青く見える空間の端で
一つだけゆっくりと時が流れる部屋があったんだ
空は血に、海は点になって
音もなく流れる砂のような
体温の無い柱が何本も立っていて
その部屋には白い君がいて
僕はただ、 ...
髪は黒
まともな格好をまとい
カモフラージュされた自分
ああ、一般人のよう
この学校に生えてる木も
歩いている大半の人々の
名前も知らないまま卒業しちゃう人たちに混ざって

キンキンの ...
寒くて寒くて
やってられないよ
地下道とかも
閉め出されちゃうしさ
ああ?そんなもん、暖かいのに
越したことないだろよ!
道端にバナナとかマンゴーとか
一年中なってりゃ
飢え死にするこ ...
群れからはずれた ひつじがいっぴき
光に打たれて たっている
かなしいでも
誇らしいでもなく
ひつじがひとり たっている
まるく くらい 影をおとして
ひかりがひつじを 打っている
...
遠い昔のことよりは
今の家族を思うとき
苛立ち不満を見るよりは
今の楽しさを感じて生きる。
不自由な君の手をさすり
冷たい君の手をさすり
世間話につい昔
未来の話は嘘になる。
今の楽し ...
一人一人が
一人一人であることを超えて
一つの波打つ連合となり
一人であることを忘れる
言葉は言葉を呼び
笑いは笑いを呼び
そこに何の抵抗もなく
めまぐるしく連鎖する
四人 ...
アギーレが
実はヨルダンの
予選1位通過に賭けているので
急遽、街をぶらぶらしていた
日系ブラジル人らしき
ホルヘ・リベラ・ナカジマと
カルロス・ミゲール・デ・オリベイラ・ルイス(なげえよ ...
広島市内は川が多い
元安川をゆっくり走る遊覧船

見慣れた景色でも
川から遊覧船に乗り見る景色は
何もかもが新鮮に目に飛び込んでくる

穏やかな風を浴びて
見上げるように街を見つめて
...
 ふと誰かが呼ぶ声にはっとして玄関に出てみた。やや関西訛りのする初老の胡散臭い中年が立っていた。薬売りだという。昔ながらの熊の謂だとか、小さなガラス瓶に入った救命丸など、まったく利きそうもない薬をずら ... 「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」
を使って文章を作りなさい (10点)

あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれないなんて大人になれないことを他人の ...
道路わきで見かけるほとんどの獣は
車に引かれてしまった獣
口をぽかんと開けて
横たわっている
腹が裂けたり
頭が割れたりしているものもあるが
たいていの獣は毛むくじゃらで
...
ぽかりぽかりとうかんでいく
呼吸を見上げて
たましいはあんなふうに揺れるのかな
と君が言う
小さい手で何でもつかもうとするのは
おなかの中に忘れてきたものを探しているんでし ...
塒と書いて「ねぐら」とよむ
人には塒が必要だろう
その場所で朝と夜を重ねるうち
いつしかそこが自分にとっての塒になる


住めば都というけれど
いろんなものがなじんで
しっくりとくるに ...
毎晩この時間になると
小さな星のうかぶ
銀河を注ぐ奴がいる
注がれる女は
眠りのなかで
星の声を聴いている

星の声は
色をかえ
姿をかえて
女の胃袋に吸い込まれてゆく

毎晩 ...
缶に溶けた母を見て泣く幼年時代に

奥まで続く棘々で手は汚れています

その目で見ないでと服の袖をとり、

ガラスの破片で鳴く秒針の合間に。
三種のサラダが詰まった徳用パックのフタを
開け左手に持ったあまおう苺ジャムが挟まる
シフォンケーキサンドを齧ると同時に右手は
牛乳をたっぷり注いだコーヒーのカップ握り
しめているのに目線ならば ...
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら目を凝らしてみたって
ぼくらはたったひとりなのだ
恥も外聞も捨ててしまおうよ
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら耳を澄ませてみたって
ぼくらはたったひとり ...
楽しいことが
どんどん
なくなっていくのが怖くて
何か新しいことに
飛びつきたくなるんだろう
でも直ぐにつまらなくなって
惰性でやるようになって
やがて止めてしまうんだ
アナルセックス ...
押し寄せる波をぼんやり見ていたい理由などない心が望む

