どこからともなく
黒い帽子、
黒いコートの
陰謀論者がやってくる
はじめ電信柱の影にいたが
子供たちが騒ぐと、
わざとコートの前を開いて
●ン出しをして追いかけて来る
不気味な ...
寒さが冬のにおいを連れてやってきていた
葉はそれぞれに、その存在を主張することもなく
いたずらに冬待ちの時間を費やしていた
そしてそれら樹々や草、虫ですらも
冬が来るということを知っていた ...
恋してる渦中にいるの今はもう焦がれてしまい灰になりそう
しのぶ恋甘く柔くて健気でもあってなによりいとおしくなる
恋熱く燃えていきますメラメラと一歩手前で形残して
あざ笑う恋はやがては ...
燃えてゆく嗚呼茜空わたしにも熱い愛情誰か下さい
しばらくはこうしていたいこの胸の鼓動聴きつつうっとりとする
なにげなく掴まれた手のぬくとさよこんな愛情はじめての事
しびれてる貴方の愛 ...
やはり才能を磨くのはホームでうたうた派だとは思う。ただ、うたうたしていたら電車に乗り遅れてしまうので、その列車に乗ってからうだうだしている人の方が信頼できる。別に才能なんてなくて良いじゃんか。
...
消えてしまったドライブイン
国道を走っていればかならず目にとまっていた
大型トラックの停留所
眠け冷ましのひと時に
落ち着いたテーブル席で
ブラックコーヒ ...
なんだか気分が晴れない日や
落ち込む日があってもいいのさ
そんな時は
その、息のできない苦しさを味わい尽くして
一層のこと
沈みきってやればいい
グーーっと 沈みきった人だけが
...
Mmmmm.
Whip!
Mmmmm.
Whip!
子よ、
(創世記二七・八)
わが子よ、蜜を食べよ、
(箴言二四・一三)
tuum est.
...
振り返った時に何もないんじゃなくて
皆居てくれる事が全てだよ
伝える事が全てでは無いから飲み込んだ
その度に締め付けられる
私の過ちは許してきたこと
許さないことを自分には課して
他者 ...
まだ硬い、
橙色の果皮をつきやぶって、
少しぬめっている、
その冷ややかさ、
滲み出てくる、橙色の果汁、
ほんの少しだけ粘り気のある、
硬めの橙色の果肉、
に挿し込まれてゆく、しろい歯の ...
詩をさがしても必シになることはない
糸をたらして蜘蛛のようにおりてくる
視点と蜘蛛の交差点の上に支点がある
蜘蛛を息でゆらしても支点はぶれない
背と腹を交互にむけながらまわる蜘蛛
あたか ...
割れた銅色の薬品の瓶、その中に在ったものが液体だったのか個体だったのかなんてもはや知る由もない、薄墨を適当にばら撒いたような空、季節は駆け足で冬へと近づいた、動かない柱時計が奏でる、いつかの時を告 ...
まひる日にやすらに睡る長ゐ髪
ひとり起きてやすらに睡るきみの髪なで
口無しぞ海を眺めて海にとられむ
磯に火を焚け濡れしきるわれときみのため
天にも陸(くが)にも来ずふるへる海明 ...
つまびらかなあざやかな
その声の残響の終い震え
君の眩い一瞬の微笑み、
なんて美しんだろ
永久なるヒビキ
あなたなぜ意味を求めるの?
僕の言うことに意味無いよ、
ただ喉頭のヒビキ ...
創り壊されゆく
光の断片を繋ぎ合わせ
響の原野に祈った
暗がりから白手が伸び
祈りのカタチすら崩していく
後腐れのないお別れ 転がる骸
何度も、何度でも繰り返し
哀しみ ...
言葉なんて
置いて来てしまった
それなりの生活で
それなりの物を食べ
それなりに歩いている
言葉なんて必要が無くて
どこかに失くしてしまった
それなりの地位を得て
それなり ...
それでも
命ある限り
命に従い
生きる私は
今を味わう
別に大人になって青年の主張をしたいのでなくて
人恋しくてメールが欲しいわけではないんだ
しみたい気持ちで詩みたいな文字羅列を読み
死にたいわけでも狂わしいわけでもないんで
...
部屋に椅子がある
隣に体育座りをした母がある
雲が青さを通り越して
手をとり椅子に導く、空は久しぶりね
玄関に並んだ靴
妻は夕食を作り、息子はトミカに夢中
1のつぎの靴 ...
詩を忘れ始めることで
支度を始める
長い冬に備え、委ねる先を探す
靴は有り合わせでいいか
上着は派手過ぎないか
待つ人はいるか
誰か先に行かないか
詩を忘れ始めたら
お腹いっぱ ...
笑っているの?
橋に見えるもののところで
食べているの?
