雲は私の髪の毛、
乳房は母の余韻、
素肌は記憶の私、

揉みしだいても叩かれても

肉の実感、魂の実感へ至らずに 

何時しか何処からか流れ来る光の帯 、

 すっとすぅうと
  ...
夕暮時
蜩の
……かなかなかなかなかなかな……
という歌声に
いのちを見る



ばかやろうちくしょう
と時々
つぶやく私
でもね
いつもありがとうなんだよ



...
夜、夢の中で神様に出会った。神様は、眼鏡をして原稿用紙のコマ割りの中にいる私をみて、不思議そうな顔をしていた。
「OH! 神様、逢えて嬉しかった。この世で一番大切なものは、愛ですよね?」
私が髭を ...
心臓
あなたとの距離
咲かない花のような
綺麗な音を立てて
空を滑る雨
眠たい朝の構内で
電車は溶けた
消えた
その呼吸が好きだった、と
一行だけ描かれた
今日のレポート
...
私は魚を釣ったらすぐにピックを使い脳天絞めをする
頭にピックを刺してゴリゴリと捻じるのだ
魚はポッカリと口を開き昇天する

少年の頃はフナの解剖やカエルの解剖をエスケープしていた
臆病な私は ...
小さな石だ
私は
魂の熟れた
いのちのよろこびだ
大切な悲しみの
沈黙をする青空に
拝礼をして
「みんなありがとう」と
つぶやく
小さな私
もう、あまり、くそっ、とか想うことはない
かと想っていた
ま、下品な言葉使いだから、そう云わない
とかいう意味ではなくて
あまり、他人を羨ましく想わず
いられるようになったからかなと ...
私は
詩人ではないのなら
よかったのに
詩人を誇りに想う想いを
持たない詩人なら
まだよかったのに
私は
詩人でなんか
なくてよかったのに
繊細な気持ちや
センシブルな孤独 ...
人海の波に揉まれ
迷子になる

波浪 波浪

他人の岸辺は
良く見える

真珠を握りしめたまま

波浪 波浪

飲み込まれ
藻屑となる
恋しきは 里に飛び交う村スズメ トンボもメダカも 消えた 山川 〇路上
   走るマイクロバス。

〇マイクロバス・車内
   山ヶ崎青原一座全員が乗っ
   ている。並んで座っている
   教平と美花。
美花「高野くん」
教平「はい」
美花「あ ...
(作品をお読みいただくにあたって)
   本稿は、シナリオコンクール(第49回城戸賞)において、二次選考を通過 
   したものの改編稿となります。
   また、本稿には劇中劇、また登場人物の台 ...
あの日から
降り止まない雨 、

心の奥底から言葉を溢れさせ

顕れる魂の穿つ隙間から
零れ落ちる光滴たち
無数に煌めき散逸する 、

終わらない旅路の最中
訪れるもの一つにさえ
...
○「民主主義の限界」
平和時は話し合いでも
戦争になると勝つか負けるかだ
プーチンやネタニヤフをだれも止められない

○「老人と若者」
若者は希望に生きるが
年寄りは思い出に生きる

...
  

梅雨が明けてもあたしたちは
その雨が降って来るのを空をみあげ
今日こそ虹をみるんだとぼんやり待っていた


そのときこそありがとうと云えるという
溶け始めたグラスの氷み ...
正しくない朝は苦しい。正しくない夜よりもずっと苦しい
ごみ収集車が、駅前の店のごみを集めにきている、瓶が重なる音がする。
あと少し、ぜったいに、大丈夫、と思いながら、何度もまちがえた。

...
宇宙の中の地球の上で
人間は色んなことを考えている

手を伸ばしたり
スタスタ歩いたり
背伸びをしたりして
生きていることを確認している

公園の砂場で遊ぶ
子供の笑い声は楽しげで
...
 母との待ち合わせ場所へ行くには、駅からかなり歩かねばならなかった。この場所のように、都市とそのベッドタウンと、そのベッドタウンではたらく人々が仕事以外の生活をする場所に、まだ適切な名称はないのだろう ...  枕を涎で濡らしている、目を開けたまま横になっていると二人の顔は耳たぶが触れあわんばかりに寄り添っていた、押し黙っていたことを書き終えていた、ということなのかもしれない、指先を茶色にして、あの人 ... あの人も居なくなった
この人も居なくなった