春になり優しい陽射し降り注ぐ心の奥の哀しみ溶ける

洗濯や掃除を終えて一休み再放送のドラマを見ている

寒さ減り暖かさ増す春の日々足 ...
  昔 いっとき 叫ばれた
  つたないスローガン──
       「発想の転換」
    そうだ そうだった
       卒寿に甘えて 
      弱きになるのか
       卒 ...
一瞬
僕の目蓋の裏に
君の姿が像を結んだ
それは夢
永遠に届かない
形のない幻であったのだ
はじけてる星屑を盗んできてよ。こんぺいとうじゃだまされない。みんなしてるみんなって、どこのみんななのか氏名住所を挙げてみなさい。わたしのわたしで描くわたしきり、とけないマシュマロを食べたら、冬 ... 風のない日にはアナタを見た場所で磁石の如く北を向いてる 青空を掴んだ赤いハイヒール点滅してる少女の子宮 会いたいと呟く声はすぐに消え白い塊だけが残った この歌を何回聞いたことだろう

この歌をあと何回聞けるのだろう
いつかは捨てなければならないものたち
おもいではすでにどの街にも
棲みついてはいないのだろう
もう昔々あるところにはだれもいない

ものの変化を過去というならば
いいかげんな記憶のなかから ...
お母さんは学生時代の友達の家に遊びにいくと必ず寝込んでしまった。
それはいつも二、三週間続いた。
そうなると私が弟の面倒をみて夕飯や朝ごはんを作るのだった。
私がそれを受け入れればお父さんとその ...
星の出す答えを
ノートに書き写す
生徒たちは
みな遠くの空を見上げ
道に躓いては
ばつが悪そうに笑う

天体模型を並べ
地球と金星の自転の
逆さまに引かれ合う
それを恋物語と読 ...
積もる雪が暫しの暇を
流れる雨が暫しの癒しを
与えてくれている間に
答えを探して
這いまわる
けものの
みち、

愛を験す事はしてはけないと
高尚な教えに諭されて見えなくなってい ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水葬智鶴自由詩415/1/17 10:57
真円に混じる楕円這 いずる自由詩115/1/17 10:31
温暖化待望論花形新次自由詩015/1/17 10:26
群れからはずれた羊が一匹はるな自由詩1115/1/17 10:11
生活の隙間……とある蛙自由詩20*15/1/17 8:45
宴会葉leaf自由詩2+15/1/17 7:50
アギーレジャパン花形新次自由詩115/1/17 7:39
川から見る景色夏川ゆう自由詩215/1/17 6:07
薬売り山人自由詩5+*15/1/17 5:11
「あんたたちのせいでわたしいつまでたっても大人になれない」クローバー自由詩4*15/1/16 23:54
口をぽかんと開けて自由詩3+*15/1/16 23:51
海と星自由詩2*15/1/16 23:48
シャドウ ウ...自由詩5*15/1/16 22:44
星を注ぐ草野大悟2自由詩12*15/1/16 22:29
「映画みたいなシーンをみたいだけ」宇野康平自由詩015/1/16 21:56
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく/即興ゴルコ ...こうだたけみ自由詩3*15/1/16 21:35
ぼくらは青井自由詩4+15/1/16 20:57
焼肉花形新次自由詩015/1/16 20:39
押し寄せる波夏川ゆう短歌015/1/16 20:18
漆色の夕陽がおちて⑤信天翁自由詩115/1/16 19:58
断片渡辺亘自由詩115/1/16 18:32
冬、はじめました。 阿ト理恵自由詩18*15/1/16 12:42
風のない日にはアナタを見た場所で磁石の如く北を向いてる北大路京介短歌415/1/16 11:24
青空を掴んだ赤いハイヒール点滅してる少女の子宮短歌315/1/16 11:24
会いたいと呟く声はすぐに消え白い塊だけが残った短歌415/1/16 11:24
たぶん ときについて金子茶琳自由詩515/1/16 11:11
あしたの風梅昆布茶自由詩1815/1/16 9:58
帰り道吉岡ペペロ自由詩1415/1/16 8:07
mythos衣 ミコ自由詩6*15/1/16 3:13
けものみち自由詩5*15/1/16 2:09

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