ずっと、
戸は開いていたが
入ってくる者はない
おまえの魂が、刻一刻と
アケビの形に変わっていくのが
ここから見えているだけだ
夜以外の時間を少しでも
...
幹はとても太くて濃い
樹齢とか想像もつかない
違う。
黄色い花の名前はわからない
元々つけられていないのかも知れない
違う。
昨日の雨を吸い込んだ土
かさかさに乾くのもじ ...
いとおしくてあたたかなかたまり。例えるなら生まれたばかりの赤ん坊。訳もわからないまま抱きしめたくなる。愛よ、それは。名前は日だまり。
重ねても重ねても重ならない、色。赤は赤だし黄色は黄色。追い ...
得点にならぬ治療や蓮の花
循環と呼吸の生理学守宮
病院の外の常識紋白蝶
床屋にて
「おねがいします」
今日はどういった感じにしましょう?
「三浦友和にしてください」
三浦友和・・・ えー いつの時代の三浦友和でしょう?
「あれ ちがったかな。 ...
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける
別れの言葉が夜明けを待っている
薄紫いろの軽自動車
後部席のドアに開いているような影
だれか乗っている人影
それをぼくは
喫茶店で
珈琲を呑みながら
見ていた立ち上がったそれきりだった
...
悪い噂は
広まりやすい
それが
己の護りになるなら
悪い噂はなお広まりやすい
悪い噂は
曲がりやすい
だれも
ほんとを求めないなら
悪い噂はなお曲がりやすい
...
「仮面って、 外すこと出来る?」
そう言ったわたしに、
「出来るさ。
その代わり、別の仮面を 被ることになるけどね」
あの日、あなたはそう言ったね。
...
わんわんと吠えるのは我が心
わんわんと泣くのは我が犬
わーんわん
わーん、わん
哀しい犬があとをついて来る
泣きながら、
涙を流しながら、
犬の涙は人と等価なのだろうか
その涙 ...
三十度以下になることなく過ぎゆく体くるわす夏のアパート
朝夕の秋に出会える日のありて自転車よりも靴を選ぶ日
[懐中?海藻。]
クラゲという言葉が好きだ。愛している。だが、頭の中に浮かぶ
くらげの姿は大体グロテスクだ。他でもない、グロテスクだ。も
う一度言おう、グロテスクだ。可愛くはない。だ ...
女性の約8割が
フェラチオ経験者であるのに
対して(歯を立てちゃダメだって!!)
男性はその半分の4割にしか
満たないのは(もうちょっと先)
単純に特定の男性にフェラチオが
集中している( ...
歯ぎしりしないよりは
するごまめでありたいと思う
井戸の底から出られなくても
空を見上げる蛙がいい
賢い猿になれずとも
見て聞いてものを言い
出ないより
出る杭でありたい
...
ぼくらはアリだ
アリより小さいかも知れない
命さえ持たないものなのかも知れない
宇宙から覗いてなにが悪い
ぼくらは命さえ持たないものなのかも知れないのに
アリが儀式をして ...
洪水の後の濁った水に
どこからか虹がそそがれる
十一月の坂を
十一月の海を
去ってゆく影
灯りのはざま
肺の宇宙
咳き込むたびに
色を失くす径
焦 ...
インスタント食品はすごい
普通なら1〜2時間掛かる料理を
2〜3分レンジでチンすれば出来上がるのだ
味は美味しく手間も掛からない
最近は色々なインスタント食品が増えて
手作りの料理なんてめっ ...
誰もいない森
上空の星
針葉樹がゆれる
土に沁みた水
雪になって帰ってくる
おかえり
また会えたね
神さまの足に蹴っ飛ばされて
コロコロと顔色を変えるような
サイコロ人間になるよりは
ポーカーフェイスな魚になって
ぴちぴち生きていきたい
どこからともなく聞こえてくるのは
つぶやく ...
イナフは目を閉じ 耳を閉じ つま先をそろえて12時方向を見つめている
その列車はやってきた。
サフランの花畑のなかを その列車は 悠然と走る
花たちは その風に揺られると まる ...
俺ならこうキャスティングする
注:( )内はオリジナルキャスト
島田勘兵衛(志村喬)・・・・スマッシング・パンプキンズのボーカル
菊千代(三船敏郎)・・・・亀田3兄弟
岡本勝四郎(木村功) ...
