銃声が二度鳴り響き牡丹鍋
詩を書いている多くの人は、詩のイメージの中に現実以上の刺激や面白味を込めようと工夫しているように見受けられる。それは結構なことだし、そういう現実では味わえないようなものを、たとえ言語世界内で ...
僕はとどまりませんこの場所に
常に風化してさらさらと崩れて行く足元
時間というものが上下にあるいは前後に
はたまた螺旋状にきりきりと流れるものかなんて
ぜんぜん解らないのですから
空 ...
読書をしていると
知らないうちに
黒猫が膝の上に
男は一瞬たじろぐが
撫でてみると大人しくしている
そのうちに猫の毛並みは変化しはじめ
白い猫へと変わる
白猫はひょいとテーブルに飛び移り ...
父の三回忌の時、兄弟から空き家となっている実家の処分が持ち出された。小学校1年まで実家の近くで遊んでいた私としては売りたくはないのだが、それが私の感傷であることはわかっていた。そう兄弟姉妹それぞれが ...
みんなけちだ
あたえられたことなんて
あたりまえだとおもっている
そう
あたりまえのことなんだ
みんなけちなんかじゃないんだ
あたえられてばかりいるだけなんだ
...
三島が天皇陛下に殉ずるのと
宮本輝が池田大作を信奉するのは
抒情が観念と同一であるのか
それともまったくの別物であるのか
それとも人間はそのふたつを希求するのか
春は桜に ...
地下街には流行っていない歌が流れている
カレーライスのにおいぐらいの湿気がある
あと何度ぐらいすれ違えば許してくれるのか
さっきから同じ暗い色をした服が歩いている
列から離 ...
頬をなでていった、風を
振り返った遠い背後の道で
独りの樹は嬉しそうに、葉をゆらし
無数のみどりの掌は
こちらに合図している
この足もとに伸びる人影が、口を開く
(見エナイ世界)を呟く ...
僕はひとりじゃない
何でも話し合える友がいるから
僕はひとりじゃない
僕を必要としてくれる人がいるから
僕はひとりじゃない
互いに好きと言える恋人がいるから
僕はひとりじゃない
僕を ...
わたしくやしかった
おもしろくなかった
おとうとばかりかわいがって
おかあさんもおとうさんも!
なにさ!
とくにおかあさん
おかあさんはおとうとのほうが
かわいいんでしょ
ふん ...
殴り合い、貶し合い
解り合い、手を取り合い
合い合い合い
俺が私が僕がミーが
自己中心的自己主張
顕示欲丸出しのケンジ
ネバーエンディングストーリー
ネバーランドに連れてって
...
重力に囚われた
F5連打
扉は開かない
避難所はどこだ
スレッドは停滞
居場所が無い
海を彷徨い
やがて溺死
吐き出したい想いは気泡に
魚の鰓に飲み込まれ
巡るO2
...
世の中は SとMだけで なんでも説明がつくなんて思ってる占星術師がいて
月とこの星の関係も SとMだという
男と女
雇い主とアルバイト
アルバイトと客
客と少年ジ ...
あの空を 飛んでいるのは
UFO?
あなたには 見えません。
見ようとしない あなたには
けして 見えません。
あの空を 飛んでいるのは
人魂?
あなたには 見えませ ...
ホテルの朝
女はパンツも穿かずに
うつ伏せに寝ていた
夏になる
少し前のこと
昨晩
勢いにまかせて女を抱いたが
避妊を忘れた
女の中には
俺の残した
幾つかの忘 ...
彼女が玄関で
クマの着ぐるみを穿いていた
世間で言う
「バランスを保つため」
なのだそうだ
後ろのチャックが閉まらないと
長い黒髪を掻きあげ
中腰でせがむ
「早くしてちょう ...
会社の上司が死んだので
葬式に顔を出した
式が済んだあと
住宅地の真ん中にある屋敷で
同僚と飲んだ
「世の中 何が起こるかわかりませんね」と
誰かが言ったので
あからさま ...
理念よ 重き翼の理念よ
寡黙な唇を割って 朝日のように
白く眩しい また凍る泉のように
透明で穢れのない 声を
足元で戯れる記憶の娘たち
どこへでも歩いていく軽薄の子供たち
いまはすべ ...
挫いたかもしれない足を雪につけて
痛みをとりだそうとする
できるような気がする
染み出した汗が白い雪を痛みの色に染めて
(それはきっと緑だ
濃い緑
深く昏い海の底
...
にきびを潰すように
かさぶたを剥がすように
傷んだ記憶を
わざわざ夢に見る
治りが早くなる、だとか
嘘ばかり教えられた
何度も傷付けては
垂れる液体を拭う
意味の無い反復行動
...
