悪は一つの矛盾した実り
弱くふるえている果肉を守るために
幾重にも重なった硬い果皮

善であることは実ることを拒絶すること
果肉が傷ついても
それに耐え続ける強さがあるというこ ...
思い出が消せない

あの時は確かに
愛していたから

トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ

カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように

トラウマよ眠れ
...
未来への憂いが何になるの

闇夜の訪れは皆に平等でしょう

あなたはこのちっぽけな世界に怯えて

ずっと目を閉じるつもり?

もしも

ずっと目を閉じたまま

あなたが死んだと ...
ため息をつかないし。

前向きだし。

愚痴も吐かないし。

元気だし。

ひとりだし。

仕事は不安定だし。

貯金ないし。

バツイチだし。

子供作れないし。 ...
遠く奥から
暗い雷鳴

生きる勢い
逃走のための闘争

自ら見ず
意識の儀式

他人の谷間
孤独な鼓動

頭たまらず
強い酔い

髄の不随意
心身の芯

命 ...
深夜
少しいろのついた水をのんでいた
グラスは透明だった
仄暗い
テレビの灯り


こくん こくん こくん



一息でのんでしまいたかったけど
なかなかのみおわらない
...
食べられません
と書いてあるが
食べたらどうなるかが書かれていない

○月○日まで美味しく召し上がれます
と書いてあるけど
そのあとはどんな味がするのか書かれていない

キレイにお ...
うそのそとに いつわり
うそのそとに いいわけ
うそのそとに くちがあり 
くちがあれば うそをはく

嘘から覗く虚ろな社会の本音で悪口 三枚舌で赤く丸める
嘘が強かに実しやかな ...
 だいすきです。
 だいすき。

 顔は全然タイプじゃないけど
 優しいとこ。
 話を遮らずにうんうんって聞いてくれるとこ。
 寝起きでもちゃんと出てきてくれるとこ。
 わたしの話を ...
一人カウンターで
誰にも邪魔されず
低く響くジャズを聴きながら
バーボンオンザロックを飲む
23時
世界なんて言葉は
青二才が口にするものさ
この街があればいい
この酒場があれば
何 ...
愛をまに受けて 焼けていく
わたしをみて
かける言葉がなんにしろ
それさえも まに受けてしまう

見える ほとんどすべてのものは 焼け
ドーナッツの穴だけが
残った
「皆殺し」

眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったのです
死んでいるみたいな街が
ついに
本当に死ぬ
夜の反対側で
針金みたいな警察官が
ド ...
ひとつひとつの キスに
その時々の 思いを込めて
少しずつ 贈ってゆけば

届くかしら
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚

陽光が嫌いな魚
浴びれない魚
何を思って夜の底
そこの地は冷たかろ

ここの水先案内人
ちらちら揺れる灯迷い人誘う
...
タイラップスクラップさ
スーツケースいっぱいの書類の山
受け取るはずの君に会いたくて

紫煙で頭を濁してシャワーを浴びる

タイラップスクラップ
投げ捨てられた書類を締め上げ
はみ出し ...
場末の酒場はもう流行らない
あるいは明日には無くなるかもしれない

明美は艶めかしく客に媚びつつも
そのむなしさを持て余す
今日は比較的客足がよくないようで少しは楽だ
悟がカウンター席 ...
いらない。

これ、いらないな。

それ、う〜ん、いらないや。

あれ、まあ
いやあ、やっぱり
でも、いらないか。



いらない。
これ、もういらない、いらない ...
「夕暮れ症候群」というものがある
認知症の老人などに見られる症状で
夕暮れ時になるとそわそわしはじめ
そこが自分の家であるにも関わらず
どこかへ帰ろうと外へ飛び出すのだという
ある時、そうし ...
子供のころ
とりかえっこが大好きだった
友達の靴はわたしには窮屈だったし
弟の枕は乳臭かったけれど
自分以外の人を感じる楽しいゲームだった
とりかえっこのあとには
必ずとりかえっこが返され ...
とん とん

はいってますか

とん とん 

はいってますよ



とん とん

そこにいますか

とん とん

ここにいますよ



とん とん ...
冬の鵙部活を辞めた帰り道 冬の鵙すべてを壊しきったあと 冬の鵙元気があるならやらないよ 歩けない道を星が照らして明るい 右足左足また夢が見えるまで歩こう 雨のち雨の日は悪魔 生きてるって
綺麗事じゃなくて
グロテスクで
情けなくて
格好悪い事かもしれないよな

だから人は
夢や美に心惹かれ
それに命を賭けることも
辞さないんだろう
風が突き抜けていく
物言わぬもの 同じように揺らして

立っている
この広い 地と空の遠く広がる風景に ふたり
仲人は 纏う緩やかな温い風

手を繋いでいる
結んだものの重さに 離した ...
横浜のお堀は淀んでいた。
西口からそれに掛かる橋の先。
五番街と呼ばれる街区があり、私と彼女は
左に見える日活ロマンポルノ上映館を知らないふりを。
純喫茶で文字通りお茶を濁すはずだったが、赤い ...
別に12月がそうさせてるわけじゃないけれど
(いや、少しは寒さも加担する感傷)
これまで歩いてきた足跡でもし、
踏まれた分だけ製造されるコインがあるならば
それをわたしは手作りの不器用にこさえ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
実り葉leaf自由詩214/12/9 7:06
トラウマたかよし02自由詩214/12/9 2:59
照明の証明ボロレシート自由詩014/12/9 0:58
幸せが逃げるから。まきちぇり自由詩114/12/9 0:00
命ののちシホ.N自由詩214/12/8 23:32
窒息する夢吐水とり自由詩2*14/12/8 22:44
屁理屈?keigo自由詩5*14/12/8 22:37
うそのそと為平 澪自由詩714/12/8 22:08
だいすきはるこ自由詩214/12/8 22:00
ハードボイルド・スタンリー「酒場」花形新次自由詩014/12/8 21:54
やけのこりはるな自由詩414/12/8 21:17
いつかみんな死ぬよ/3つの下書き左屋百色自由詩1114/12/8 21:01
キスの想い中原純乃自由詩3*14/12/8 20:56
深海にて這 いずる自由詩2*14/12/8 19:56
紙くずの言葉自由詩014/12/8 19:53
時代錯誤keigo自由詩2*14/12/8 18:17
いらないものだらけの中でkomase...自由詩3*14/12/8 17:47
帰りたいやまうちあつ...自由詩6*14/12/8 17:16
とりかえっこそらの珊瑚自由詩1214/12/8 11:55
ノック青井自由詩114/12/8 10:31
冬の鵙部活を辞めた帰り道北大路京介俳句014/12/8 10:21
冬の鵙すべてを壊しきったあと俳句014/12/8 10:21
冬の鵙元気があるならやらないよ俳句014/12/8 10:21
歩けない道を星が照らして明るい自由詩114/12/8 10:20
右足左足また夢が見えるまで歩こう自由詩314/12/8 10:20
雨のち雨の日は悪魔自由詩114/12/8 10:20
グロテスク渡辺亘自由詩414/12/8 9:40
YOU黒ヱ自由詩214/12/8 5:57
はじめてのでーとドクダミ五十...自由詩214/12/8 4:27
冬を彷徨ってることにしよう唐草フウ自由詩4*14/12/8 4:06

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