妄想と暴走の果てにある
方眼紙の平野には
フタコブラクダの形をした山が
文鎮がわりに置いてあった
緑の色鉛筆で
マス目を乱暴に塗り潰すと
山を駆け下りてきた風が
それを青 ...
ほらほら
よく見て よく聞いて
あそこの彼女のピンヒール
こちらの紳士も酔っぱらい
みんなみんな
踊り狂ってる
口も回りまくって
瞬きしまくる
ミラーボールの月の下
...
彼女の手
2006.3.30.
優しい想い出に寝そべって 微笑みながら眠りたい
夕暮れのチャイム 散歩をせがむ愛犬の声 そして 彼女の手
15才の僕らは冒険に夢中だった
素敵な物 ...
天気予報は外れなかった
夕方になって
しずかに雨が降り出した
私の傘に
囁くように
なぜるように触れ
ほのあかい
夕暮れのふもとの風景を
霞のように滲ませて
幽かに微笑み
精一 ...
やわらカイ貝殻カラかなもじの
ぬるっとした意味うまれる
りょうせいるいかしら
もしかしてしかしら
しらしからぬしかしら
おかしらつきのおかしなしかしら
ナンタイドウブツカシラ
...
海沿いの無人駅
トンボが去って黄昏時
水平線の向こうから
茜色の列車がやってくる
読みかけの文庫本
栞を挟んで乗りこめば
たゆたう水面をかき分けて
列車はひねもすのたりゆく
近 ...
湿気たひかりで夜がほの白い
どこからか沈丁花の香りだ
この汚いお堀を渡る風がそれを運んでいるのだ
国賊にも一理あるのだろうか
国を護るこころとは時代遅れの思想なのだろうか
...
どんな悪事も輪郭はひかりだ
どんな不幸も輪郭はひかりだ
ピアノ
ソプラノ
バイオリン
合唱
どんな悪事も輪郭はひかりだ
どんな不幸も輪郭はひかりだ
帰宅まで我慢できない桜餅
夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても
透明になって女湯覗くより番台に座るほうがリアル
咲かせたい笑顔の花
つみとろう哀しみの実
蝶々結びをむすべない女の子
ガリーファッションが似合わない
乙女ちっくに憧れてみても
アリスの影を踏んでいるだけの
君は残念な女の子さ
潮風に揺れるループピアス
耳の穴から広がる魔法陣 ...
私にゃ小さな夢も無い
おとう(父)は、昭和の春の夜
サナトリウムから旅立った
おかあ(母)は、平成の認知症
旅立つことさえ忘れてる
田舎の家は朽ちはてて
今じゃ住む人誰も無く
私にゃたい ...
短編小説を読む
短いストーリーは小さなトリップである
こころよい疲れがのこる
散歩で拾ってきた落葉をページにはさみ
椅子にすわったまま目をつむる
眠るつもりはないが眠ってしまうかもしれない
...
もがり笛もすぎる頃
手塩にかけました
刈りとりも
人心地がつく時
ほの香る土に
なにかたのしく
火入れの祭りが
はじまりました
母の好きでした
垂れ桜が満ちる時
十三浜ワカ ...
子供と一緒に笑いながら読みました
解読された暗号が絵本がこぼれ落ちて流れて海へかえっていきます
昨日の子供はもう笑っていません
道のむこうがわでこちら側を向いてはこぼれ落ちて吸い込まれていき ...
リターン
なんでかはわからなかった
敵意が僕に向いていて
みんなが諌めてくれてる
生意気だって
気持ち悪いんだって
だから
僕はやめた
付き合うことはないんだ
そうしなきゃ死 ...
一人分少ない
凶器(サバイバルナイフ、金属バット、
日本刀、鎖鎌、チェーンソー等)を
イスの上に置いて
そのイスの周囲を
音楽(Mr.Crowley)に合わせて回ります
音楽(Mr.Cro ...
体質的に
鼻くそが溜まりやすいのか
鼻くそが溜まったことに
敏感過ぎるのか
鼻くそをほじくる回数が
人より多いんじゃないかと
悩んでいる人達に
鼻くそは
皆平等に溜まります ...
私を望遠鏡で覗きこむ
遠くから眺めるとよくわかる
良くないことを考えると顔に出るぞ
もう少し背筋を伸ばしたほうがいいな
人をあまりきょろきょろ
見ないほうがいいかな
口をあけたまま
ぽか ...