空に見えるもののところで
ぜんぶ君のまぼろしだから
ぜんぶ人のまぼろしだから
強く洗わないで
ふるえる箱から覗く 両眼を ...
高いところを飛ぶ鳥に近づいて見れば
見あげる姿と違ったよ
原始宇宙に漂う 網目のような雨
試されて 行き来する
はじまりは 雲にそっくり
私にもよく似てる 落ちながら
...
どの恋人だったか
アヲハタのサイトがかわいいと
ポインタ空に漂わせ
無心にクリックしたあの頃
やり直せないかな
目が覚めて
自分を嫌いになるまでの
ほんのわずかな時間帯を
まき戻せ ...
夜も深き高層の谷間
鈍く 唸りあげて吹くものは
誰が為に在るのか、
目覚めると不意に
もの哀しさ 我包む冬
○「区別がつかない時代」
本物と偽物の区別がつかない
事実と嘘の区別がつかない
悪人と善人の区別がつかない
加害者と被害者の区別がつかない
男と女の区別がつかない
○「逆転」
食料が ...
泳ぐならいっそ藻屑になりたいとそう海のほう見ながら言った
君という名の岸辺へと着きたいよでもそこまでは行けそうにない
冬の海へと飛び込んだ心臓が瞬時に凍り逝く夢を見た
砂浜のビー ...
林檎の樹を眺めきみ何おもふ
ひらけた地より林へあるくふたり
海そのままに日は動かずふたりで居る
樹によりてきみ何おもふ海のおと
われに罪あれば日はそのままに海よ鳴れ
...
午後の水泳の後のような
細く眩しい筆跡
液状のカーテンでは
不都合なことが多々あり
懸案となっていた模様替えの
おさらいをしておいた
燃えるごみの日の
温かな坂道の傾きを指で ...
○「愛する孫たちへ」(改訂版)
足元をよく観てごらん
幸せは
あなたたちの足元に
野の花のように
いっぱい咲いているから
見上げてごらん
希望は
あなたたちの頭上に
青空のよ ...
あまりにも遅すぎた桜の並木道、
ひるがえる、むすうの落ち葉たち、
まるで、うろこが剥がれ落ちてゆくような、
つよい晩秋の風は、
アスファルトのひび割れた路面を、
女の本心のように露わにさせる ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
陰謀論
atsuch...
自由詩
10*
23/11/13 8:49
冬の匂い(捨てられた林道で)
山人
自由詩
5*
23/11/13 7:19
恋をうたう
ルルカ ne...
短歌
1
23/11/13 5:42
愛をうたう
〃
短歌
1
23/11/13 5:00
後日談
足立らどみ
散文(批評...
2
23/11/13 1:38
ドライブイン
佐白光
自由詩
2*
23/11/13 0:48
潜水艦より 愛を込めて
ぐれこ
自由詩
3
23/11/13 0:21
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
9*
23/11/13 0:01
認められたいわけじゃないよ
武下愛
自由詩
1*
23/11/12 23:45
柿
本田憲嵩
自由詩
5
23/11/12 22:55
無重力の殺意
菊西 夕座
自由詩
3*
23/11/12 22:44
君の新しい詩を
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
23/11/12 21:58
自由律2023.11.12.No.2
田中教平/K...
俳句
2*
23/11/12 21:12
五行歌、響の原野にて
ひだかたけし
自由詩
4*
23/11/12 19:21
光(新訂)
〃
自由詩
3
23/11/12 17:17
ふゆどなり
ねなぎ
自由詩
1
23/11/12 16:15
※五行歌「それでも 命ある限り」
こしごえ
自由詩
5*
23/11/12 15:58
赤狐
足立らどみ
散文(批評...
2
23/11/12 15:07
即興4行詩
wc
自由詩
12
23/11/12 14:20
幽霊の木
妻咲邦香
自由詩
3*
23/11/12 13:34
まぼろし
soft_m...
自由詩
5
23/11/12 13:17
雨
〃
自由詩
3*
23/11/12 13:05
青旗
〃
自由詩
4
23/11/12 12:55
五行歌 一首「北風」
リリー
自由詩
2+*
23/11/12 9:35
独り言11.12b
zenyam...
自由詩
1*
23/11/12 9:29
海をうたう
ルルカ ne...
短歌
1*
23/11/12 8:59
自由律2023.11.12.
田中教平/K...
俳句
1
23/11/12 8:32
駅前
たもつ
自由詩
4*
23/11/12 7:15
独り言11.12a
zenyam...
自由詩
0*
23/11/12 6:33
秋桜
本田憲嵩
自由詩
5
23/11/12 2:05
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
323
324
加筆訂正:
秋桜
/
本田憲嵩
[23/11/12 11:29]
加筆。一行追加。
見上げてごらん空耳を
/
ただのみきや
[23/11/12 5:11]
誤字
4.31sec.