満月の夜
私の包茎は
皮が自然に剥かれ
中からピンク色の亀頭が
顔を覗かせる

そんな夜は
とても素敵な彼女と
一晩中裸の下半身で
踊り狂うんだ

ルルルンルンルン🎵
ルルルン ...
虹色アゲハをご存知ですか
あなたの夏を
叶える蝶です

虹のたもとには
たどり着けない要領で
どこにも留まりません
その蝶は


伝説だとか
まぼろしだとか
ひとは気づ ...
○「田舎暮らしに欠かせないもの」
草刈り機
かゆみ止め
香典袋
朝夕のあいさつ

○「薬代」
薬を食べているような人たちが
いる
薬局で薬代を
4万5千円ぐらい払っている人がいた
...
青い空が水晶の塊となり浮かんでいる
難破した砕氷船が沈んで
水晶のクレヴァスに紡がれる物語
深い意識のどよめきを抱え
帰港すべき場所を探す
クレヴァスを突き抜け
漆黒の宇宙を見い出すとき
...
暑い暑いって
異常が
普通に
なっちゃった
人間社会もね


普通って

普通なんてあるの
普通というのは
普通ではない


無くて当然
あって有り難い
零を
思い ...
ぬるい常温のモンスター
たいへん甘くて
にんまり

夕飯のあと
これをちびりちびりと飲んで過ごす
特にピンクのものが好き

やんわりと機嫌よくなる
夜更かしして本を読める気がする
...
ばんあぱのクレ麺多いんがすきだ~


そんな気分だー
ソファーに転がって本気でだらだらする
見過ごした(溜まった)ドラマ、映画を一挙に消化する
いつ死ぬか分からない 生死をかけて観ている
続きを観ずに死んでもいいやと思わせたら作り手の敗北だ
缶詰 ...
坂を下りながら考える
答えの出せないあれこれ
ぼんやりと迫りくる YES/NO

一歩ずつせり上がる街
視界の隅に追いやられる空
さざめきが耳たぶを染める頃
わたしは街に均されている ...
太陽の下に立ち
自らの影を踏む
踏んでは離れ
太陽の下に立ち
また自らの影を踏み、

無数無限の直線 伸び交わり錯綜し
僕は蠢く蟻塚の中に堕ち昇り
燃える円 形創りながら眺めて

...
光と共に
踊る子どもたち
雨のなか
霧のなか
晴れ間の瞬間、
貴女のふっと微笑み

希望の欠片を見つけたよ
絶望の欠片を見つけたよ
ほら、ね
なんとも脆く儚い
在る永遠は
光と ...
人も街も変わる
変わらないのは
私の心の中で微笑んでいる君だけだ
君との思い出を
死ぬまで抱きしめていくんだろうな

また次の生
そしてまた次の生で
逢いましょう
人の心って
考えてわかるもんじゃない

考えれば考えるほど
不信がわいてくるものなのだ

結局
自分が信じるしかないのだ
わからなくても信じる
疑わしくても信じる

人の心って
...
炎天厳しい8月
森の木々はまっすぐと
燃える円球のような日へと
ごつごつした両手を伸ばす

枝が大事そうに抱える緑葉は
ああ 体に新しい力を抱いた
小さいお前そのものだ

それは決し ...
水の 
なか
に、
泳ぐ


記憶のなかを
 明滅する光
濾過されて
 蒸留する

西へ、
それから再び東へ
ゆく鳥は
籠を抜けて
飛び去った

 八月の日 ...
それならばこれで、
というお別れの仕方が
あまりによかったもので
それがそのまま
別れの挨拶になったというわけなのだ

そこには指示語が含まれている
指し示すのは
それまでのかかわりす ...
わたしはポールダンサー。
性の餌食になりがちな、
場末のストリップ劇場のダンサー。

わたしの踊りは、評判は良くない。
「もっと脱げ」などという、
罵詈雑言にさらされるのも幾度。

で ...
 暗いバーで
 黒い服がよく似合った女が
 しわがれた声で私の名をきいた
 煙草とウイスキーの琥珀によどんだ目で
 笑いもせず何故
 私を 見つめるのか

 フロアから這い上がっ ...
刻も戯れも心音も手招いて誘う
こころ あちらへ こちらへ
揺るがして手放す
なみだの群れは押し寄せて 弾き 引っ張る
しなだれる砂 きぬずれの脚
よるの はまゆう