しみる みてみる してみる 夜
よくなる みえる しめる のる
しなる なくなる ゆるめる 夜
みるみる みえなくなった よる
猿ぐつわの
似合う女性と
鼻フックの似合う女性
どちらも素敵なことに
変わりない
唾液
躊躇せず
唾液を飲むことが出来れば
その女性を心底愛している証拠
コップ一杯の唾液 ...
思えば思うほど、私たちのつながりは
うすいような 強いような ふわふわとした ものだった
何でも言える というのは とても良い関係で
一年ぶりでも いつでもあって話しの続きを始められるということ ...
孤独が桜を揺らしている
傷あと
月の光が溢れる
花束を置く
童話の中のソファーに
薔薇の花束
青白い身体寄せ合い
僕らはたましいをつなぎあう
やさしくいじりあう
ふた ...
しばらく前まで そこには山があった
ショベルカーの快活な饒舌や
ブルドーザーの笑い声と共に
預金通帳に増えていく 零のよろこび
狸は自動車のライトに眼が眩んで
白いセンターライン ...
肺の音はきれい聴診器つめたい明日がとおい
君の髪が香る
桃色の香りがする
君の色は移ろいやすく
シャッターも捕らえられない
閃光 虹色を散らす君
僕の白いシャツはおかげさまで
君の声は
どんな音よりも心地よく ...
理科室の少女
悪質な症状
火傷には気をつけて
地球儀に火を点けた
空は灰色で覆われて
優しく全てを押し潰す
極彩色に燃え上がる
地上に咲いたラフレシア
ツンドラに赤絨毯
ビッ ...
初めてから25年
若い頃には考えもしなかった
年令になった
想像できなかったなあ
あの頃の私なら
今の私を変な目で見てしまうだろう
過ぎた年月を経験と言い換えて
歳を比べてみたっ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原風景
nonya
自由詩
19*
15/3/18 21:58
踊ってない夜
瑞海
自由詩
1*
15/3/18 21:23
彼女の手
余韻
自由詩
1
15/3/18 21:04
やわらかい雨
Lucy
自由詩
12*
15/3/18 21:01
シスター・シエスタ
ただのみきや
自由詩
18*
15/3/18 20:37
センチメンタル鉄道
捨我
自由詩
1
15/3/18 20:06
沈丁花
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/3/18 19:22
輪郭
〃
携帯写真+...
1
15/3/18 19:14
帰宅まで我慢できない桜餅
北大路京介
俳句
2
15/3/18 18:44
夕焼けがとけだす頃に君が吐く言葉は無色身をよじっても
〃
短歌
2
15/3/18 18:43
透明になって女湯覗くより番台に座るほうがリアル
〃
短歌
1
15/3/18 18:43
_
鵜戸口利明
自由詩
0
15/3/18 17:49
【 残念BOXS 】
泡沫恋歌
自由詩
13*
15/3/18 13:01
私に満足感がない
星野つばき
自由詩
3
15/3/18 9:20
漂って夢の淵へ
yo-yo
自由詩
2*
15/3/18 7:43
ヨシ原(石巻市)〜その瞳をみていたら〜より
黒木アン
自由詩
6*
15/3/18 6:59
瞳
佐藤伊織
自由詩
4
15/3/18 2:26
やりなおすまえ
竜門勇気
自由詩
0
15/3/18 1:24
新イス取りゲーム
花形新次
自由詩
0
15/3/18 0:16
鼻ほじって血が出る
〃
自由詩
0
15/3/17 23:57
望遠鏡
灰泥軽茶
自由詩
8
15/3/17 23:41
しみる
はるな
自由詩
3
15/3/17 23:33
唾液
花形新次
自由詩
0
15/3/17 23:19
「連絡をください」
服部聖一
自由詩
3
15/3/17 20:58
僕らはたましいをつなぎあう
北大路京介
自由詩
11
15/3/17 20:53
郊外の風景
藤原絵理子
自由詩
7
15/3/17 20:51
肺の音はきれい聴診器つめたい明日がとおい
北大路京介
自由詩
6
15/3/17 20:29
色は匂へど
瑞海
自由詩
2*
15/3/17 20:19
ガールズ・パイロマニアック
捨我
自由詩
0
15/3/17 20:04
こんなセックスも良いんじゃないかな
中原純乃
自由詩
5*
15/3/17 19:14
2017
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2047
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2049
2050
2051
2052
2053
2054
2055
2056
2057
5.29sec.