読んでいた文庫本を閉じて
窓の外に目を移せば
桜の枝に風はなく
文字に疲れた目に飛び込んでくるのは
夕焼け 夕焼け 夕焼け
ばかり
今日の夕焼けは
まるで
いつか見た夕焼けのよ ...
地軸のかたむきが季節をもたらすように
こころのかたむきは炎のまわりを公転し
くるくると自転し陰翳を刻みつづける
同乗したドライバー仲間と
仕事は5月と10月がいちばんいいね
あとは暑いと ...
黄昏の色が、夕餉の匂いを運んでくる
なんていうのは幻想だ、と
自虐的に嗤った、君の傍らに残滓
裏庭で枇杷が泣いた
西日に裏切られた大地で
橙色の反乱
もういちど、と
ひとさし ...
雨だれのある風景
腐った猫のいる町並み
夢の奥深いところで
ハンバーガーを赤いゴミ箱に投げる
爪切りの仕事の成果
死後の破片
破片の持ち主は今日も黒いかばんを持って
出かけてった ...
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない
あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている
なんて ...
いないのが普通
神なんて
だから黒光りする
泣いてても仕方ないから
この世のものでない
羽を広げて
偶像が立ち並ぶ
ぎざぎざの空を飛ぶ
他人の空に
飛散して
無理する無理数 ...
たかが検査 とは言え一晩入院
担当医は 大腸からの検針で麻酔無しだというが
ネットの口コミ体験談は どれを見ても大変そうだ
あるものは手術だといい あるものは 銃で撃つのだという
さらには 神 ...
みなが明日を目指すなら
あさっての方へ行ってみよう
誰も彼もが前向いて
同じところに向かってらあ
同じ同じが好きなんだ
方向音痴の僕だから
みんなといっしょに歩けやしない
それでは諸君、 ...
子供のころ
父の話を聴く時は正座をさせられた
兄弟で並んで正座した
肩こりの父親の肩をもむ時も正座していた
母方の親戚の葬儀の時
肩が凝ったと言い出した父を
正座をして身体を揉んだ ...
いつか ボクだけの とっときの場所へ
連れて行って あげる
そこには コスモスみたいな
もしかしたら チューリップのような
はたまた スミレみたいな
可愛らしい花が 咲いていてね ...
冴え渡る青一色のそら
家々の屋根は
くっきりと尖り
わずかに色合いの違う木の葉も
それぞれに自己主張する
一枚一枚のさようならが
鮮やかに翩る
秋の日の真昼
九官鳥みたいな嘴みたいなって勝手におもうけど
ひらひらするのを引っ張る
だよ
いもうと
中指くらいの体長でグリーン
ゴムのおもちゃっぽく
人外感覚せかいでみぃみぃないていた
海の子た ...
なんどでも振り返り
なんどでも悔やむ
選ばなかった道のこと
なりえたかもしれない自分のこと
なにひとつ定かな記憶もないのに
分かれ道の向こうの小さな光が
やけに瞬いてまぶたに刺さる
...
そこにある色に違いないものを
僕は 水の色を じっと見る そして
僕の自分の目に映した その色を
不可解な色ではないと知っている
魚釣りをしていた
僕は いつかの親子の堤防を思い出す
...
目覚めれば肥溜めの中夏祭り
寝てる子の口から油虫2匹
殺す朝殺される朝油照
ハンモックゆらゆら真昼の月
死んだはずだ月の裏側
三途の川で溺れている
青空にぷかぷか浮かぶ雲が 好き
頬をなでるおだやかな風が 好き
そんな好きを背に洗濯物を干すあなたが 大スキ!
ふゆうするkawaiiを集めるには
どれぐらいおおきい虫取り網が必要なのでしょう
商店街をうおうさおうしていても
それらしいものはみつからなくてなんだか
ゆいいつの収穫といえば今
目の前の店 ...
君は 山が焼けてゆくの
美しいと思ったことないかい?
緑と赤は補色同士なんだよ
混ざったら黒になるんだよ
今までの世界は
少し手を加えることで一変する
僕がどうしてこんなこと
ずうっ ...
たまに空気が重たくなったり
軽くなったりする感覚がある
重たいときは地面に埋まりそうなほど
軽いときはどこまでも飛んで行けそうなほど
空気がもっと重たくなって下に下に
埋まってしまったら ...
