イーイコールエムシー2乗巨鯨鳴く
背美鯨アール・ヌーヴォー風駅舎
白鯨やそびえ出たる潜水艦
否応なしに冬に抱かれ
吐く息
ひんやり
あたたかく
生業の向こう
透かし見る
見知らぬ男が 女が
子どもたちが厚着して
光片の海を泳いで往く
わたしはもういない
...
それは秒速340mでやってきて
僕の胸に鈍い痛みを残した
君が涙と共に排水溝に流した澱を掬い
遠い夜に喰らった疼きに塗ったくる
いてえ、いてえと言いながら愛撫して
僅かにこぼれる ...
死んだ夢を見た
冬の明るい光の
朝に
死んでゐた
黒い艶やかな石の上に
清めの塩を撒き
白い綿の布ヲ敷いた
弔いの準備に来た姉に
いつ死んだのかと尋ねたら
3時の8分前だったという
...
マリアのような透明なひらひらを身にまとい
夜の月のようなぼんやりした光を放つその体
それはクラゲ
それは漂う生き物
それはただある生き物
しびれを起こし
火傷を追わせるその聖母は
...
別なのに同じ何かが目に遊ぶ
戸惑いを背に押しあてて背を描く
無も壱も那由他も同じ指の夢
頬ぬらす半月の水のぼりゆく
道端の心臓浅 ...
鉄が踊る
影は遅れる
枝が踊る
血を流す
花のような葉の
血を流す
器からあふれ出る熱
頬と野外の違いから
不明の土の窪みから
壁と炎が立ち上がるのを見る
...
若いときは
お姉さんを見ると
とりあえず全裸にし
アソコを舐め上げることを想像して
気付くとちんこの先が
ヌルヌルしてきたものだ
そのヌルヌルが気持ち悪くて
トイレ🚻に駆 ...
僕とあなたの間にある空間には
いつの頃からか水が流れるようになった
水はときには破裂し
ときには甘い味を伝える
あなたの視線が空間を貫くと
空間は一気に線に凝縮され
眩く僕のことも ...
雪はいつ降るのだろう
いつもならもう降っている
暖冬になるとか
ならないとか
よくわからない
今年は本当に暖冬かもしれない
そうは言っても冬だから寒い
たくさん着込んで過ごす ...
確める術も手立てもあるはずも九月初めのあけの明星
思い出の星は軽くなりと聞きそうか僕は納屋の日時計
さようなら 罫線の檻のなかで
疵になって庇う
今日の予報は雪だから
紙の片隅に 小さな文字を連ねて
誰かにとってかわるまで
あなたの日々の目印に
わたしは金の栞紐
荒涼と風吹きすさぶ丘に立ち
肌打つ風さえ気付かずにいた
冷たい寒いとふるえを感じつ
次第に惹き込まれていく吾身
次第に何も感じなくなった時
雲はムーアを覆い私を覆った
荒涼 ...
{引用=得意ではない、
飛びかたをためしていた鳥の、
シルエットを真似て、
あるいはそういうタイトルの、
詩をかいて、
昨夜の微熱は冷えて、
花びらのような咳をした、
踏切がおりたままで ...
もってまわった言い方というのは
たいていの場合は頭が悪いか
あるいは何かをごまかしているか
さもなければ慇懃無礼かなんだけど
たまに誠実さゆえに
そうならざるを得ないという場合も無き ...
君がもしもシンデレラなら
うっかり者な僕はガラスの靴を
うっかり落として割ってしまうだろう
君がもしも白雪姫なら
悲観的な僕は涙に溺れて
君の隣で溺死してし ...
いやだなあ
濡れると冷たいから
多分ね
綺麗に見えるようになったんだよ
彼は言った
月が綺麗なことはむかしから知ってる
けれど
そうだね
色んなことが過ぎて
声も失った
あの時 ...
天界から堕ちてしまった天使である君を
ただ僕はうっとりと見惚れていた
まるで真珠のように白く輝く涙を拭ってあげることもできずに
それはとても甘い香りを放つ薔薇の棘みたいだった
羽を失く ...
おまえは
いつでん
ドンカッチョんごて
目んまえのもんに
ガッバッて食いついて
辛抱ちゅうもんを知らん
だけん
いっちょんよかもんのでけんとたい
のさりたい
神さんのごたるひとの ...
狸の死骸を突いている鴉は
国道の真ん中で ダンプに踏み潰される
黒い羽は飛び散って
自分も狸と同じように 一塊の肉になる.
