――K.F.へ

理由も目的もなく、理由や目的を作るためにあなたは生まれた。あなたはこれから生きるという不思議なめまいの中に巻き込まれていくが、全ては既に古く、同時にまったく ...
わたしがあなたのもとで
単独でありつづけるなら

わたしは決して親族関係に
収束されはしない

絶対ではないものが
みな
賛美歌を歌っている
浄土へ
浄土へ

私は決してあなた ...
これは
どこへゆく電車?
東京に行きますか?
故郷に行きますか?
被災地に行きますか?
きみんちに行きますか?
外国に行きますか?
天国に行きますか?
地獄に行きますか?
遅刻しませ ...
わあわあと脈略のない会話の後すとんと眠る君羨まし

悪夢でも構やしないと待ちわびる瞼を閉じてじっと堪えつつ

からからに渇いたのどを潤しに台所立つ顔青白く

そのままに今朝を迎える覚悟なく ...
言いたいけれど
言えないことが
愛想笑いの隙間から
こぼれ落ちてしまう

正義か悪か
それだけでは
答えを出せないことが
この世界には
多すぎる

言いたいことはつまり
あなた ...
わかっているのだ
燃えるゴミは火・木曜日
かんとビンは水曜日
古布と資源ゴミは土曜日
でも、間違えたのだ
自治会の方がやってきた
ゴミを突き返し、怒るのだ
間違えた、やってしまった
そ ...
煌々と灯す深夜の罪悪感世界を敵に回した気分 パパウパウ波紋カッター通り雨 最初から秋燕などいなかった 俳句の日五七五でする会話 正論を吐く人のカツラずれている ミドレンジャーとしか答えられない立場 アロハシャツ着た霊となった 同級生が口を揃えて
「秋の匂いがするね」と言う
そういう香水、出ないかな
わたしは秋の人になりたい

タオルケットを洗濯して
毛布を一枚出してきた
敷布はパイル地
アンバランスで心地良 ...
ちゃんと
キスして
挨拶じゃない
キスのためのキスをして
23:59の私
00:00の私

日付は変わったけど
1分でなにが変わったかな

真っ暗闇に進んでいる
けれど気持ちが幸せで

思う気持ちが大事で
思われることは素晴らしい ...
キミが 駆け付けたと言うから
勢い勇んで 飛び出した

窓の向こう 染めるのは
音 五月蠅い 暴風雨

なあんだ つまらない と
窓を 閉めようとして

パワーウィンドウが
...
逃げろ 逃げろ 逃げろ
結局同じ場所に戻る道
苦し紛れに差し出した自分の全ては

帰れ 帰れ 帰れ
ここで作った全部
全部が満足できるまで逃げろ

今日こそはどっか行こうね
んで
...
スーパーフォーメーションヤクザ
俺の自宅の周りを
黒塗りの自動車がいつもぐるぐる
走り回っているから
俺は家から出れなんだ
困るぜ食事はいつでもピッツァか
うどんの出前を頼むしかない
暮 ...
月も見えない無音の夜空
これでは兎も跳ねられぬ


兎も跳ねない夜ならば
街の灯りを提灯に
代わりに私が軽やかに
ぴょんと一跳ねいたしましょう


跳んで向かった道の先
こちらに ...
たとえ君が空腹を感じても
僕は君の為に何も出来ない
君に何かしてあげたいのだけれど
何一つ出来ない
皿の上の一切れのパンを
君は食べるだろう
空腹感が消えるだろう

僕は何も出 ...
たこ焼きは

少し冷めてから食べる

帰る途中に温もりを

暗闇の中

川沿いの公園

ベンチでつまんでいると

カップルが街灯近くの木の下で抱き合っている

ゆっくりとゆ ...
夢を叶えても夢は夢
覚めれば何も残らない夢
わだかマリは美辞麗句に対する発酵した恋情を
月明りに晒された真っ赤な隠語に注射しながら
言葉が死滅した宇宙を金縛りのまま浮遊する

陽気な殺意のクラリネットが舌先を蛇のように操ると
殻も割ら ...
遠慮がちにドアを叩く音

家が帰ってきた。

喧嘩して家出していた家が。

家との喧嘩は大変だった

棚のものが全部落ちたりして。

どうでもいいことで喧嘩になった。

あんな ...
大きな者に抗うに
更に大きい必要は無い

小さき者であれと言われる
数の理論であります

数の行う暴力は
日本人を滅亡寸前まで追い込んだ

嫌いな思想です
暴力と自乗される数の容認 ...
            140919


運命的な出会いだったはずなのだが・・
認識する間もなく信号が青になり
人々は一団となって渡り始めた
追いかけることなんて無理だ
見失ってしまった ...
 時は静かに過ぎる葬列のようだ
           ─アプリネール─

 ミルキーウエイの線路にそっての
おひとりさまの老耄が 旅路では
 ゆめの新幹線から 鄙びた従来線の終点へ ...
おはようおやすみ
自然にそれが言える相手がいれば
それだけでいいきがする
おはよう
おやすみの間に
吹く風はさらさらとは言わない
ストーブで焼いたもちが
いつも焦げるあの人は
はさみでお焦げを切り取って
わたしに差し出すんだから
表面はいつもとろりとのびる中身が見えて、このもち、
わたしにそっくりだって思うんだ

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
誕生葉leaf自由詩314/9/21 9:09
関係佐藤伊織自由詩114/9/21 8:15
どこへゆくやまうちあつ...自由詩1*14/9/21 8:03
夜明けに 五首森川美咲短歌3*14/9/21 5:51
正義と悪と自由詩4*14/9/21 5:13
テキトウに、生きるうめバア自由詩14*14/9/21 4:14
煌々と灯す深夜の罪悪感世界を敵に回した気分狐ヶ崎短歌014/9/21 3:13
パパウパウ波紋カッター通り雨北大路京介俳句114/9/21 2:16
最初から秋燕などいなかった俳句214/9/21 2:16
俳句の日五七五でする会話俳句314/9/21 2:15
正論を吐く人のカツラずれている自由詩814/9/21 2:12
ミドレンジャーとしか答えられない立場自由詩514/9/21 2:11
アロハシャツ着た霊となった自由詩214/9/21 2:07
秋の人モリー自由詩6*14/9/21 1:48
もう!中原純乃自由詩5*14/9/21 1:37
1分瑞海自由詩12*14/9/21 0:15
春一番藤鈴呼自由詩1*14/9/21 0:07
箱庭サーキット竜門勇気自由詩014/9/21 0:02
松葉くずしセガール、ご...自由詩114/9/20 23:18
兎の代わりにえりん自由詩214/9/20 23:03
何も出来ない凍月自由詩6*14/9/20 23:01
たこ焼きとラブホテル灰泥軽茶自由詩814/9/20 22:54
覚めた夢リィ自由詩014/9/20 22:51
わだかマリのためにただのみきや自由詩20*14/9/20 22:43
家出ふるる自由詩5*14/9/20 22:12
ちいさいドクダミ五十...自由詩214/9/20 21:44
猫と信号機あおば自由詩6*14/9/20 20:33
片影に怯えて(七)信天翁自由詩214/9/20 20:30
さらさらこいち自由詩214/9/20 19:11
もちを焦がす人______...自由詩214/9/20 17:21

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加筆訂正:
千年杉の猫月夜-9/21/りゅうのあくび[14/9/20 19:02]
重複しているところを削除しました
4.25sec.