テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
...
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ...
家族は血のつながりであり、歴史のつながりであり、土地のつながりであり、愛情のつながりである。家族を泉として、そこからつながりが徐々に遠くへと流れ着いていく。血のつながりは遠い祖先の瑞々しい表情にまで脈 ... ブログを書くという行為は白紙を黒いしみで汚していく行為であり、無垢な幼児に有害な社会教育を施す行為である。何も存在しなかったはずの透き通ったウェブ空間に、自らの存在の汚れをなすりつけていく。人間は存在 ... (善いものも悪いものも美しいものも醜いものも高いものも低いものも、平に成りますように、祈りを込めた反証)

8-octo Pulse
紙に記された文字を読み上げる
それは神示、
拍動を失 ...
MJの赤ジャケットやホログラム ジャケットを開いて閉じて流行歌 帰省する鞄に詰めた古ジャンパー わしも生きたいヒメツルソバ 歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬 大声で笑う鶴を蝶々結び 猫の寝息は
眠りの根
夜もよろめく四つ脚お化け
可愛い蛙は冠おろし
月をまるめてまたあした
雨樋は 壊れているので
わたしたちは
きちんと運ばれることができません

愛してさえいれば
正しくなくても
許されると思っていた
傲慢でも

思っていた
ひとつも本当でなく ...
化粧を落として イヤホンを付ける

携帯電話と小銭入れだけあれば十分
ポケットに押し込んだ

眠る夜の町 僕は歩き出す

人気のない公園

120円のチケット
空になるまでは 誰にも邪魔させない

...
あるものと
ないものを
お風呂に並べて反省会

ありすぎて
おぼれそう
よくみてカガミうぬぼれる

今日を流して
眠るしかない今夜も

やさしいを考える
むずかしいからすぐ眠れ ...
ダージリンティーに
浮かんでる小指の面影を
タンバリンを割るみたいに
掴んでおきたい
二階堂って名字が
妙にイカすから
ツーバスを踏むみたいに
連呼してやりたい
きびだんご作ってよと
...
ある男は言った

俺は不幸だ!
美味いホットサンドが食える喫茶店の場所を忘れてしまい狂いそうだ!

愚かしい馬鹿げた話に聞こえるがこれは真実である

ある女は言った

私は幸福よ!
...
 冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた

女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ...
エロについての
何かを言うと
知らない間に誰かを傷付けて、流血させていたのかも知れない
巷には
ストロングスタイルのプロレスの嵐
対抗する側には
身近な場所でプロレスをしようと志す「俺達」 ...
誰も彼も
生まれてきたからには
なにはともあれ
生きねばならない

お腹が空いたら
なにかを食べよう
眠気がさしたら
どこかで眠ろう

死ぬまで生きよう
なにがあっても


...
偉い人よ
子供の頃僕の人生は
普通に学校行って
普通に仕事して
普通に結婚して
普通に子供が生まれて
普通に年をとって
普通に死ぬ

派手さはないけれどそれなりに
幸せな人生を送る ...
イヤミのシェーと
ゲゲゲのゲーと
じぇじぇじぇを
組み合わせた
こんな素晴らしいギャグが
危険ドラッグのお陰で
生み出せたのだとしたら
やはり危険ドラッグは侮れない

惜しむらくは
...
君と歩いた坂道を 
僕は今歩いている 
初めて手を繋いだ夕焼けの坂道 
自転車の後ろに君を乗せて汗だくになった漕いだ坂道 
ケンカして黙って歩いた坂道 
泣きながら手を振りほどいた君の後を歩 ...
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
...
車窓を過ぎる町並みを見つめるたび

そこにある暮らしに自分自身を嵌め込んでしまう

そしていつのまにか

胸を騒がせながら幸福について考えている

その書家の作品のまえで

わたしは車窓を過ぎる町並み ...
おもい
おもい
だして

ゆび
くち
いと

くびに
ほねに
にしび
ささやく

ずっと
とおい
うみで

きえていった
みどり

さがして
さがしても

...
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口

ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
...
平日、休暇を取っていると、人々の鳴らす機械音が遠くから聞こえてくるようだ。みんなが労働という祭りをにぎやかに執り行っている、その祭りの囃子が風の具合で届くのを遠くで聞いているような気がする。友 ... 砂埃にけぶる視界の片隅
蜃気楼に揺れるあの故郷
滅びても尚地を支配する
星々の暦は古い約束
果たされない理由を求めて
地図に無い砂の道を遡る
馬の鬣を撫でる渇いた夜風
砂にくぐも ...
ある夜 それはそれは窓の会話がひどくうるさい夜に
乱暴な風に乗り なにかが天井から落ちてきたようだった 

パーンと心地の良い音を鳴らし 森丘の低い頂上にやってきた
あたりは靄がかかるように  ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
魔法使いになりたかったそらの珊瑚自由詩1514/12/5 9:01
そのときドクダミ五十...自由詩4*14/12/5 4:05
葉leaf自由詩114/12/5 3:06
自由詩0+14/12/5 3:05
8-10衣 ミコ自由詩214/12/5 2:33
MJの赤ジャケットやホログラム北大路京介俳句014/12/5 2:13
ジャケットを開いて閉じて流行歌俳句214/12/5 2:13
帰省する鞄に詰めた古ジャンパー俳句214/12/5 2:13
わしも生きたいヒメツルソバ自由詩014/12/5 2:11
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬自由詩514/12/5 2:11
大声で笑う鶴を蝶々結び自由詩214/12/5 2:11
可愛い蛙のうたはるな自由詩314/12/5 0:35
雨樋自由詩214/12/5 0:30
ワンマンライブ愛心携帯写真+...214/12/5 0:21
ふたつのこと朧月自由詩114/12/5 0:11
カップにチョップ![或いは]喫茶室Demaゴースト(無...自由詩4*14/12/5 0:06
人として問うボロレシート自由詩1*14/12/4 23:38
スプーンsalco自由詩1514/12/4 23:38
ああ禅問答プロレスゴースト(無...自由詩0*14/12/4 23:31
いのち青井自由詩214/12/4 21:56
ふつうリィ自由詩014/12/4 21:40
シェシェシェのシェ花形新次自由詩014/12/4 21:00
坂道文字綴り屋 ...自由詩014/12/4 20:36
詩人四態山人自由詩5+*14/12/4 17:50
いつからか吉岡ペペロ携帯写真+...514/12/4 17:02
そら、からミゼット自由詩1*14/12/4 11:50
白菜白書そらの珊瑚自由詩20*14/12/4 9:47
葉leaf自由詩114/12/4 5:12
つきのさばく衣 ミコ自由詩3*14/12/4 4:12
星石のこえクロヱ自由詩2*14/12/4 2:20

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