粗くささくれだった
無数の粒子躍る感触、
ざらつきむさぼり荒れ狂う
快の感情どうしようもなく
俺はいつからか狼に育てられた
しずかな夜の闇中に
明かりはふと灯るもの、
あらゆる策略弄 ...
目も悪くはないのに、
しじみ汁をすすった。
みんなきれいに殻を開いていた。
身をすばぶっては、
殻を空の小皿に捨てる。
最後に残った貝は殻が閉じていた。
そうか、お前は先様だったの ...
なにかをさらけだすことは真実を語ることの反対側にあって、だれかのために用意したわたしを、どうか本物だと信じないでね。つくられた白さが喉を通り抜けたら鳴っていた痛みは簡単にひくのに、無害なさみしさが体内 ...
剥がれた分度器を
落ちている人のように
並べていくみたいに
拙い息継ぎが
街の柔らかいところに
終わっていくみたいに
コンビ、ニエン、スストアで
スストアで
淡い方の手を近づけ ...
運命の階段がある
駆け上がるの
転げ落ちるの
滑り台にしちゃえ
人生なんて
華麗なステップ踏んで
踊ってればいいじゃ無い
嫌なことがあったら
可愛い女の子見つけて
スカートの ...
嘔吐を堪える白色の皮膚
洞窟の壁に絵を描き
原始の爆発
枷を繋ぎ止めるべく
咀嚼された人魚の屍
ささやかな追悼のために
逃避は許されていないから
頸部の創は忽ちに癒える
舌を晒した ...
白い
舞踏
渦を巻く
雨
視界が
薄皮を剥かれた
果物の
鮮やかな血のように
絶え間なく
被膜を
溶かしては
再び
鳴る
穿たれた
私のなかへ
ぞわぞわと
注がれる ...
金属の地平を見晴らす月面
静かな夜は
一群の艸を吹き曝す
涼やかな風として
球形の地に立つ私が
真新しい建築を眺めている
水槽を泳ぐ小さな鯨は
嬰児のように清潔であるから
クレータ ...
おさなごも仔犬も猫もみな眠る
夜明けまえのしずけさのなか
辞書にのっていないことばで
この世界に祝福をあたえる
冷蔵庫の扉をひらくと
星のない夜の焚火みたいに
ささやかな光がキッチンに ...
あの日から
降り止まない雨が
心の奥底から言葉を溢れさせ
顕れる魂の穿つ隙間に
零れ落ちるような光滴たち
無数に煌めき散逸する
終わらない旅路の最中
訪れるもの一つさえ
未だ想い描けな ...
さくらんぼ拒まないでね唇をキスが下手でも君が食べたい
生首のようなスイカを風呂敷で包んで帰る夏の夕暮れ
思いきりかぶりつきたいザクロの実カニバリストになったみたいに
パイナップル缶詰 ...
だれも居ない大学の構内に
緑だけが 大空を指しておいしげる
私はそれを見るのが好きだった
雑踏の中に居る時には
親しく心に顔をみせるのに
一人になって 悲しい思いの時
...
○「ふれあいの旅」
千葉へは仲間とのふれあい
上高地へは自然とのふれあい
どちらも感謝感激の旅だった
○「ユーモア」
「どちらまで行かれたんですか」
とすれ違った山ガールが
可愛く尋 ...
詩はエレメント
生きる糧
ただようその香
打ち消した昨日
やよい
詩は月だった
暗い裏道の桜は
ノイズ無く咲いた
さつき
詩は多忙だった
梅雨の前に
やること多くて
...
ヨランの情報網は確かなものだった。フランキスたちは、
ヨーゴスラン地区にある旅籠に逗留しているということだった。
アイソニアの騎士はいきり立つ。
「ヨラン、今すぐ乗り込むぞ! 今日こそ決着をつけ ...
アイソニアの騎士は打ちひしがれながら王宮を後にした。
盗賊ヨランが、その横顔を見つめる。
「力を落とされませんように、騎士様」
「いや、俺は力を落としてなどいない。しかし、イリアスはどこにいるの ...
「そのイリアス、今はどこにいるのかな?
この王宮に来たのはフランキスだけだった。
今、イリアスはクールラントに捕らわれているのであろう」
ハッジズ・ア・ラ・ガランデは遠くを見るような目で言っ ...
微妙に丸く円形保ち
輝く白銀、月か陽か
熱のもんわり夜に流れ溢れ、
私は窓辺に響きの感触 聴き取り
眠る未来の意志に霊性 納める
白蝋病の脳下垂体が午睡の最中に揺蕩う夢は、可視光線の乱舞の中の血の華、難消化性デキストリンが渇いた腸を掻き回す、グリアジンの気紛れな呪詛、五臓六腑で踊り出す、偽造通貨が廃棄物処理場で網膜に焼き付け ...
私は最強の召喚士
DPSだって
史上最高値を叩き出し
バハムートを召喚し
大地を火の海にすれば
オーディンが
お前の首を刎ねる
エンジェルがウィンクして
フレイアが愛を語ると
...