真実に向かうその姿こそが真実なんだ
かんだと応えは各々の心へ向かえば
雨中に震えて共鳴するや野良の仔猫の
添えた手に舌付けて
サンタクロースが
迷わないように
キャンドルを灯す
静かな街で
ジングルベルが
聞こえる今夜は
あなたと同じ
夢を見ていたい
窓の外に広がる
...
かぜが
ここよここよと
ささやいている
こっちだこっちだと
よんでいる
どこ?
ぼとぼと
がさがさ
どんぐりが落ちるたびに
音が
響きわたる
響きが増殖して
沢 ...
どうして そうできないのと
問われ俯くばかりのゆうべ
手渡してくれるしあわせマップ
そうできたら「 」に近道
ごめんなさいってしあわせマップを
焼べながらみる隣りの芝生
うらやましい ...
今回は、現代詩フォーラムの追加機能に加入してもっと現代詩フォーラムを楽しもうぜ、という提案を勝手にさせていただきたいと思います。以下本文
追加機能:プロフィールBBS(有料) - 現代詩フォーラ ...
シャボン玉型に春を切り取った
樹脂製のペーパーウェイト
丸ごと閉じ込めたタンポポの綿毛は
吹けば飛んでゆきそうで
留められた時の重み掌に感じながら
透かして見た十月の光が
四月の温もりを帯 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕焼け
八布
自由詩
4
14/10/20 17:27
ある四季
梅昆布茶
自由詩
16
14/10/20 12:32
もう何年も、使う場所が見つけられない言葉の行方
楽歌
自由詩
2*
14/10/20 12:23
流浪せよ
竜門勇気
自由詩
2*
14/10/20 12:03
あかね
るるりら
携帯写真+...
22*
14/10/20 10:41
悪い虫
やまうちあつ...
自由詩
1*
14/10/20 10:09
前立腺針生検
イナエ
自由詩
7*
14/10/20 10:03
さようならごきげんよう
花咲風太郎
自由詩
3
14/10/20 8:23
正座 / 想い出した情景
beebee
自由詩
24
14/10/20 7:45
いつくしみの丘
藤鈴呼
自由詩
1*
14/10/20 5:16
透明度
Lucy
自由詩
17*
14/10/20 3:29
いもうと
ねぴ
自由詩
0
14/10/20 1:56
「きざむ」
小夜
自由詩
7
14/10/20 0:38
ロッドの先に
番田
自由詩
3
14/10/20 0:02
目覚めれば肥溜めの中夏祭り
北大路京介
俳句
2
14/10/19 23:48
寝てる子の口から油虫2匹
〃
俳句
0
14/10/19 23:48
殺す朝殺される朝油照
〃
俳句
0
14/10/19 23:47
ハンモックゆらゆら真昼の月
〃
自由詩
4
14/10/19 23:47
死んだはずだ月の裏側
〃
自由詩
1
14/10/19 23:47
三途の川で溺れている
〃
自由詩
5
14/10/19 23:46
大スキ
殿上 童
自由詩
17*
14/10/19 23:45
kawaii(so)
Seia
自由詩
3
14/10/19 23:33
赤の前夜
瑞海
自由詩
3*
14/10/19 23:22
上下
リィ
自由詩
1*
14/10/19 22:00
生き体
㎡
自由詩
0*
14/10/19 21:40
青
ミナト螢
自由詩
1
14/10/19 21:03
山の秋
Lucy
自由詩
13*
14/10/19 20:53
幸福駅ってあるんだね
もっぷ
自由詩
3
14/10/19 20:29
「現代詩フォーラムの追加機能とは何ぞや」
nemaru
散文(批評...
4*
14/10/19 20:28
風のはじまりをあなたは知っていますか?/即興ゴルコンダ(仮) ...
こうだたけみ
自由詩
6*
14/10/19 19:12
2121
2122
2123
2124
2125
2126
2127
2128
2129
2130
2131
2132
2133
2134
2135
2136
2137
2138
2139
2140
2141
2142
2143
2144
2145
2146
2147
2148
2149
2150
2151
2152
2153
2154
2155
2156
2157
2158
2159
2160
2161
4.1sec.