...
光の中に在りながら闇を引き摺り、

眩めく暗い情動響かせ
粗くザラツキ激しく
その律動波打ち
赤ん坊のように安らか眠る
夜明け前に誰かが自殺し

光の中に在りながら闇を受け容れ、

...
それは、柔らかな貨幣だった

ともすれば解け崩れそうな輪郭を
丁寧な所作で一口大に切り分けては
どうとも表現のし難い、営みの味を転がして
手垢にまみれたそれを飲み下した

{引用=あなた ...
他者へと導く、
アリアドネの糸 切れ

この熱波の夏、
天空の青 広大に

うねり鳴り響くグルーヴ
己れを自らの手で救えと

(未だ肉の豊潤な黒髪掻き上げ)

私は懐かしい私と一 ...
夜が釣り糸垂らして
月を釣っているよ
風の仕掛けは巧妙で
ぼくの前から消えちゃった
あの日あの娘のサヨナラみたいな
トゲトゲした疑似餌のようだよ
ちょうど煙草屋の屋根の上に
月が昇ったそ ...
二月でも四月上旬の暖かさ暖冬以上春暖未満

年度末そう聞くだけで忙しい異動話で持ち切りになる

梅香り記憶の一つが顔を出す暖かい日のお洒落なひととき

酔った友同じ話を繰り返し初めて話す顔 ...
○「心おだやかに」
年寄りは
心おだやかに暮らしていくのが
一番である
他人の非難など百害あって一利なし
そんな暇があるなら
自分のことに集中することである
こうしなければいけない
あ ...
計算されたあなたのことばは
きっと0と1からできていて
でも私たちの連座に
きっと馴染む

挨拶はできるわけだから
挨拶したら昼寝しててもいい
なんか好きな本を
こっそりと朗読してもい ...
髪の後れ毛が
もやしのひげのように
蒸れた風とけっ託して
汗と貼りつく

ぽにーているならぬ
わたしのひとつ結びは
ねこのしっぽでありたい
脊髄のさきにあるまでの、感情

あな ...
お腹がすいたら
食べるものがある
飲むものがある
申し訳ない気もちになる

お腹がすいても
食べたくなければ
食べないことがある
申し訳ない気もちになる

食の欲深さ
満 ...
 月の夜だった。欠けるところのない、うつくしい月が、雲ひとつない空に、きらきらと輝いていた。また来てしまった。また、ぼくは、ここに来てしまった。もう、よそう、もう、よしてしまおう、と、何度も思ったのだ ... ああ 満月、真っ正面に輝いて
カーテン開け窓辺に佇めば
白く白く白銀に生き在り、
そして遥か昔から
言祝ぐように
向かいの家に灯った橙の明かり

観てる私は誰?

思考停止し詩想する ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
月と包茎花形新次自由詩023/8/2 18:55
虹色アゲハ千波 一也自由詩223/8/2 17:42
独り言8.2ホカチャン自由詩3*23/8/2 17:09
水晶の空(改訂)ひだかたけし自由詩323/8/2 16:40
※五行歌 四首「無くて当然 あって有り難い」こしごえ自由詩3*23/8/2 16:07
モンスター日朗歩野自由詩3*23/8/2 15:27
めもうし自由詩023/8/1 20:52
人生の彩空丸自由詩723/8/1 19:46
夏井椋也自由詩6*23/8/1 18:37
THRAK 3ひだかたけし自由詩523/8/1 17:39
Fog(改訂)自由詩523/8/1 16:02
恋しい人へ渡辺亘自由詩123/8/1 15:05
不信地獄ホカチャン自由詩3*23/8/1 11:21
緑葉Giovan...自由詩11*23/8/1 11:18
八月の幻影ryinx自由詩11*23/8/1 11:16
さようならやまうちあつ...自由詩1*23/8/1 8:20
ダンサーの夜朧月夜自由詩1*23/8/1 6:33
黒い波リリー自由詩9*23/8/1 5:16
潮夜唐草フウ自由詩10*23/8/1 4:16
穏やかな飛翔2ひだかたけし自由詩323/7/31 18:14
前借自由詩3*23/7/31 17:42
THRAK 2ひだかたけし自由詩323/7/31 15:13
夜風/よるかぜちぇりこ。自由詩7*23/7/31 14:33
お洒落夏川ゆう短歌323/7/31 14:11
独り言7.31ホカチャン自由詩2*23/7/31 11:21
2053年のソネット佐々宝砂自由詩1*23/7/31 10:41
夏のしっぽ唐草フウ自由詩11*23/7/31 7:57
食考シホ.N自由詩123/7/31 0:53
陽の埋葬田中宏輔自由詩13*23/7/31 0:01
夜想70ひだかたけし自由詩423/7/30 20:50

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加筆訂正:
怪異のはだえ/ただのみきや[23/7/31 9:04]
修正
3.52sec.