草を刈る
草を刈る
草を憎しと
草を刈る
草を刈る
草を刈る
作物を愛しと
草を刈る
どちらでも力はでるし
同じ作業だ
でも
全然ちがう
身体に蓄積する
疲れが違 ...
ぽっかりひろがる
無限の手触り
虹の根元を逃げていき
あの世と繋がり
あの世に入って
平坦になった魂、
もわんとゆれつつむ
夏の熱気に曝され
夢見がちに目覚め
自らの輪郭整え
...
駄々をこねて
手に入れたものは
すべて行方知れず
罪の数と罰の数が
同じでないと知ったのは
ずいぶん後になってから
誰かのために摘んだ
花の毒に侵されて
薬指を枯らした
...
自作詩「これでいい」
朝は暑くて出勤するのイヤだし
仕事始まったら始まったで酷暑でキツいし
若干気持ち悪くなるし
昼休みなんかもう早退しちゃおうかと思ってた
でも簡単に逃げちゃうのもシャ ...
玉名市の「麗紅」という名の蜜柑皮は薄くて甘味が強い
老朽化の市営住宅壊される良い噂なく不人気だった
環境の整った場所大人気デザイン重視の市営住宅
春キャベツ甘く美味しく子に好評野菜嫌 ...
球
球と私
私は球の上に乗っている
球は宙に浮いている
浮いてぐるぐる回っている
回りながら周回している
私の顔の周りを
うるさくってしようがない
私の乗った球が私の顔の周りを回っ ...
○「人間関係」
先走り、深読み、一人考えは
空回りのもと
○「再び河童橋へ」
五年ぶりに河童橋に立つことができた
実は去年の秋4年ぶりにここに立つ計画を立てていたが
当日の朝いつも ...
夜明けのあほんだら
わたしが眠れるまで待ってほしかった
死んだものたちの魂が集まって/ひとつの声となる/わたしは神を吐き出した/神は罅割れた指先で/日割れた地面を引っ掻いた/川原の石で頭を叩き潰された小魚たち/小魚たち/シジミも/ツブも/死んだものたちの魂 ...
「お前が慌てたとて、何が進展するわけでもあるまい、グーリガン」
「王よ、イリアスはこの度の戦争には関わりありません。
わたしが救い出さなくてはいけないのです」
「それは先ほども聞いた。それが、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
狼
ひだかたけし
自由詩
4
23/7/26 16:14
しじみ汁
ナンモナイデ...
自由詩
5*
23/7/26 14:37
頭痛薬の詩
白線
自由詩
0
23/7/26 14:31
スストアで
たもつ
自由詩
10*
23/7/26 7:03
No.25 G minor,K.183
銀薔薇
自由詩
1
23/7/25 20:00
母胎
医ヰ嶋蠱毒
自由詩
0
23/7/25 19:12
捕食者
〃
自由詩
0
23/7/25 19:09
電脳と歩行
〃
自由詩
2
23/7/25 19:06
羊飼いの夜
大覚アキラ
自由詩
4
23/7/25 18:00
Across The Universe(新訂)
ひだかたけし
自由詩
9*
23/7/25 16:21
ふるーつせれくしょんⅡ
未有花
短歌
3*
23/7/25 14:21
雑踏
リリー
自由詩
5*
23/7/25 10:17
独り言7.25
ホカチャン
自由詩
7*
23/7/25 9:07
詩はエレメント
足立らどみ
自由詩
2*
23/7/25 3:30
アイソニアの騎士、立つ(十五)
朧月夜
自由詩
1*
23/7/24 23:50
アイソニアの騎士、立つ(十四)
〃
自由詩
1*
23/7/24 23:49
アイソニアの騎士、立つ(十三)
〃
自由詩
1*
23/7/24 23:49
夜想68
ひだかたけし
自由詩
6
23/7/24 22:42
銃弾はひとつだけでいい
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
23/7/24 21:36
婉麗の召喚士
銀薔薇
自由詩
1*
23/7/24 21:00
草を刈る
日朗歩野
自由詩
11*
23/7/24 18:27
無限の感触(改訂)
ひだかたけし
自由詩
8*
23/7/24 18:04
此処
夏井椋也
自由詩
8*
23/7/24 17:55
これでいい
ひろのふ
自由詩
1
23/7/24 16:54
甘味
夏川ゆう
短歌
3
23/7/24 13:55
球 2
ブッポウソウ
自由詩
1
23/7/24 11:35
独り言7.24
ホカチャン
自由詩
2*
23/7/24 9:02
夜明けの
印あかり
自由詩
4
23/7/24 4:04
陽の埋葬
田中宏輔
自由詩
6*
23/7/24 0:01
アイソニアの騎士、立つ(十二)
朧月夜
自由詩
1*
23/7/23 23:28
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
加筆訂正:
惚けの呪法
/
ただのみきや
[23/7/25 10:45]
修正
火曜日
/
本田憲嵩
[23/7/24 21:49]
最後の行、若干変更。
3.06sec.