前酪
トロリーバスに新緑の空 ゆられて
クイーンな休日 いかがお過ごしですか。
グリセリンはもうとっくに植物性を過ぎたころだけど
明日はきっと晴れる予報が当たりますよね。
...
{引用=―ルシーの物語を読んだ時、私は十四歳だった。物語のルシーは死んでしまったので、私はルシーの続きを生きなくてはならなかった。―}
*
僕たちは何度もすれちがい
そして ...
恐ろしいことに
半分の心で僕は君と付き合っていた。
そのことに気づいたのは漸く人生も終わりかけた今ごろ。
君は随分前から気づいていたようで
頭蓋骨を開けられてから
口に出して言うようになった ...
穴の開いた心に水を汲む
すぐに流れてしまうのに
来る日も来る日も水を汲む
生きるためではない
生きている そう感じたいから
疲れたり
笑ったり
今日もこうして水を汲む
いくら汲んでも ...
「世代が変わった」と
言われればそれまでだけど
何だかしっくりと来ません。
納得できません。
「時代が変わった」と
言えば説明がつくとでも?
誰かさんの受け売り
さもオリ ...
ネアンデルタール
ホモサピエンスと共通の祖先からのフォークか?
議論は絶えないが、少なくとも「人間」だったと思う。
膝を抱えた体勢での埋葬と献花。
暴力的では無いがゆえホモサピエンスに滅ぼさ ...
氷砂糖に雨が降る
静かに静かに雨が降る
溶けることに救いを求め
消えることに躊躇する
氷砂糖に雨が降る
静かに静かに雨が降る
甘い夢が濃くなって
白い結晶が視界を ...
僕はどうしたと言うのだろう
誰もが帰宅した夜の事務所
好きなOLさんのいすに座り
彼女のカーディガンを匂いながら果てた
その後始末のティッシュの処理を
思い出せないでいる
ちゃんとトイ ...
瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く
脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ
論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る
登攀者の緩み
大地という母の目論み
...
ぼくの手には枯れた花束が握られている
ドライフラワーと言うにはあまりにも古びて褐色に焼け
死滅の象徴のように脆く硬く固結して動かない
重さのないその花束を捧げぼくは丘に立ちつくす
過去を懐かし ...
自分の秋との淋しい約束
ひとつ夜空に放り投げ
残った右手でコインを捜し
みつからなかったあてどなさ
自販機、君もそうだねと
横っ腹の泥みて思う
こたえる元気も失くしたか
いつまで、こ ...
水溶性の月光が
湿った虚空に溶けて
僕の髪を濡らすのだ
ああ赫い果実よ
黒い海に溶けた手紙
底の砂に埋もれる君へ
枯れた花束を贈る様に
ああ昔日の想いよ ...
ちょっとフラッとしよう
って誘う、そんな君の声が
なんとなく少しシャープ気味で
僕はなんだか嬉しくなるだけ
秋の雲、と聞くと鱗雲のような、空の高い層にある雲を思い浮かべるが、その日の雲はロールパンのようにふわふわとした、いわゆる綿雲だった。言ってみれば季節はずれのその雲の形に、それでも僕が秋を感じたのは、 ...
加齢にせきたてられ
老化にさいなまれ
しののめの 青いひかりも
知らず 解らず
レム催眠に 翻弄されている
...
涙をながした後気持ちが
すっきりするのは目にゴミが入った時
洗い流したり目の乾燥から守る為だそうだ
なぜ人は悲しくなると涙が出るのだろうか?
それは悲しいと言う気持ちが体の中にためて
置けな ...
不知火やアトランティスの子守唄
原子力空母のデッキ小鳥来る
恋文を代筆する手小鳥来る
卒業式今年も告白にきた生徒ゼロ
心臓が低い位置にあり第三ボタン
やまびこが返ってくるまで叫ぶつもり
痛くてみていられない
ごめんね、言うは易く
空はすみれ色だなんて
あやまちに戴けるとは
かの若さやまなざしは
時に光速を超え得てか
捉えられそして捉えて
鮮やかな軌跡は逞しく
...
