○「情報社会」
肝腎の自分のことは忘れて
世界の情報に一喜一憂している
いくら世界中から
さまざまな情報が入ってきても
自分はどうするか
どう考えどう生きていくかは
自分で決めなければな ...
甘い甘い部屋の中。
遠い遠い、森の外れで、石鹸水のような
雨を浴びていたこと。
今はただ黒いキーボードをタイピングする
指先以外何にも感じない。
静かな静かな、まるで沈黙のような声を聴く ...
昨日、街の美術館で見た、映像作品をぼんやりと思い出す。それは、ハンガリーのどこかの工場で清掃作業に従事している男を扱った作品だった。特に映写的効果を狙ったものではなく、男の様子を淡々と写し続けた映像に ...
ネオンの滲む街角で
ウオッカを飲み干し
潰れた夜
ぼくは路上の水溜まりで朝を迎えた
ネットの噂では
きみはいまでもピアノを弾いているらしい
解ろうとして解らなかったあの日
手 ...
名前を殺した銀の縫い針で純粋で平和な星の生き物の残響などを弾く、その余光。しめやかな案内を聞いて、近くに住んでいて紙ナプキンに重力の連絡先をスケッチしました。ただ、いまにあるのだろうかとふと、異質 ...
め、めず、ら、しく、
朝、早、く、は、やく、
目、目が、覚め、ま、した、そ、それ
、で、港、に、まで、出て、散、歩、する、こ、とに、
した、の、です、靄、が、かった、海、の ...
性交し喰って飲んで寝る
起きて喰って働き疲れ切り
性交し喰って飲んで寝る
繰り返す繰り返す
内に飛び降り
真っ赤に染まり
自らの内底から
沸き立つ律動を
リズム感じ取った
瞬 ...
12月の4日になんか生まれたばっかりに
俺には本当の星座も無い
一番哀しいのは自分に嘘を付けない事だ
親でも友 ...
私の住む町の人口は約34万人だけれど
これといって美味い店が無い
チェーン店ばかりが眼につく
首都圏のベッドタウンなので仕方がないのかもしれない
分譲団地の隣には武蔵野の森があって
朝は ...
合わせた手を
見る
ここに
私は在るが
この雲は流れてゆく
・
人の自由を
うばう行為は
自分の自由を
うばうのである
人であるならば
・
人が
万物の霊長だ ...
物語を孕んだ草原が揺れる
今しがたここで抱き合ったのだ
わたしたちのかたちをした愛が
ゆっくりと冷えながらかたまっていく
詩か
これは詩か
なら{ルビ良=よ}い
詩離滅裂で{ルビ良=よ}い
業務文章なら屑籠に送られる代物だが
詩ならこれで{ルビ良=よ}い
自由だ
誰からも縛られた ...
ラ・カンパネラを
独特の旋律で聞かせてくれる
演奏者が去り行きました
太鼓を鳴らすように
ドラムを叩きまわすように
私には聞こえました
演奏場で感 ...
オランダシシガシラかバラタナゴを飼いたくて
90㎝の水槽とろ過器と特注の水槽台を買って
もう8年が過ぎる
書籍を紐解いて
生き物を飼うのが難しいと知り
水槽は未開封のままだ
趣味を極めよう ...
裸木の群れ、
胸奥深く立ち並び
従容と行き渡る水の流れ
引き伸ばされた静かさの内に
すっと立ち上がるものが在る
水を巡るすがたで
雪崩れる岩は
草や花に縁どられている
上の岩は
黒く新しい
あたりの華奢な塔をぜんぶ砕いて
覆い尽くした
かつて
音を奏でる生きものがこの地表を歩み
独特に ...
苦しみは
雨に濡れた窓辺に
ひとまず置いて
折り重なり咲き開く花々
僕らは より深く親密に
アナタにモデルは居なかった
アナタのモデルはアナタ自身
なのになぜ僕ら、外に誰か ...
――詩的であるということは存在をやわらげること。
いまそこに、照明とわかれたレイがいた
「おレイをいわなければならないね」
そのレイではないが、失レイしたらしい
「まちがったレイをしたなら ...
低いおつむの先を数理でとがらせて
干上がる塔から神を更地と解しても
こころを遥かな官能の山へとつなげ
しづもりの海へといざなう神は源泉
(短歌七首)
真夜中に
起きてる僕は世間とか
常識とかに泥かけている
なんていう
未来は暗いと云いはって
いっしょに泣こうと云っているのか
終末を
みて来た ...
ゴールデンウィークも
そろそろ終わりかけの今日この頃
みなさま、
いかがお過ごしでしょうか?
それでも夜中は
すこし寒くって
布団にくるまって
寝ているひと
どーこ ...
