さよなら さよなら
季節は足早に過ぎ去って行く
あの頃の思い出も見上げた空の色も
今では遙か黄昏の彼方に

黄昏よ
いつの日もおまえはそばにいてくれたね
どんな時もその光に包まれれば
...
訪ねると いつも
固く冷たい廊下

その奥の
前髪に落ちた陰の 扉を
日差しが そっと開く朝

気配の草叢が かすかに
擦れて、
沈黙が響く

そら ね 
 ごらん
向こうで ...
これがぼくの
新しい聖書

神父様から
ゆずってもらった

ことわりもなく

ぼくの福音書
ぼくの使徒言行録
そしてぼくの
黙示録

これから毎日祈るんだ
できるだけきちん ...
あいたいあいたいあいたい
あかん
なんで突然こうなるん

爪が痛いくらいこぶしを握って
ガマンガマンガマンガマン
ここエジンバラの森では象が歩く度に草花は押しつぶされて
つぶされた土の中からお化けが顔を出すよ

、困った、 困った 、

揺れる度に匂いは吸いとられてしまう
匂いにつられて小さ ...
夏だ




夕立はバリバリと瓦を噛んでいる

私は雷のようにゴロゴロと暇を持て余している

朝から付けっ放しのテレビでは

子供向けの絵画講座が流れていた

暇は右腕を勝手 ...
青白く痩せた肉体が
強い熱で焼きつけられたような木立の影
生命の湿気を含んだ呼気は
生まれたそばから掻き消えてゆく


君の祈りを
君の祈りを
君の祈り ...
.
熱は下がったのだろうか夜半過ぎ
冷蔵庫から出した牛乳の上に等量のコーヒーをおとす
流しに重ねられたポルツェランはなんども水をかぶったから綺麗にひかっている
蛇口をひねりたいがひねらない
...
車の調子がわるかったからショップに寄った

みてもらっている間ひま過ぎて

そこにあった塗り絵の原紙とクレパスをみつけて

ぼくはひたすら塗り絵をした

店内には塗り絵作品がたくさん貼りだされていた
...
寝過ごして起きた車内
まだ回転数の低い頭が
知らない駅名を朧気に聴いて
薄暗いホームに飛び降りた

誰もいない地下鉄のホーム
走り去った電車は
暗い暗いトンネルに吸い込まれて消え ...
モビルスーツって何?
って聞いたらあなた驚愕の表情で
それから蔑むよな憐れむよな目をして私、
ほんとうに傷ついたんだから
この車両に乗ってる人たちの
どれぐらいがあなたと同じ顔するだろね
...
四角四面の黄ばんだ夜
私はどこにも存在しない
ハレーション しばし応答を待つ
穿つ 育つ 非鉄金属

意識を黒く変えろ
消し飛ぶ構造
肉の持つ痛み、とらえる
詳しい話は地の底で
東京駅で総武線の快速に乗り換え
新小岩駅に着いた
駅に着いただけでうれしい
実家にはもうすぐ着く

新小岩駅
私の生まれ育った町の最寄り駅
家族で潮干狩りに出かけた時も
友達と東映まん ...
竹の皮ルイス・キャロルの長い舌 ナパーム弾志茂田景樹のバタフライ 洗い髪紀貫之の覗き穴 乳を求めるもみじ泣いている ミソサザイ耳を甘く噛んだ カーテンに包まれ透明人間 やや乾いた
風がない
夜空のなかで
Schubertの楽譜から
不思議な音が響く
一瞬のあいだに
戦争写真家が撮影した
たった一枚の写真が伝える
真実みたいに
部屋中に澄みわたる
...
もう何年も前だけど

