青い空がおいでって私を呼んでる
ずっと夢見ていた旅立ちの日
春の風が何度も私をせかして
早く早くって言うけれど
飛び立つにはけっこう勇気がいるのよ
心臓がドキドキして今にもはじけそう ...
ハムすき〜!
と
叫んだポニョがうらやましかった
私も
ハム好き〜!
と
叫んでみたかった
だけど
ハムの裏側にある
添加物の数々を
確かめずにはいられない
そうして
ハム ...
甘すぎる果実は嫌い
べとべとするから
沢山の蟻が寄ってくるし
喉が渇く
どんだけ満々た色をしていても
僕はそれを嫌う
でも専門家ではないから
食べてみないと解らないので
すごく喉が渇い ...
突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない
青い空
白い雲
果てしない孤独
幸福な人よ
あなたは一度死んでしまった
かつて巨大な飢えに引きずられて
ひたすら哲学の研究で自らを満たそうとした
探求の徒としてのあなたは死んでしまった
あなたは次第に人々に囲ま ...
蟲時雨犬の口から拡声器
姥巫女や霧の髑髏が血を喰らう
イカサマを見抜けない賭け油照り
たこ焼きや
冬の休日
ホフホフと
地平線は果てがないけれども
果てを追い続けて
また元に戻るなら
目の前に線を引き
そこまでを果てとしよう
その先が新しいスタートで
何も無かったその線までは
ただのブランク
喪 ...
宴が去って
ふと虚しくなっている
寄り添える言葉の羅列も
破綻する
られつ られる らりる
らりるれろ ろれるりら
先に立たぬ後悔
あああああ
そして願わくは
次の宴を
ど ...
春かな
雨がしとしと
しとしと心に
目をつぶり
何をしようか考える
春かも
傘をさして外へ出れば
何かあったのかな
皆嬉しそうに少し笑っている
春だよ
手は冷たい
頬を撫 ...
悩まずにはいられない
日常という拘束
塗り替えたい、昨日、今日、明日
眠れば何か変わればいいのに
逃れられない痛み
春が来て、夏が来て
日差しはいつだって
降り注いでくる
変鉄のな ...
カンカン照りの夏の日に
黒いペンキが捲れてた
露出した鉄の赤錆を
ぼんやり見つめる
ころがり落ちた
階段の下から
目覚ましが
遠く鳴る
リリリ
リン
リ
すでに
取り返しが ...
あぁ 声を出せば 空に溶け
取り戻す術を 僕は知らない
芝生に寝転び 眠ろうが 嘆こうが
空の青が 濁る事はなく ついつい安心してしまう
大きな葉の表に そんな一遍の詩を 書き記してお ...
雨、いつも待っている、
雨、いつまでも人を殺せない、
雨、いつか風邪を引いた私の、
雨、手の届かない、ところが常に、痒い、
痒い、痒いんだ、前歯の裏あたりが、前頭葉の祖語が、
優しかった祖母 ...
ビデオテープを売りに街に出た
雨の街の中で 傘を差して
だけど ブックオフで ビデオテープを差し出すと
買い取りは 当然拒否されてしまった
モードオフでも
ゴミ捨て場から拾ってきたジャケット ...
どのみち世界は
俺を受けいれることはないだろうと思っていた
二十歳のころ
俺は生まれてきたことを呪った
憎しみは
親に向けられた
憎しみは
世間へと向けられた
憎しみとは殺 ...
疲労の度合いは肉体と精神が切り離された距離の大きさによって規定される。積み重なった疲労によって内外の電気信号を結び付け認識を生み出す思考回路は切断され、苦悩すら出来なくなる。何も得ない、何も失わない ...
雲ひとつ無い空の下
傘を片手に屋根の上
風が吹くの待っている
強く吹くのを待っている
蝙蝠傘くるり
風がさらうの待っている
いつか夢見た世界まで
運んでくれるの待っている
薫る ...
ぼくは祖父ちゃんによく似ているらしい。
子供のころよくそう言われた。
祖父ちゃんは島で暮らしていた。
釣りとかカブトムシ狩りとか教えてもらった。
祖父ちゃんは昼間釣りをしていて ...
ぷくぷくと あんこをつめて
ゆっくり 水に 浮かべる
ふーわ ふわ
華麗なジャンプは 出来なくて
ふーる ふる
ちょっと さぶいぼ 立っちゃっタ
サブイボって なに?
...