キライな歌と顔触れで始まった
とはいえ、パーティーは壊したくない
素顔を知らない女たちが夜を飾る
紫煙に包まれた部屋が踊り、
沢山のシャンパングラスを揺らした
大理石の床に、笑い声が零れ ...
私は極度の不眠症と拒食症、逆流性食道炎、低血圧、貧血、アレルギー性鼻炎
イフェクサー3カプセル、オランザピン2錠、ミルタザピン3錠、
ビプレッソ2錠、エスゾピクロン1錠、クアゼパム2錠、セパゾ ...
物心ついたころは、半分くらい本の中に住んでた。だって外はあついしさむいしうるさいし、はやく走れないし。それから少し成長して少女のころになると、本の中にはいられなくなって、窓をのぞくみたいに本の世界 ...
まだ屋上が開放されていた頃
手すりに背をもたせて煙草を吸っていた
思い出せる季節はいつも夏で
我々の影は強く輪郭を投げかけていた
ところどころペンキの剥げた
檻のような手すり
...
若草山のてっぺんで
何と叫んでいるのか異国の言葉
ウイグル語みたいに聞こえる
鹿の目当てはせんべいだけなのに
首を上下に振ってくれるだけで
心が通じ合ったかのように喜ぶ
野生だけど馴れ ...
揺れるドビュッシー
無調の色彩
そこらじゅうを飛び回る羽の生えた妖精
揺れる吊り革をくぐり抜けていく
乗客たちは地下鉄の窓の外の景色に夢中で
誰も気づかない
都営住宅の秘密の扉を開くと ...
宇宙は常に自ら動く思考美
投げ掛けて来るから
僕はそんな宇宙に
落書きしてやるんだ、
関わり見入る意志にて悠遊と
ささぶねにこころのせ
あてもなくただ見とれ
現をかさね朧にいたる
月日は散る花びらより
軽やかに水面をまろび
めぐりきれない永久の
肌の何処にまつわって
在っても見えなくなり
変らない ...
溶け入る
青ハ
只、空無
熱風吹き抜け、
北の門から南の門へ
内から溢れ来る、
遥か遠い太古の残響
何時しか普遍のヒビキとなり
溶け入 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぱんせ5/7
zenyam...
自由詩
3*
24/5/7 8:02
夢
由比良 倖
自由詩
3+*
24/5/7 2:52
ある街の美術館で
番田
散文(批評...
0
24/5/7 2:07
五月の雨
レタス
自由詩
10*
24/5/6 23:02
星廻り沈没船
あらい
自由詩
3*
24/5/6 20:55
ヨナ、の手、首、
田中宏輔
自由詩
9*
24/5/6 20:10
詩想、Sex.Eat.Drink.Dream
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/6 19:08
へびつかい座のゴールドセイント
TAT
自由詩
3
24/5/6 17:01
日々
レタス
自由詩
5*
24/5/6 15:00
※五行歌 七首「人であるならば」
こしごえ
自由詩
4*
24/5/6 13:06
草原
はるな
自由詩
1
24/5/6 5:55
上司
一般詩人-
自由詩
4
24/5/6 1:20
旋律
佐白光
自由詩
4*
24/5/6 0:15
育てる
レタス
自由詩
5*
24/5/6 0:07
五行歌、次元の意識に
ひだかたけし
自由詩
3
24/5/5 19:47
河口湖
形代 律
自由詩
1
24/5/5 19:14
MODEL
ひだかたけし
自由詩
2*
24/5/5 17:29
灯りがついて、霊が消えて、灯りをおとすと、レイが現れる
菊西 夕座
自由詩
2*
24/5/5 17:01
干上がりの陸知で海を説くべからず
〃
自由詩
1*
24/5/5 9:44
よる
秋葉竹
短歌
2
24/5/5 4:46
まるでエッセイみたいな詩を書いてみたくて。
〃
自由詩
3
24/5/5 4:33
恋の始まり
atsuch...
自由詩
9*
24/5/5 3:51
処方箋
レタス
自由詩
4*
24/5/4 23:01
水の中のこと
はるな
散文(批評...
3
24/5/4 22:33
屋上
rabbit...
自由詩
2
24/5/4 20:53
蛇行剣
藤原絵理子
自由詩
5
24/5/4 20:48
自由詩
rabbit...
自由詩
4
24/5/4 19:48
五行歌、落書き◯見入られ見入り(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4
24/5/4 19:05
狸囃子が聞こえる
ただのみきや
自由詩
3*
24/5/4 17:43
叡智と器◯この熱日に
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/4 17:03
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
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230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
加筆訂正:
日々
/
レタス
[24/5/6 16:16]
大幅に手をいれました。
3.32sec.