風景を壊しながら
ゆっくり歩いていたら
感傷が45度に傾いた、
存在が比喩のような君が
新しい名詞を
街にばらまくから
リリカルに死んだ思い出が
一瞬で
胸の中にひろがる、
...
目眩のする夜
夜風にあたって溶けてしまいたい
青い閃光
体の周りで光っている
振り払おうとフラフラ
まるでバレエのようね
雨に濡れたアスファルトで
ワルツを踊るの
頭が ...
アゲハに向かって
サナギの頃の
あだなを呼ぶものはおばかです
晴れたり曇ったり
賭けをする空の下
泣いたり笑ったり
旅をする蝶がいて
(幸あれ、と言ってみる)
サヨナラを言 ...
冬の鋭い空気に皮膚が擦れる
首の下をすり抜けていく冷たさ
固くなる指の関節
N市に雪は積もらない
部屋の奥の奥まで今朝は
白い日差しがのびていた
たやすく鎖せる六畳間では
ひ ...
トイレに駆け込み排便する
ああ、すっきり!
尻までしっかり手を伸ばして拭き取った後
レバーを下げれば
ばい菌まみれの そのおぞましい物体は
あっという間に流れ去る
そのうち臭いも消えるだろ ...
今、空の底にいます
屈折した光に包まれて
案外うまく歩けています
地図を読むことは
相変わらず苦手だけれど
磁石を温めて
風を読むことが出来れば
目的地にはいずれ
たどりつくかもしれま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魂
草野春心
自由詩
6
14/11/18 15:31
出会いの散歩道
あ。
自由詩
3+
14/11/18 13:47
冬、はじめました
〃
自由詩
2
14/11/18 13:44
得点にならぬ治療や蓮の花
北大路京介
俳句
0
14/11/18 12:38
循環と呼吸の生理学守宮
〃
俳句
0
14/11/18 12:38
病院の外の常識紋白蝶
〃
俳句
0
14/11/18 12:37
床屋にて
〃
散文(批評...
5
14/11/18 12:37
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける
〃
自由詩
6
14/11/18 12:36
別れの言葉が夜明けを待っている
〃
自由詩
2
14/11/18 12:36
珈琲を呑みながら
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/11/18 10:39
悪い噂
千波 一也
自由詩
3
14/11/18 8:39
ペルソナ
chihar...
携帯写真+...
4*
14/11/18 8:23
かなしい犬
這 いずる
自由詩
6*
14/11/18 6:53
「哲学ごっこ」2014.08.24 (番外2首)
もっぷ
短歌
2*
14/11/18 4:56
懐中?海藻。
百均
自由詩
2*
14/11/18 3:01
フェラチオ
花形新次
自由詩
1
14/11/17 23:03
ごまめのはぎしり
Lucy
自由詩
17*
14/11/17 23:02
アリの儀式
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/11/17 23:02
ひとつ つまさき
木立 悟
自由詩
1
14/11/17 23:01
独り言7
リィ
自由詩
1*
14/11/17 22:32
途中で涙に
mizuno...
自由詩
3
14/11/17 22:18
エレミタ
八布
自由詩
4+
14/11/17 22:09
『サフランの髪飾り』
座一
散文(批評...
3
14/11/17 21:37
七人の侍をリメイクする
花形新次
自由詩
0
14/11/17 21:24
破壊の季節
左屋百色
自由詩
9
14/11/17 21:13
三拍子の彷徨
瑞海
自由詩
5*
14/11/17 21:00
挨拶のはじまり
やまうちあつ...
自由詩
1*
14/11/17 19:40
学生
萩
自由詩
1
14/11/17 17:39
浄化
夏美かをる
自由詩
21*
14/11/17 16:35
この手の先にある空の果て
そらの珊瑚
自由詩
21*
14/11/17 10:40
2020
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2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
加筆訂正:
「エチュード」 2014.11.16 (一〇首)
/
もっぷ
[14/11/18 6:45]
孤蓬さんから戴いたご指摘を参考にして直しました(四度目です)。
「エチュード」 2014.11.16 (一〇首)
/
もっぷ
[14/11/18 4:51]
孤蓬さんから戴いたご指摘を参考にして直しました(三度目です)。
「エチュード」 2014.11.16 (一〇首)
/
もっぷ
[14/11/18 4:23]
孤蓬さんから戴いたご指摘を参考にして再度、直しました。
4.75sec.