妖怪ウオッチ、ウォッチ?なるものが流行っているのでまあそんな話。
グラミー賞4冠も獲った方が、苦しい体験が僕にいい曲を書かせるんだ、って言ってたからまあそんな話。
久しぶり。
東京。
ネッ ...
最近ちっともニュースにならないので
どうしたのかと
隣の不束先生に聞いたら
おそらく
危険な状態は去ったのでしょう
と答えてくれた
それは良かったですな、はははは
って二人で笑ったけど
...
童貞のまま30歳を迎えれば、魔法が使えるようになる。そんなわけはないのだけれど、奥手で純朴な男たちの中には、そのことが孤独の支えになっていることもある。
百年経てば物には命が宿る。そんな言い伝えもあ ...
こたつの中で蒸れた
貴女の足を嗅いだ
うっ、となりつつ
何度も何度も嗅いだ
臭くたって
こんなにも愛おしい
変態と言う
言葉では片付けられない
本当の愛が
そこにはあ ...
私が二十歳になった日に夢をみた
そこには子供の頃の私が
涙をながして微笑みながら
私に手を振っていた
きっと別れを告げに来たのだろう
私がさよならを告げると
小さな私は消えていった
あの ...
梅園のあとゲームセンターでコインゲームで盛り上がった。
いま古本屋で子供たちはカードを選んでいる。
ぼくは財布が欲しくなり皮の長財布を見ていた。
このあとどうしようか。
ほんと ...
長い雨でたわんだ箱に注がれ
わたしたちの影は混合される
飛沫は獰猛なひかりを二割ほどふくみ
素っ気ない白衣などに 付着する 未練がましく
そして だれもが わたした ...
爽やかな朝が座禅を組んでいるのを遠巻きに見て、
賑やかに客が行き交う池のある庭に面した廊下に立っていたおまえは
鼻を垂らし、
昼も夜もなく透明な凍りついた顔で笑っている
やがて厳しい冬が過 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
たんぽぽ春のパラシュート
未有花
自由詩
16*
15/3/2 10:10
窮屈な食卓
そらの珊瑚
自由詩
9*
15/3/2 9:04
甘すぎる果実
こいち
自由詩
1
15/3/2 7:30
青い空、白い雲
花咲風太郎
自由詩
7
15/3/2 7:03
幸福な人
葉leaf
自由詩
2
15/3/2 5:39
蟲時雨犬の口から拡声器
北大路京介
俳句
4*
15/3/2 1:11
姥巫女や霧の髑髏が血を喰らう
〃
俳句
1
15/3/2 1:11
イカサマを見抜けない賭け油照り
〃
俳句
1
15/3/2 1:11
たこ焼き
殿上 童
俳句
8*
15/3/2 0:52
線を引け
はて
自由詩
3
15/3/2 0:50
宴の後のらりるれろ
森川美咲
自由詩
2*
15/3/1 23:52
春の雨
灰泥軽茶
自由詩
6
15/3/1 22:47
日常という拘束
小日向 ココ
自由詩
3
15/3/1 22:44
冷えていく鉄/即興ゴルコンダ(仮)投稿.17
こうだたけみ
自由詩
10*
15/3/1 22:26
芝生
竹森
自由詩
3
15/3/1 22:05
窓の外
〃
自由詩
1
15/3/1 21:35
消えた街
番田
自由詩
3
15/3/1 21:35
あいつは復讐したがっている
オダカズヒコ
自由詩
3*
15/3/1 21:30
接続詞が足りない。
竹森
自由詩
1
15/3/1 21:23
少女空挺部隊
捨我
自由詩
3
15/3/1 20:30
6ジグソーみそ汁
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/3/1 20:24
藤の夢
藤鈴呼
自由詩
0
15/3/1 18:17
過去はただそこにあるだけのことか、書くか。
山内緋呂子
散文(批評...
8
15/3/1 17:58
危険ドラッグ
花形新次
自由詩
2
15/3/1 17:32
冷えていく鉄
木屋 亞万
自由詩
1*
15/3/1 15:52
こたつ
花形新次
自由詩
0
15/3/1 14:50
さよなら
リィ
自由詩
2*
15/3/1 13:53
5ジグソーみそ汁
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/3/1 13:50
憐憫
草野春心
自由詩
4
15/3/1 12:20
伽藍の春
atsuch...
自由詩
8*
15/3/1 10:45
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2043
2044
加筆訂正:
北海道旅行
/
森川美咲
[15/3/1 23:56]
孤蓬さまの指摘を受けて修正しましたm(_ _)m
3.62sec.