通り過ぎる助手席の婦人は 眼を背ける
汚らしい物を見て ...
Happiness は どこに あるのだろう?
Money の呪縛から 解き放れたとき
ぼくらは きっと
自分の Happiness を 見つけられるだろう
だから もっと Slow に ...
無限大をよこちょにかぶって
生真面目な顔して散薬を調合する
あるいは坩堝をかきまわす
半分だけ金に変わった銅貨が
あなたの夢想を具現する
それが真実の科学の結婚で
あなたの欲するも ...
もしも今までに負った傷跡を無くせたなら
傷1つない綺麗な身体になるけれど
それで本当に綺麗と言えるだろうか
心に傷を負ったからこそ
前に立ち向かうことができる
身体に傷を負ったからこそ
...
春待月の かぜとひかりょ
街はずれのプロムナードでは
ゆっくり 踏みとどまって
奏でてくれないか
ベートーベンの交響曲「田園」を
たとえ 家並みをそそく ...
いたずらにたらした
記憶の糸を
時計の針が巻き取っていく
日をめくる度
からえずき
捩る様にして
喉潰す
時間は止まらず続くから
あとどれくらい
息が続くのか
頭がドクドク
嗤っ ...
世の中のほとんどの差は
直接か間接かの違いだって
森博嗣が書いていて
集団的なんとかと個別的なんとかも
間接的と直接的とすれば
よほど分かりやすくなるのにと思った
間接 ...
今度の選挙で
もし安倍政権が
続くことになったなら
日本は
歴史の過ちを
繰り返すだろう
こんなはずではなかった
話が違うと
気付く時には
手遅れに…
この道しかないな ...
すべての既得権益を守るのが
保守だって
昔、鎌倉に住んでいて
自刃したおじいさんに聞きました
だから改革なんて
一言でも口にしたら
そいつは保守ではないんだって
僕は気分的に
成り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
イーイコールエムシー2乗巨鯨鳴く
北大路京介
俳句
1
14/12/13 13:20
背美鯨アール・ヌーヴォー風駅舎
〃
俳句
1
14/12/13 13:20
白鯨やそびえ出たる潜水艦
〃
俳句
3
14/12/13 13:20
心冬
ただのみきや
自由詩
11*
14/12/13 13:15
秒速340メートル
keigo
自由詩
2*
14/12/13 13:01
手紙 夢
まんぼう2
自由詩
0
14/12/13 9:40
水に沈められた聖母の肖像
這 いずる
自由詩
2*
14/12/13 9:28
ひとえ ひとえ
木立 悟
川柳
2
14/12/13 9:24
夜へ 虹へ
〃
自由詩
1
14/12/13 9:19
ちんこの先のヌルヌル
花形新次
自由詩
0
14/12/13 8:21
空間
葉leaf
自由詩
1
14/12/13 8:09
冬の寒さ
夏川ゆう
自由詩
1
14/12/13 5:52
_
id=523...
短歌
0
14/12/13 3:17
罫線の檻
舟月夜
自由詩
4
14/12/13 3:07
ムーア・・・
tamami
自由詩
4
14/12/13 1:56
ふゆのひかりについて、
mugi
自由詩
6*
14/12/13 1:21
婉曲に
シャドウ ウ...
自由詩
2
14/12/13 1:21
王子様にはなれない。
雨の音
自由詩
2
14/12/13 0:34
橙の月
凛々椿
自由詩
4
14/12/13 0:12
2人だけのエデンの園
文字綴り屋 ...
自由詩
0
14/12/12 22:36
のさり
草野大悟2
自由詩
2*
14/12/12 22:24
肉食動物
藤原絵理子
自由詩
6
14/12/12 22:23
二百三十万光年のHappiness
南無一
自由詩
1
14/12/12 22:17
タロットカードのいちまいめ
佐々宝砂
自由詩
3*
14/12/12 21:35
きれい
リィ
自由詩
5*
14/12/12 20:46
しわぶきとなみだ(五)
信天翁
自由詩
0
14/12/12 20:35
糸
北井戸 あや...
自由詩
0
14/12/12 19:44
間接に
シャドウ ウ...
自由詩
1
14/12/12 17:55
耐え難い未来
眠り羊
自由詩
1
14/12/12 16:52
保守
花形新次
自由詩
0
14/12/12 14:28
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
4.58sec.