癒えない傷を残した彼らを
本当に恨んでいた

この世から消えて欲しいとまで思った
自分の手を汚してでも
居なくなって欲しいと考えた

今では ただただ
生きて欲しいと思ってる

...
その日私は夜と昼の間に降り立った
るこう草の紅い蔦のこみちをゆくと
灼ける陽光と胸にすうっと染み入る九月の風が
わたしを空から遠くした
蕾をつけた朝顔にも唐突に終わりは来る
細いトンネルを抜 ...
和音が欲しい
もっとピンと張った和音を
青空にとけこむような
和音が欲しい
ハーモナイズ
ハーモナイズ
その時
私は
風よりも風
雲と一緒に
どこまで流れていこう
夕暮れ空の下
夏風吹く土手の上
君がわーわーと泣く
僕は慰めるに慰められなく
オロオロとしていると
段々悲しくなって来て
ホロと涙が零れたら
もうお終いで
泣き出してしまった
君は一 ...
目眩のするような暑さが
身体中の水分と思考能力を奪う頃

この街の葉の緑は
あのとき忘れてきた
大切なアルバムの1ページ目に
相応しかったと気付いた

みんなで語り合った
中野の喫茶 ...
傷が裂ける 裂けたら処置
その処置が失敗することは 案外多くて
そんな時 相手も失敗していたりする 難題だけど こんなに単純
笑顔はわがままだ 苦しみを嫌う 笑顔はせんさいだ 苦しみに勝てない
笑顔はやさしい 苦しい時はちゃんと距離を取ってくれる
中途半端にならないように 側にいながら構わない
警部、ターナー警部!!
なんだ騒々しい
また、例の二子玉川とか言う奴が
現場を見せて欲しいと言って来ているんですが
来ているんじゃない、来てもらったんだ
やあ、ようこそ来て下さいました
い ...
あなたと私と
彼女は
私を真ん中にして
つながりそうで
つながらない血筋

それなのに
なぜこんなにも
目鼻立ちが
風情が似ているのか
誰もが認めるほど

あなたと私と ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
黄昏よ未有花自由詩20+*14/9/3 9:34
きみの言語   ハァモニィベ...自由詩4*14/9/3 7:44
聖書やまうちあつ...自由詩0*14/9/3 7:29
嗚呼中原純乃自由詩1+*14/9/3 5:40
仮に/蘭はモビルスーツを試着中アラガイs自由詩7*14/9/3 3:16
黒い虹の絵中村 くらげ自由詩2*14/9/3 1:55
歯痒さで発芽するホロウ・シカ...自由詩7*14/9/3 0:50
ぶっつけ未詩 9Giton自由詩4*14/9/3 0:35
塗り絵吉岡ペペロ携帯写真+...214/9/3 0:31
地下鉄のホーム凍月自由詩1*14/9/2 23:55
モビルスーツを試着中/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ自由詩5*14/9/2 23:24
コーヒー有無谷六次元自由詩114/9/2 23:11
クリップ自由詩014/9/2 23:09
ああ新小岩駅ichiro...自由詩1014/9/2 22:44
竹の皮ルイス・キャロルの長い舌北大路京介俳句014/9/2 21:45
ナパーム弾志茂田景樹のバタフライ俳句214/9/2 21:45
洗い髪紀貫之の覗き穴俳句114/9/2 21:45
乳を求めるもみじ泣いている自由詩214/9/2 21:44
ミソサザイ耳を甘く噛んだ自由詩114/9/2 21:44
カーテンに包まれ透明人間自由詩614/9/2 21:44
夜空と楽譜とりゅうのあく...自由詩8*14/9/2 21:30
構想愛心携帯写真+...114/9/2 21:20
九月の継目ゆきむし自由詩2*14/9/2 20:58
青空渡辺亘自由詩314/9/2 20:43
空気と風の間opus自由詩014/9/2 20:42
やめた男花形新次自由詩014/9/2 20:36
処置陽向自由詩1*14/9/2 19:53
笑顔と苦しみ短歌1*14/9/2 19:51
若葉台団地殺人事件花形新次自由詩114/9/2 18:42
三分の一神フユナ自由詩4*14/9/2 18:17

Home 戻る 最新へ 次へ
2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 2127 2128 2129 2130 2131 2132 2133 2134 2135 2136 2137 2138 2139 2140 2141 2142 2143 2144 2145 2146 2147 2148 2149 2150 2151 2152 2153 2154 2155 2156 2157 2158 
4.87sec.