残らず文字が飛び去った詩集を開いて
男は夢を見ている
白紙の上に万象を結び付けていたものがなんであったのか
ことばという記号はうさん臭かったけれど今はむしろ生臭くさえ感じている
実体験も夢 ...
○「疲れ」
年寄りの疲れは
後から来るといわれる
だから調子に乗ってやると
大変である
○「批評家」
世の中のことを悪くいう人の大部分は
悪く言う資格のない人が多いらしい
○「 ...
地平線の彼方まで丸焼けだった
瓦礫と錆びたトタンで作った
家族でさえ疑って暮らすバラックで
卓袱台に載った、芋粥と悲しみ
ヤンキーに{ルビ集=たか}ってチョコをせしめた
空地で捕まえた飛 ...
夏にだけあらわれる
小径の奥に
ひっそりとした場所
そこにやわらかな墓標がひとつ
あたりを囲む緑のざわめきの中に
なぜかいつも感じる
揺籃の気配
その中には多分 壊れた玩具の ...
空にさしだした手のひら
つきさしていく日のひかりで細胞が痛い
夏のひとはみな発熱し
アイスクリームはみるみる溶ける
蟻がやってくるまえに
きのうのできごとは蒸発してしまう
会いたいひとがい ...
喉滑る夜半の冷茶
温くなった保冷枕を取り替えて
寝間へ戻れば 扇風機の寂風が、
モザイクかかる途切れた夢の
あなたを白い紙屑にした
日本体操協会はナイクに緊急会見を行い、パリオリンピック女子代表のACE宮田笙子選手(19)が喫煙と飲酒により代表を辞退したことを発表。亡国は少数派の声高々と響き渡るよ無人駅からもう革命しかない ...
光りを失った灰色の瞳たちには
それだからなおさらに美しくみえて
むかしながく住んでいた街みたいに
想い出がゴロゴロと転がってる感じで
僕にはその大きめなガラクタが
手 ...
園芸は 理にかなう根に 水を差し 頭を冷やす 極意あるある
考えてみてください
他人の詩とか
まず読まない
じゃ、僕の詩も読まれませんねぇ
そうだねぇ
そんなことないよ
僕、他人の詩、読みまくってるよ
目が滑っているが
唯我独尊の宇 ...
この深夜 己、肉の苦を耐えつつ
天空、星々神々の壮麗な居住まい
この地球大地から想い致す意志、
私とは何者か?
その問いへの応え心静か努め待ちながら
1
あなたとわたしは片手ずつ光の束を持って
日曜日の朝には噴水のまえで自殺の予習
最後に最期にさいごに残るのはディストーション・サウンドだねと言いながら
お空から盗電して僕らはテレキャスターを ...
坂
線路
燃える月
見下ろす街に
光る桃
動かない月に照らされて
キュウと心が締め付けられて
勝つために何かを探す
文字を追う
塩と釜
暖か ...
時間は降り続ける針の雨だ、すべてが的確に俺を貫いては床を鳴らして消える、概念的な血みどろ、底無し沼に踏み入ったかのように身動きもままならない、それは痛みには思えなかった、それは傷とも思えなかった、 ...
持って生まれた器
雨が降ると
すぐに溢れてしまう
ずっと頑張ってる
自分より仲間のこと
上手くいかないこと
責任は私にある
すみません、すみません
だからすまない
...
くらくらしてしまうよ
なんて眩しい朝だろう
もわんとした熱気のうねり
貫き大地に直射スル陽の光、
車のフロントガラスから跳ね返り
きらきら煌めき眼に入射し続け
くらめくくらめく、
...
次のニュースです
ドライブレコーダー搭載車両が増えていますが
事故の記録だけではなく
事故を防ぐシステムの開発が進んでいます
既にレコーダーの映像を使って
前方衝突警告、車線逸脱警告など
...
日本はクソになってしまった
19歳でタバコ吸って酒のんだのを
とんでもない悪いことやっている
ように扱うのは
これはもうオコチャマの国だ
昔の中学生なら教師に
頭引っ叩かれてそれで終わりだ ...
人知れず
あなたと私の
さまざまな
感覚がある
いつも初めましての
・
鬼やんまは
林の陰を
すぅっと
とおりすぎていった
魂を乗せて
・
心地好い
風に
...
narrata refero.
私は語られたることを再び語る。
(『 ギリシア・ラテン引用語辭典』)
熊がかわいそうな人間を食うのなら、なおさら人間が熊を食ったっていいではないか。
(ペ ...
「熱っ!」
熱湯の入ったコップをぶちまけながら
何なの? この成績は!
また順位が下がってるじゃない!
勉強してるふりして
くだらない漫画でも読み腐ってたんだろう!
「ごめんなさい、読んで ...
