彼女は撃たれて横向きに倒れた
一瞬、背中と胸から血が噴き出した
それから
泥に沈んでいった
永遠の数分
俺は車輌の下に這いつくばった
いつも仏頂面で
誰とも親しくなろうと ...
膝を折りたたんだままで夜の中に沈んでいく、ついこの間まで鳴き叫んでいたはずの虫どもはすっかり死んで沈黙してしまい、取り壊された隣家の建物のあとの更地に生えふさぼった雑草 ...
街灯はひとりぼっちで
ぼんやりと俯いている
その下で僕もまた
俯いて本を読んでいる
街灯に寄り掛かって
時々落ちてくる
蛍光灯の燃える音を
悴むこころで捕まえる
白く息をひとつついて
...
雑踏の中の衣擦れ
夜の星に浮かぶ星
微かに
するり
正しい位置に戻るため
そろり
するり
どこまでも
世界はこんなふうに白く積もる
世界はこんなふうに白く汚れる
世界は非情だ
科学や物理より
世界は非情だ
世界はこんなふうに白く積もる
世界はこんなふうに白く汚れる
倒れてもいい
その代わり
はい上がるから
生きる生き抜く生き抜く生きる
倒れてもいい
その代わり
はい上がるから
先進国って前人未踏だ
お金で買える幸福だ
金融の出し入れで
整形美人が幸福になれるかの実験中
ルーブルだって資源のバブル次第
元だって暴力的な需要次第
ドルだっ ...
この国の政治家たちの世襲率はほかと比べてどうなんだろう
高いような気がする
北朝鮮とかわらないぐらい高いような気がする
韓国の財閥企業とかわらないぐらい高いような気がする
そし ...
大体心置きなく
休みを満喫出来るなんてのは
休み前に気になることを
一通り他の人間に押し付けることが
出来る奴なんで
そんなののために
押し付けられた方が
暗い思いをしなくたって良いのさ ...
ネオンライトのブリザード
吹き荒れて色がみんな
逃げちゃって見えるのは
君の体温かき混ぜられた
ミュージック溺れそうだと
掴んだ腕欲しいもの
あるんでしょう見えない
聞こえないって無視し ...
まっすぐに
伸びている
君のいる街までの道
羽が生えて
スキップしたら
あっという間に君のところ
まっすぐに
目を見つめていたら
君は照れて
くしゃっと笑うから
僕もこ ...
いのちのかぎり・みたせ・ゆめよ・ゆるぎのないいのちのおびを・ふとくふとくあざなえ・いのちのかぎり・いでよ・とわに・あふれでるいのちのみずでみたせ・いのちをとわに・いのちのみずで・みたせ・このみずの ...
ときどき いたずら に
玄関テレビホンを押してゆく
おせっかいな通行人がいるもんだ
知ってか知らずか
ご老人 呆けてはいませんか
...
今日さえ
取り敢えず乗り越えれば
もう休みだ
後は知るか
と思っているあなた
1月4日
ああ明日からまた仕事だ
年末やり残した仕事が
どっさりあるぞと
翌日の仕事初めを考えて
悲し ...
見るともなく見て
聞くともなく聞いている
見るつもりも聞くつもりもないが
目と耳が世界を拾ってくる
触れるともなく触れて
嗅ぐともなく嗅いでいる
意思がなくても五感は働いて ...
冬の空の青さを見あげていると
鼻の先まで
まっ青に染まってしまう
流れるのは
涙ではなくて
少ししょっぱい鼻水
丘のうえにたって
ああこのまま
いつか
いろいろかんちがいした ...
ねえ、知ってる?
氷河期はまだ終わっていないって
たとえば
冷凍庫の扉を
誰かが開けて
昼飯は冷凍パスタかそれともピザか
焼きおにぎりも捨てがたい
うーん、どうしようと
うっかり長 ...
こんな小さなグラスの中に集められた
植物たちの静かな泣き声
融けたまま凍ってゆくのだ
凍ったまま開花してゆくのだ
こんなに晴れやかな宴席でも
酒は私を悲しくする
人生の苦節ごと ...
イドからは3kmあるいた
砂だらけの雑居ビルと
その隙間にある路地に
光が射し込んでは消え
射し込んでは消え
イドは虚ろだった
この階のボタンは押すと
カチャリとなる
頭上の雲に
...
ふぉーみーパエリア買ったらもひとつおまけについてきちゃったよ一人でこんなん食べきれないから禁断の奥義〈解凍品ヲ再冷凍〉をくり出すレンジでチンして四分の愛情だけに略して(4)レンアイノ温モリギッシリデス ...
