吊るした鮟鱇の、ひとところに包丁を
入れると、ばさりとまとまって肉の落
ちる箇所がある。
「これで大分軽くなっただろう、あん
こうさん」
魚屋は、そう声をかけるようにしてい
る。
「 ...
久しぶりに紙飛行機を作ってみて

狭い部屋の中を飛ばして見た

ひょいっと

指先から放たれた私は

少しの間だけ時を止めて

音を吸い込み色を無くし

透き通った羽を生やして ...
新宿
人ごみの中
白いウサギが
紛れてた


何も無いと
きっと
わかっていた だけど
エサを探した


社会の
海は
深そうに見えて
とても浅い
空をわたる五線譜
歌う音符たちが飛び立ち
空はまた
もとのひび割れ
「先生、退学願ではなく
 ボクは退学届が欲しいんですが」
「願いと書いてあるけど、これが退学届になる
 校長が退学を許可するんだよ」
「でもボク、この学校が嫌いになって辞めるのに
 辞めさせ ...
首が回らないのに
辛気臭いが被さったら
最悪
食えないカビの温床

なんとか上げ上げで脱出したら
足を引っ張る奴の
便利屋にはならないよ
いますけど。

陽があたれば途絶える命
...
塩を振られたなめくじは 
縮みあがった僕なのです 

縮みあがった僕だけど 
今は一児の父なのです 

一児の父であるならば 
縮みあがった、この体 

自分らしくのそぉりと 
濡 ...
空を
まっすぐに
見上げられたなら
もう、
なにものにも
傷つかないで
羽ばたける

きっと
たやすいことどもは
溢れているはずなのに
たやすくない日々が
溢れていってしま ...
私の詩は
日々の呼吸のようなもの 

幾千万も繰り返す 
数え切れない吐息等が 
ふいに光るように 

今日も私は 
まっさらに広げた 
紙のスクリーンに 
日々の場面を浮かべ 
...
会社から出ると

タワーマンション、星、ときどき月

夜風に見送られてなぶられて

いちにち使い終わった命

あっという間に洗濯されている


ぼくは地震から助かるために

...
一年の内に どの位の季節を好きになれるか
と考えれば
春夏秋冬 四つに区切られるから 
だいたい 四分の一の確率になってしまうこと
請け合い

一年を 各月に区切って 考えれば 
1 ...
  居酒屋にはいると男は
  コートを椅子の背にかけ
  焼酎と焼いた秋刀魚を頼む
  それからラークに火をつけて
  深く吸い、
  重く吐き出す
  カウンターに載せられたテレ ...
{画像=130128065313.jpg}

木綿半丁の値段を御存知だろうか

極めて安価だ

「贅沢は敵だ!!」のスローガンは

今や復活を余儀なくされている

無資本の階層はそ ...
姉に電話をすると
なぜかチビッ子達が
電話に出るんだ

会話にならないのに
覚えたての言葉を
全部使って
僕に話し掛けてくる

意味なんて
分からないよ
意味なんて
分からない ...
ある朝 目覚めたら 部屋には 誰も居ない
机の上の 置手紙 さよならと お袋の文字
何が何だか 分からないまま 俺は 親戚中たらい回し

親父と お袋 愛し合って 一緒になったと
死んじまっ ...
たわむれで総理大臣してみれば地震はくるし津波もくるし おかのうえの
ふうしゃを
みにいって
よつばの
くろーばーを
つんで
ちいさく
わらい
あいたいと
おもって
ちょこれーとを
あげたけど
つめたいから
だめそう
そもそも
...
奈津、フィッシュマンズ「エブリデイエブリナイト」を歌いながらお下げの髪を編む

母の声「奈津ー、ご飯できてるわよー、早く下りてきなさーい」
奈津 「はーい、わかってるー。もうちょっとで行くからー ...
獺祭魚大人のキスをしてあげる 雨水の日バレンタインの後遺症 クリスマスカードで喪中お知らせしている 聴いてないのにDISる 結婚したら意識が変わるだとか

子供のために働くだとかそんなの嘘だ

そんなの趣味のないやつが趣味の欄に

ドライブだとか映画鑑賞だとか書くくらい嘘だ

8億ぐらい借金しなけりゃ意識な ...
       靜かな小夜の幕が落ち
       氷がカランと啼きました
       喉を刺すのは涙の小骨
       盃を重ねど取れませぬ
       刺さった小骨持て余し ...
何故なのだろう

人の後ろ姿に惹かれるのは


遠ざかる人ばかり見てきたからだろうか

その人の前にはその人なりの生活があって

日常が息づいている


そういった ...
字のない手紙をおくった

絵のないスケッチブックがとどいた

おと(な)しあながみちてゆくように
今週土曜日
東急田園都市線
藤が丘駅の改札前で待ってます
時間は13:00です
目印は
ランニングシャツに半ズボン
リュックに傘です
手に大きなおにぎりを持ってます
具は葉唐辛子です
...
草原に、親鶏を中心にして、

黄色い雛がちょこまかと駆けている。

これ以上、親鶏から離れて行かない

境界というものがあって、

雛は親鶏という恒星の

衛星になっている ...
(よ空)

エレベーターを
あきらめたから
最上階から はやあしで
かけおりるあいだに

 なつ、
 金のすなあらし
 とじこめられた
 はいいろの
 くものあいだを
 いそぐ ...
光が次の
季節を連れてくる
風はそれを
押し戻そうとする
雨が次の
季節を置いていく
人はそれを
なかなか見つけ出せない

ひと雨ごとに
行きつ戻りつしながら
季節は摺り足で ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
朝の光景オキ散文(批評...313/2/20 1:04
紙飛行機灰泥軽茶自由詩7*13/2/20 1:01
草原番田 自由詩413/2/20 0:45
電線のある風景マチムラ自由詩1*13/2/20 0:44
退学願イオン自由詩2+*13/2/20 0:33
首が回らない鵜飼千代子自由詩11+*13/2/20 0:14
なめくじ親父 服部 剛自由詩14+*13/2/19 23:42
わすれぐさ千波 一也自由詩413/2/19 23:29
紙のスクリーンー私の詩ー 服部 剛自由詩413/2/19 23:28
タワーマンション、星、ときどき月吉岡ペペロ自由詩713/2/19 23:25
三分の一の人生藤鈴呼自由詩3*13/2/19 23:16
秋刀魚草野春心自由詩7*13/2/19 22:47
だからぁ 豆腐は味方なんだってばさドクダミ五十...自由詩5*13/2/19 22:41
心をマッサージ清風三日月自由詩613/2/19 22:34
お袋 俺を捨てたんだって板谷みきょう自由詩8*13/2/19 22:31
たわむれ北大路京介短歌513/2/19 22:20
26自由詩013/2/19 22:19
戯曲(習作つづき2)星☆風馬散文(批評...013/2/19 22:13
獺祭魚北大路京介俳句213/2/19 22:13
雨水俳句113/2/19 22:13
クリスマスカードで喪中お知らせしている自由詩2*13/2/19 22:09
聴いてないのにDISる自由詩113/2/19 22:05
みんな平気で嘘をつく吉岡ペペロ自由詩5*13/2/19 21:35
朧に謡えば石田とわ自由詩12*13/2/19 21:33
郷愁オキ自由詩213/2/19 21:03
Nostalgia 阿ト理恵自由詩8*13/2/19 20:58
告知花形新次自由詩113/2/19 20:40
醜いひよこオキ自由詩213/2/19 20:22
おどりばの女マシュー=ハ...自由詩113/2/19 19:19
雨水(うすい)nonya自由詩27+*13/2/19 18:42

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