歳をとり ともなう景色 夏の音(ね)と 日々少しづつ とおのいてゆき
○「身近な生の自然」
鳥のさえずり
風の音
虫の声
犬猫山羊の鳴き声
空の色
雲の形
小川のせせらぎ
草花の色
木の繁り
野菜や稲の育ち具合
山の匂い
身近な生の自然へ目を向け ...
世界が 平和で あることを
むろん みんなが 祈るとき
そんなに 長くは ない夕べ
赤い 夕陽が 沈むとき
悲しみ なんて なくなれと
じぶんに 向かい 祈ります ...
夜の窓辺 畳の上にひろがる
うすあおい布のような光りを
手のひらで受け
撫でて 六月の風はさわれた
ひとりの夜が普通だったころ
ひと粒ひと粒の波をむすんで ほどいて
千切って 噛んで ...
熱いシャワーを浴びて
火照った気持ちと体を吹き飛ばした
気の置けない友と友との笑顔が嬉しい
年に二度の宴にジョークは飛び交い
無言の内に元気で居ろよと励ましあった
気温は三十度を越えた午前九時
父は誰にも告げず、徒歩で家を出た
まっすぐな国道を四キロも歩いた末
暑さのせいか、何かに躓いたのか、転倒した
通りがかった人や周辺の住民が介抱してくれ、
一 ...
夏は夜
涼しげな空気の回廊を歩いていく
百個の風鈴がピンク色に染まって揺らめいている
猫が足元に擦り寄ってきて
パロサントの香りが風に乗って流れてくる
宇宙人は私達のことで
本当は魔法 ...
被せ取り込まれるような
ましろい泡に目を奪われる
その姿は優しさ こわさ
はるか遠いのは分かっているのに
手をのばしたくなるのはなぜだろう
誰かが扉を叩くのが怖い
締め切って
薄暗い部屋に根を張る
眠る度に見る夢は
誰にも見せられない私
目は腫れて
湿った毛布を手放せない
黒い枝葉ばかりが育ってゆく
扉は叩かないで ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白紙への長い旅
ただのみきや
自由詩
5*
24/7/21 14:37
独り言7.21
zenyam...
自由詩
5*
24/7/21 10:56
私たちは食べてきた
atsuch...
自由詩
13*
24/7/21 10:44
やわらかな墓標
塔野夏子
自由詩
11*
24/7/21 9:19
かげろう
そらの珊瑚
自由詩
12*
24/7/21 8:57
五行歌 一首「熱帯夜」
リリー
自由詩
10*
24/7/21 8:20
未来から 始まる絵本 007
足立らどみ
自由詩
3
24/7/21 6:57
カラフル
秋葉竹
自由詩
2
24/7/21 6:40
園芸
足立らどみ
短歌
3*
24/7/21 6:06
so so
りゅうさん
自由詩
5*
24/7/21 4:46
五行歌、地と天空の境域にて
ひだかたけし
自由詩
4
24/7/21 3:12
自殺には感覚的な痛みがない
由比良 倖
自由詩
2
24/7/21 2:51
指の動くままに_02
Hose E...
自由詩
4
24/7/21 2:31
途轍もなく赤いキャンバスが垂れ流す言語
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
24/7/21 0:46
リーダー
海
自由詩
3
24/7/20 19:40
この夏の朝に
ひだかたけし
自由詩
3*
24/7/20 17:39
ドライブマナーレコーダー
イオン
自由詩
1*
24/7/20 16:59
タバコを一服しながら一杯やってとんぼ返りをする
花形新次
自由詩
1
24/7/20 16:43
※五行歌 六首「いつも初めましての」
こしごえ
自由詩
5*
24/7/20 14:12
Pooh on the Hill。
田中宏輔
自由詩
9*
24/7/20 11:46
モンスター
涙(ルイ)
自由詩
3+
24/7/20 9:44
晩夏
足立らどみ
短歌
8*
24/7/20 8:14
独り言7.20
zenyam...
自由詩
3*
24/7/20 6:57
残光よ
秋葉竹
自由詩
4
24/7/20 5:32
窓
完備 ver...
自由詩
3
24/7/20 2:25
五行歌 暑気払い
レタス
自由詩
8*
24/7/20 1:17
遠足
ヒロセマコト
自由詩
10*
24/7/20 0:53
交錯する夏の香り
久遠恭子
自由詩
4
24/7/19 21:11
夏雲
唐草フウ
自由詩
8*
24/7/19 20:22
鬱屈
海
自由詩
4
24/7/19 19:08
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
加筆訂正:
かげろう
/
そらの珊瑚
[24/7/21 10:38]
加筆しました
※五行歌 六首「いつも初めましての」
/
こしごえ
[24/7/20 19:04]
六首目、「氷麦茶」を「麦茶の氷が」に変更。拝礼
3.35sec.