する、音
しないわたしは
縁に腰かけて
何もない河川のように
留まるのだ、と思った
翌日のこと
長年飼っていた電柱が
遠くに行ったまま
帰ってこない
と相談された
残さず食 ...
SNSの普及で
生活が見世物になり
皆が役者になり
しかし大根、真がなく
あるのはストレスばかり
なぜ然るか
見てください、
笑って打ってる彼の顔
全然笑ってないんだぜ
心の耳で ...
私の人生が尺に巻かれて踊る踊る。あなたの銀星が波にまぎれて響く響く。なんでもない所から(いいえ、本当はなんでもない所など無く)普遍的な細胞がわかれてわれて次の命のもとになる、その気まずさにあなたはやた ...
僕は僕のコメントを読んで
他者の顔でじっくりと読んで
いまようやく気がついたよ。
僕には
ワガママさが足りなかった
ということ。
そうだ。 そうなんだ
評者 ...
散る音も転がる音も枯葉らし
寒のみを老野良猫に感じたり
木枯らしや葉っぱ転がる二歩三歩
{ルビ皸=あかぎれ}が嫌がらせする小指かな
ランナーを真似てか岸辺走る鴨
それぞれ ...
11月20日(水)、
僕は、父と母に仲良くしていて欲しい。この世にひとつでも笑顔を増やせるなら、僕もその為に生きられるかもしれない。僕はもう、まるで自分のことしか考えずに生きてきた。自分ばかりが不 ...
🎅 クリスマスサンタさんゐる包装紙
🦌 クリスマスサンタ{ルビ来=こ}ぬ子に{ルビ4=ヨン}タ来る
🎅 降る雪も音符{ルビ奏=かな}でる聖夜かな
🦌 クリスマス真っ赤な服でピザ屋来た ...
木犀薫る横顔に
意味を見つける僕なりの
言葉にできない視線の先に
紅く染めゆく瞼のきみを
平凡な言葉なんてないな
全てはあなたの前で光る
星の輝きに映るように
朝日曜にてあなたは
もう何も話すなそして
全てなんてないなと
朝日曜にてあなたは
大きくなりすぎて
行き着く場所が
なくなりました と
くじらが泣いています
昔の友だちが慰めて言いました
くじらくんは、とっても力があるのだから
僕ら虚構船団の原動力に ...
人間がないている
涙を流してとても可哀想だ
悲しい事があったんだね
次は動物がないている
しっぽをふってたのしそうだ
楽しい事があったんだね
もうしばらく帰ってはいませんが
わたしの こころは
いつまでも 故郷の山にあります
あの頃の 濡れた土の匂いが
わたしの こころに
ゆっくりと 層をつくるのです
ずざ ずざ ずざ ...
昨晩 新宿で友人と呑んだ
バーでは若い男女が
資本主義の終わりを論じていた
会計前に女はキスをせがんでいた
友人は家庭に問題を抱え
僕は三十七で 家庭を持たず
僕らは ...
書いては消して
消しては書いて
気分があるはずなのに
言葉は出てこない
絞り出して書いたものは
嘘じみていて
嘘を書くのはいいけれど
詩としての嘘は何か違う
コンクリートとアスファルトの
硬直し冷え切った空気を掻き分け
人混みの喧騒の渦中に呑まれ
肉の花弁が押し開く
様々な異臭を嗅ぎながら
まるく濡れそぼった私の魂、
身を振り絞り振り払い
外 ...
さっき山の端に消えてしまった冬茜
建ち並ぶ商業施設の脇を流れる
堂の川
吹きつける風でこまかい波紋が
わずかな灯りを掬って沈み
並木の枯枝にとりのこされた
烏のひと ...
まのぬけた青空が
街にかぶさっている
ニュースは底抜けにあかるく
うすっぺらいコーヒーをのむ
燃え尽きたかに見える炎がベッドのなかでもう一度あがろうとしている
夢殻を つまんで捨てる ...
貴方の吐息を犬歯で砕き 花の獣となる宵は
アンクレットに月を灯して 万の菫で鎖骨を飾る
指の戯れにはじける真珠 蜜の濃度の闇にひたされ
のばす{ルビ腕=かいな}がとらえたものは 原初の苑で失 ...
(番外編41―22―2)山家集の西行
鴨長明、吉田兼好は随筆家故世間に自然と目を向ける
そう当然だろう周り近所を気にするのは清少納言も同じく
西行は常に己を見つめた和歌の黙想家でもある ...
柔肌を鞭で叩きて起こす御代
さくら笑ひかなしさ忘るるこのひととき
はるいろのはなびら舞いておどりたる
あおぞらにさくらの枝葉ひろげたり
瞳(め)に映る若葉薫りて胸騒ぎ
梅雨もよう読経混じりて響く音
...