たけだけしい北極圏で
つむじかぜばかり描きたてている
鼻息の荒い牧童よ
どうしてそんなに意固地なんだ
青い春のおもかげが
白い秋の顔立ちに ...
コンビニおでんに
浮かんでは沈む
さとるくん
次にきみと会えるのはいつ?
ゆいちゃんが
掬われた後かな?
ゆいちゃんが
掬われたとしても
さとるくんが救われるには
わたし ...
2014.12.25.
何の意味もないように思えるものでも
何かしらの意味があるのだと
そうやって見過ごした そうやって置き去りにした
念を押すように
歴史の塊と対峙して
戦争や革 ...
あたらしい自分になるたびに
古い自分は小さく丸めてゴミ箱へ捨ててきた
長年連れ添う眼鏡は鼻に重たくて
一日限りのコンタクトレンズの方が私のそばにいてくれる
世界をくっきりと映し出してくれる ...
双極に引き寄せられ
反発する
小さな砂鉄粒たち
私たちの紡ぐ言葉が
こんなにもありふれてしまうのは
あなたと私が
魂の目になって
互いを見つめ始めたから
最後に覚えているのは
...
僕の言葉があなたの中を巡り
あなたの中で咀嚼されたその言葉が
今度はあなたの言葉として
僕の中を巡り僕はそれを咀嚼する
僕とあなたは厳密な距離を保ち
互いに向かい合いながら
堅 ...
好きとか愛しているとかまるで口にしないけれど
心がぽかっとしているときはそっと手を取ってくれる
かわいいねとかきれいだねとかまるでほめてくれないけれど
うれしいときはかけよってきてなぜか一緒 ...
泣きながら、笑っていた
この世のどこにも何もなかった
何もありはしないけれど
唯一あるのは
人々の
疲労の吐き気と、嘔吐物だけ
笑っていれば
嘔も可笑しくって
すべてが可笑しくって ...
睡眠薬を飲んで寝たか忘れた三時の鳥が鳴く
飲んでないから起きたのか、わからない何もわからない、咳が出る
薬飲んで寝るかそれとも風邪薬飲んで寝るか寝れるのか
咳が
なんで今は三時?
な ...
日付順文書リスト
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日付
銃声が二度鳴り響き牡丹鍋
北大路京介
俳句
3
14/12/31 11:04
人生は退屈ではない
葉leaf
散文(批評...
2
14/12/31 10:39
2014の残骸
梅昆布茶
自由詩
15*
14/12/31 10:20
猫撫で
やまうちあつ...
自由詩
3*
14/12/31 10:13
絆の終わり
秀の秋
自由詩
2
14/12/31 9:49
あたりまえの唄
吉岡ペペロ
自由詩
5
14/12/31 0:27
殉
〃
自由詩
1
14/12/31 0:25
地下街の喧騒
〃
自由詩
2
14/12/31 0:23
糸
服部 剛
自由詩
11
14/12/30 23:59
ひとりじゃない
リィ
自由詩
1*
14/12/30 23:52
ふたりきり
弓夜
自由詩
3*
14/12/30 23:45
あたたかいたたかい
たいら
自由詩
1
14/12/30 23:40
超重力
〃
自由詩
0
14/12/30 23:27
AとP SとM
求愛星団 高...
自由詩
2
14/12/30 19:43
UFO
南無一
自由詩
0
14/12/30 19:03
忘れ物
オダ カズヒ...
自由詩
0*
14/12/30 18:59
着ぐるみ同盟
〃
自由詩
1*
14/12/30 17:45
喪服の街
〃
自由詩
3*
14/12/30 17:43
扉より
瀬崎 虎彦
自由詩
2
14/12/30 16:52
冬野
マチネ
自由詩
4
14/12/30 16:32
いたみのあと
たいら
自由詩
1
14/12/30 16:10
芥子色の北風が吹いて③
信天翁
自由詩
2
14/12/30 15:48
コンビニおでん
花形新次
自由詩
1
14/12/30 14:38
空論
余韻
自由詩
0
14/12/30 14:18
かける
木屋 亞万
自由詩
3*
14/12/30 12:53
ボイド
衣 ミコ
自由詩
4*
14/12/30 8:36
循環する人
葉leaf
自由詩
3
14/12/30 5:44
射手座のひと
とよよん
自由詩
2*
14/12/30 5:38
追従笑い
鵜戸口利明
自由詩
0
14/12/30 5:21
安眠訪れず
這 いずる
自由詩
1
14/12/30 3:36
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
2051
2052
2053
2054
2055
2056
2057
2058
2059
2060
2061
2062
2063
2064
2065
2066
2067
加筆訂正:
安眠訪れず
/
這 いずる
[14/12/30 9:58]
あまりにあれだったので改定
ネロ
/
たいら
[14/12/30 9:39]
以前別のサイトで同タイトルの詩を投稿したのでになりました。
4.14sec.