 そうなんだ 、そうなんだよね

       、

あっちで皆んなそれぞれに頑張って!
こっちで僕らもそれぞれに頑張って!
東京の空は狭いというけれど 私には丁度いい

見渡す限りの 見渡す限りの大空は

大きすぎる 私の思いが馳せるには 

上下をビルに区切られた 限りある空は 

ほっとして 丁度いい
辛ラーメンでぷでちげつくったった 柔らかな手が
流し台の周りで
流れるような
仕草

トントン
まな板が鳴る

目覚めた

部屋の天井
シンとしていた
遥かな宇宙の果てにまで
私の想いを運んでいきたい。
聖なる力の発する焰の中で
心が更に熱くなれるように。

目標を目指す意志の営みの中で
私の思考を存分に働かせたい。
思考が永遠に生成す ...
 窓の外は総てたわいない挿話である。熾火が時を経て蛍を遺し鮮明に刻印する思考濃度を確かめる。足を止めたときに憑かれる、いつか。術はまるでひどくおかしいのか、空穂舟はびしょうへと降下するんだって。あから ... 人の数だけ
いろいろとある
あって当然
私も
その内の一人



いいも
悪いも
これも運命 天の自由だ
ああ 存在の数だけ
運命もそれぞれにある



さまざまな ...
魂といういのちは
世界と共にある私で
風光る風
空の涙・・・・・・
蜩の愛の歌声だ
なぜ自分が生かされているのか、分からなかった

生きたいと思いますかと聞いたら
生きたいと思うと言っていた
生きたいと思えるほど…
どうして

ひとつ覚えておきたいのは、
そんな質問 ...
 
 化粧仕上げの眉毛が今朝も

 上手く描けずに諦める

 近ごろ 見慣れてしまった肌の弛みも

 あなたらしくていいじゃないと、

 鏡の精に慰められて
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
すきとほる(改訂)ひだかたけし自由詩324/7/19 18:22
※五行歌 五首「ばかなのは 私のほうです」こしごえ自由詩3*24/7/19 17:13
騒々しい創造神鏡文志自由詩224/7/19 15:37
レポートたもつ自由詩624/7/19 7:41
命を奪うレタス自由詩6*24/7/19 1:45
※五行歌「魂の熟れた」こしごえ自由詩3*24/7/18 22:38
※五行歌「小さな私」自由詩3*24/7/18 22:37
爆暑!秋葉竹自由詩224/7/18 21:40
せきらら自由詩124/7/18 20:29
SN自由詩4*24/7/18 19:23
農薬でスズメも昆虫も居なくなったふる里星野つばき短歌124/7/18 19:16
第49回城戸賞二次選考通過作品シナリオ【銀木犀の樹の上で】改 ...平瀬たかのり散文(批評...1*24/7/18 19:08
第49回城戸賞二次選考通過作品シナリオ【銀木犀の樹の上で】改 ...散文(批評...024/7/18 19:05
降り止まない雨のうたひだかたけし自由詩4*24/7/18 17:19
独り言7.18zenyam...自由詩2*24/7/18 8:20
夏の虹のうた秋葉竹自由詩224/7/18 8:05
メモはるな散文(批評...224/7/18 5:59
踊ってごらん!久遠恭子自由詩524/7/18 4:47
タイトルを持たない、パンジーの切...散文(批評...124/7/17 22:57
_それがあるた...自由詩124/7/17 21:28
五行歌、それぞれにそれぞれの歌・亡き高橋巌師の魂に捧ぐひだかたけし自由詩424/7/17 21:27
東京の空短角牛自由詩4*24/7/17 20:37
めもうし自由詩024/7/17 20:27
柔らかな手自由詩5*24/7/17 19:15
*死者の言葉ひだかたけし自由詩4*24/7/17 17:52
Invisible奇候あらい自由詩124/7/17 17:20
※五行歌 三首「人の数だけ いろいろとある」こしごえ自由詩3*24/7/17 14:54
※五行歌「世界と共にある私で」自由詩2*24/7/17 14:53
傍に四十万 紗羽自由詩224/7/17 10:31
五行歌 一首「眉毛」リリー自由詩4*24/7/17 8:54

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