むらさきに凍る涙の出どころよ
詩は絵画である。
白いキャンバスの上に色とりどりの欲望を彩った芸術である。
この作品を見れば一目で、願望も希望も絶望も一際妖しげな光に満ち満ちている事に気付くはずだ。
彼らは普段息を凝らして、仮 ...
締め付けんばかりの痛みが頭のなかを奔り抜け
途切れ途切れに聞こえる
微かな君が代の旋律
振り払おうと顔をしかめ
やっと頭の外へと追い払う
痛みはさらに増して脳味噌ごと圧迫するようだ
い ...
○「小銭持ち」
僕は小銭持ちである
一円玉五円玉十円玉五十円玉が
たまってたまってしょうがない
今は木の箱に入れている
なぜたまってしまうかははっきりしている
それは小銭を使わないからであ ...
何でも無い時間の中で
時々僕は 二十年前にいた会社のことを
布団の暗がりの
上野駅の喧騒に
時の流れは早すぎた
そして なぜか 今 時は
時であったことを忘れさせた
だから 自分 ...
カメレオンの眼は
薔薇に似ていなかったかと思い
検索してみたがどちらかというと巻貝
今し方 ハヤシライスを食い
煙草をすい 部屋の暗いあたり
眺め
ほつれそうな体 仮初の ...
あなたは
ふらっとどこかへいってしまったから
またふらっと
こちらへやってくるだろう
ここに ぼくがいて
ここに あなたがいる
それ以上の意味はない
あなたとぼくは グラタンを食べる
あなたとぼくは お昼寝をする
それ以上の意味はない
あなたは 水色が好きらしい
...
やわらかなものの外側にいると
汚したり壊したりしてしまう
やわらかなものの内側にいきたい
胎児みたいに包まれて護られたい
望む場所に行くには
何をどうすればいいのか
その術を考える ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏草
たもつ
自由詩
1
24/11/22 6:45
新しい問題
りゅうさん
自由詩
6+*
24/11/22 5:30
心異になりにけり
万願寺
自由詩
1
24/11/22 3:20
自分の弱さ
アラガイs
自由詩
4*
24/11/22 2:00
冬の童話たち
森田拓也
俳句
17*
24/11/22 1:16
日記(思うこと)
由比良 倖
散文(批評...
7*
24/11/22 1:12
洗浄のメリークリスマス〜Mr.フレグランス
森田拓也
俳句
8*
24/11/22 1:05
金曜日に
落とし子
自由詩
1
24/11/22 0:23
朝日曜にて
〃
自由詩
0
24/11/21 21:58
未来から 始まる絵本 009
足立らどみ
散文(批評...
4*
24/11/21 21:49
なきごえ
リィ
自由詩
1*
24/11/21 21:05
土の重石(つちのおもし)
みぎめ ひだ...
自由詩
3
24/11/21 20:50
資本主義の終わり(2024.10.27)
草野春心
自由詩
4
24/11/21 19:33
詩を書けない時
海
自由詩
5*
24/11/21 18:31
西武池袋線、魔と魔(改訂)
ひだかたけし
自由詩
6
24/11/21 18:25
廃ガラス
リリー
自由詩
5*
24/11/21 16:17
詩人が死んだ朝
はるな
自由詩
3
24/11/21 15:32
契り
福岡朔
自由詩
6*
24/11/21 15:12
(531―22―2)野施行千代に八千代に
水恋鳥魚夫
散文(批評...
1
24/11/21 13:23
世知辛い
栗栖真理亜
川柳
0
24/11/21 12:28
四季の句
〃
俳句
2*
24/11/21 11:35
_
落とし子
俳句
2*
24/11/21 11:15
私と詩
栗栖真理亜
散文(批評...
0
24/11/21 10:58
君が代
〃
自由詩
0
24/11/21 10:34
独り言11.21
zenyam...
自由詩
1*
24/11/21 8:47
ある会社
番田
自由詩
1
24/11/21 1:46
カメレオンの眼(2024.10.25)
草野春心
自由詩
4
24/11/20 22:13
谷川俊太郎に捧ぐ
瀬戸さんご
自由詩
2*
24/11/20 21:20
ただあるがままを愛おしむ
みぎめ ひだ...
自由詩
3
24/11/20 20:41
やわらかなもの
海
自由詩
4*
24/11/20 18:27
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
加筆訂正:
立冬トンボ
/
本田憲嵩
[24/11/21 18:18]
冒頭、一行追加。一三行目、加筆修正。
ただあるがままを愛おしむ
/
みぎめ ひだりめ
[24/11/20 20:53]
タイトル「ただあるままを愛おしむ」→「ただあるがままを愛おしむ」
3.23sec.