砂は空を見る
短い時の嵐
過去と未来に分たれて
3分の1が残る
命が邪魔をする
エンタープライズに
人間は載らない
いつまでも夢を見ていたい
いつまでも少女のままでいたい
追いかけてもかなわない夢を
ずっと
ずっと
どこまでも追いかけていたい
ちいさなことにときめいたり
ささいなことで笑ったり
...
学校の試験休みも終業式も終わり、冬休みに突入した。
12月24日のクリスマスイブは、自分と彼の初めて過ごすクリスマスだった。
当初はどこへ行こうかと色々計画を練ってみたりもした。
都心からそ ...
食いきったフライドチキン鍋に入れその出汁を吸うお正月まで
アメリカ軍基地移設に
反対する沖縄が
日本から独立するかを決める
住民投票を行うの
そして独立が多数を占めて
アメリカ軍も撤退しちゃって
そしたら途端に中国軍が上陸して
実効支配するの
...
小学校、教室の入り口には折り紙のリースが飾られ
お楽しみ会など開かれるクリスマス
君はサンタは来ないと言っていた。
うんとうーんと小さいときはどうだったのだろう
小さなお友達の「サンタ ...
風邪を引くと
体が弱くなるけど
風邪を押すと
体が強くなるかな?
暗闇に仄かに現れ散りゆくは張り付けの身のわたくしの恋
なにげなく挨拶がわりにキスをした君の肩さきこの手のひらで
ふくれたる下唇のたて皺に我を抑えし格子に寄りて
その ...
あっち向いてホイで
聞いてないのかと
思っていると
しっかり聞いていて
あたしの指示に対する
レスポンスは完璧だった
あのとき、二人はやっぱり
一人だった
それはあなたも感じていた ...
いいたいことなんていえないよ
薄い膜をやぶったら
はっきりみえてしまうから
そうかもしれない
ちがうかもしれない
誤解の部分をのこしておく
あとでそぉっとひらけば
それがあしたの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Jane
mizuno...
自由詩
0
14/12/27 3:34
時間の概念の分岐、無数の死体を振り回し、すべてに点火しろ!
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
14/12/27 0:59
街灯夜想
北井戸 あや...
自由詩
6
14/12/26 23:38
微動
はて
自由詩
0
14/12/26 23:28
非情
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
14/12/26 23:27
生きる生き抜く生き抜く生きる
〃
自由詩
2
14/12/26 22:49
整形美人が幸福?
〃
自由詩
2
14/12/26 22:46
切実な普遍
〃
自由詩
2
14/12/26 22:37
今年最後の善行
花形新次
自由詩
1*
14/12/26 21:13
Groove
やや
自由詩
1*
14/12/26 20:51
まっすぐに
瑞海
自由詩
3*
14/12/26 20:45
いのちのかぎり・みたせ
南無一
自由詩
1*
14/12/26 19:53
芥子色の北風が吹いて②
信天翁
自由詩
2
14/12/26 19:01
正月明け
花形新次
自由詩
1
14/12/26 17:46
ともなく
青井
自由詩
3
14/12/26 15:59
冬の空
浩一
自由詩
1*
14/12/26 13:33
冷凍金魚はいつか解凍される日を待っている
そらの珊瑚
自由詩
16*
14/12/26 9:08
酒
葉leaf
自由詩
0
14/12/26 4:45
イド
佐藤伊織
自由詩
1
14/12/26 1:55
プレゼント/即興ゴルコンダ(仮)時間外
こうだたけみ
自由詩
3*
14/12/26 1:53
Normal death
mizuno...
自由詩
2
14/12/26 1:15
「 憧憬 」
椎名
自由詩
2
14/12/25 23:13
星が降った聖夜
くみ
散文(批評...
1
14/12/25 22:54
食いきったフライドチキン鍋に入れその出汁を吸うお正月まで
北大路京介
短歌
3
14/12/25 22:51
私の願い2015年バージョン
花形新次
自由詩
0
14/12/25 22:17
サンタは来ない
とよよん
自由詩
2*
14/12/25 22:13
かぜ
リィ
自由詩
2*
14/12/25 21:12
恋短歌・十二首
游月 昭
短歌
1*
14/12/25 20:25
さむらごうち守夫「わかって下さい」
花形新次
自由詩
1
14/12/25 20:21
終わりの今日
朧月
自由詩
1+
14/12/25 18:47
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2046
加筆訂正:
「従軍慰安婦」と「挺身隊」──────朝日「第三者委員会報告書」に寄せて
/
Giton
[14/12/25 22:37]
2b③の検討を加筆。主張の流れに変更はありません。
4.67sec.