地ではない
マウンティングの山々で
でこぼこしている

人脈の登山ルートで
貶め貶められながら
それぞれの頂きを目指す

登り着かないと
周囲にもっと高い山が
ある事に気 ...
十二月三十一日 日曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 九時二〇分

晝前は兄さんと二階の大掃除
妹達も總動員で疊も掃除した
お晝からはお勝手の手傳をした
母に「とてもよく働いてお ...
{ルビ慕=した}わしいあなたと 可愛いわが子 三人の穏やかな暮らし
{ルビ野=の}にうずくまるわたしを救い 傷ついたあなた 愛したの
だのにわが子よ おまえは{ルビ聡=さと}く 母の姿を見透かした ...
鏡の姿に名前を付けて
おもねる風
抑揚のみの面差しに祈りはなく
わたしはわたしを分類する
嘔吐する
海はしきりなしに
ほぐれてゆく死者の掴み切れない
ほほ笑みのにごりを
静かに見送る唇 ...
ドラマみたいな恋愛なんて はじめから求めてない

屈したら 私が私じゃ いられなくなる

波打つ愛に もたついてちゃ 私の立場がない

美味しい恋愛なんて 待ってるから夢見がちになる
...
・チューリップ模様の宇宙船に乗って
あの娘はやってきた
ぼくたちとは違う匂いがした

・はじめまして
あの娘はクラスの女子たちと握手をする
女子たちの手のひらから
チューリップが生えてき ...
心が凪ぐ
のを待つ

青いかなしみ色のペンが
水平線をなぞるまで

名も無きジョンの
ままでいる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ROUND ABOUT。田中宏輔自由詩13*23/1/2 0:15
善いことの撲滅秋田の米はう...自由詩323/1/2 0:06
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ロック、流入し流出するものひだかたけし自由詩3*23/1/1 19:33
ただひとつの止まり木よりあらい自由詩223/1/1 17:49
誤道リィ自由詩1*23/1/1 16:46
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ぼくのわたしの美味しいカレー会議室23/1/1 15:33
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船長やまうちあつ...自由詩3*22/12/31 8:41

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