いつみても
火野正平が自転車で走っている
火野正平は何を求めているのか
それは火野正平にしか分からない
閑話休題
SMバーがジャズバーだったら
良かったんか?あ?
SMバーな ...
月明かりが入り込まないように
カーテンはずっと閉めきったまま
ロフトの梯子を上った先で
彼女は漫画を読んでいる
毎週月曜発売の漫画雑誌
卵を守って力尽きたヒーロー
卵から生まれたばかり ...
溶け出した脳の上を
日々の残響が駆けて行く
そのせいで
僕は苦々しい顔を
解くことができず
あのこに会いに行くことも
なかなかできないまま
踏まれて
ふまれて
このまま
なくなって ...
後ろから思い切り股間を捕まれた
そのまま高く持ち上げられた
驚いて胸元に蹴りを入れたら
アイツは大袈裟に痛がっていた
京都駅前時刻は20時
帰りの新幹線はそろそろ無くなる
今になるまで ...
解釈を
広げに広げ
どこへゆく
眩しい日差しの降り注ぐ土曜日
君を誘って新しく出来たチャペルを見に
白い階段が広大な緑に囲まれて
出会った頃と同じように笑っていた
「急がな ...
高度経済成長期に
私鉄沿線のベッドタウン
緑道が貫き中流以上の人が住む
静か過ぎる町
老いた犬を乗せた乳母車
継ぐもの無き屋敷は更地に
時代の趨勢だと傍観する私の
心は産廃のトラックの荷 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
プリーズフリー(ズ)
佐和
自由詩
6
14/10/25 17:59
誕生
Lucy
自由詩
10*
14/10/25 15:08
中途半分
……とある蛙
自由詩
13*
14/10/25 14:30
根っから て訳じゃない
ただのみきや
自由詩
18*
14/10/25 14:27
世代、時代、あっそう。
komase...
自由詩
3*
14/10/25 14:26
旧人と呼ばないで
ドクダミ五十...
自由詩
2*
14/10/25 12:49
氷砂糖
mayaco
自由詩
3
14/10/25 11:58
ホムンクルス
和田カマリ
自由詩
5+*
14/10/25 11:41
脱獄囚
梅昆布茶
自由詩
10
14/10/25 8:44
丘
Giton
自由詩
1*
14/10/25 8:30
その歌 ver.2
もっぷ
自由詩
4
14/10/25 4:00
廃墟の屋上で
xxxxxx...
自由詩
2
14/10/25 2:31
なちゅらる
楽歌
自由詩
4
14/10/25 0:44
秋の雲
八布
散文(批評...
2
14/10/24 22:44
街はずれの譫言(四)
信天翁
自由詩
3
14/10/24 22:30
涙
リィ
自由詩
2*
14/10/24 22:04
不知火やアトランティスの子守唄
北大路京介
俳句
2
14/10/24 21:04
原子力空母のデッキ小鳥来る
〃
俳句
1
14/10/24 21:03
恋文を代筆する手小鳥来る
〃
俳句
1
14/10/24 21:03
卒業式今年も告白にきた生徒ゼロ
〃
自由詩
1
14/10/24 21:02
心臓が低い位置にあり第三ボタン
〃
自由詩
1
14/10/24 21:02
やまびこが返ってくるまで叫ぶつもり
〃
自由詩
6
14/10/24 21:02
夜明け
もっぷ
自由詩
3
14/10/24 20:26
火野正平
花形新次
自由詩
0
14/10/24 19:33
少女グール
1486 1...
自由詩
0
14/10/24 19:31
警備員
めー
自由詩
3*
14/10/24 17:06
京都駅前交番
1486 1...
自由詩
0
14/10/24 13:39
解釈を
komase...
川柳
0
14/10/24 13:36
土曜日の憂鬱
1486 1...
自由詩
0
14/10/24 13:20
老いた町
ドクダミ五十...
自由詩
3
14/10/24 12:52
2116
2117
2118
2119
2120
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2123
2124
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2134
2135
2136
2137
2138
2139
2140
2141
2142
2143
2144
2145
2146
2147
2148
2149
2150
2151
2152
2153
2154
2155
2156
4.91sec.