挫いたかもしれない足を雪につけて
痛みをとりだそうとする
できるような気がする
染み出した汗が白い雪を痛みの色に染めて
(それはきっと緑だ
濃い緑
深く昏い海の底
...
にきびを潰すように
かさぶたを剥がすように
傷んだ記憶を
わざわざ夢に見る
治りが早くなる、だとか
嘘ばかり教えられた
何度も傷付けては
垂れる液体を拭う
意味の無い反復行動
...
たけだけしい北極圏で
つむじかぜばかり描きたてている
鼻息の荒い牧童よ
どうしてそんなに意固地なんだ
青い春のおもかげが
白い秋の顔立ちに ...
コンビニおでんに
浮かんでは沈む
さとるくん
次にきみと会えるのはいつ?
ゆいちゃんが
掬われた後かな?
ゆいちゃんが
掬われたとしても
さとるくんが救われるには
わたし ...
2014.12.25.
何の意味もないように思えるものでも
何かしらの意味があるのだと
そうやって見過ごした そうやって置き去りにした
念を押すように
歴史の塊と対峙して
戦争や革 ...
あたらしい自分になるたびに
古い自分は小さく丸めてゴミ箱へ捨ててきた
長年連れ添う眼鏡は鼻に重たくて
一日限りのコンタクトレンズの方が私のそばにいてくれる
世界をくっきりと映し出してくれる ...
双極に引き寄せられ
反発する
小さな砂鉄粒たち
私たちの紡ぐ言葉が
こんなにもありふれてしまうのは
あなたと私が
魂の目になって
互いを見つめ始めたから
最後に覚えているのは
...
僕の言葉があなたの中を巡り
あなたの中で咀嚼されたその言葉が
今度はあなたの言葉として
僕の中を巡り僕はそれを咀嚼する
僕とあなたは厳密な距離を保ち
互いに向かい合いながら
堅 ...
好きとか愛しているとかまるで口にしないけれど
心がぽかっとしているときはそっと手を取ってくれる
かわいいねとかきれいだねとかまるでほめてくれないけれど
うれしいときはかけよってきてなぜか一緒 ...
泣きながら、笑っていた
この世のどこにも何もなかった
何もありはしないけれど
唯一あるのは
人々の
疲労の吐き気と、嘔吐物だけ
笑っていれば
嘔も可笑しくって
すべてが可笑しくって ...
睡眠薬を飲んで寝たか忘れた三時の鳥が鳴く
飲んでないから起きたのか、わからない何もわからない、咳が出る
薬飲んで寝るかそれとも風邪薬飲んで寝るか寝れるのか
咳が
なんで今は三時?
な ...
あの頃はエゴだった
時がそれを砂にかえた
砂のように優しく風に吹かれた
あの頃は純粋だった
時がぼくを日和見にかえた
ぼくはひとに勇気をあたえた
正しいことは絶対ではなかった
いつの世 ...
畏怖を気高く朴訥に
口笛のように
風に身をまかす
大空をゆく鳥の飛翔のように
不安は不思議に不思議は確信に
確信は自然への畏怖に帰るのだ
畏怖を気高く朴訥に
口笛のように
風に身を ...
中国が
その歴史が
対岸が
憧れや不思議であった頃
文明がくすんで霞む
学びの対象だった頃
ぼくらの国を脅かすこともなかった
夜が明けるようにめくられた
精神かどこかで感じていた
...
火事のあとに遺体ひとつ
それが終なら
誰のための句読点だろう
昔の音楽ながれる
マイオールドフレンズ
消えやしないで
マイオールドフレンズ
昔の音楽ながれ ...
いつか思い出す
おまえの寝息
メリークリスマス
ジャマイカならば
夏の思い出さ
真剣かわいいよ
日だまりのような
風が過ぎる
こころから
愛し ...
職もなく家もなく
暖も取れず 寄り添うひともない
「どこかへ行け」と高札は告げる 「誰からも見捨てられたのだから」と
飢えても盗まない 寒くても火を放たない彼らを
我らのしもべは我らの小国から ...
扇風機
からだを触れる
風そよぐ
たぶん
きっと
副交感神経
がんばりすぎだよ
死ぬことが恐くない
死んだことだけ残念な
そんな人生ならいい
...
あなたは毎日同じスーツに心を流し込みながら
あなたの心はスーツやシャツが仕事で汚れるように
社会の密林を探索することで研がれていった
いや、心だけでなく体も、研がれるだけでなく彫られ ...
カーテンを開けてしまった朝を
取り戻すことは誰にもできない
パジャマのままポケットもなくて
何の準備もせずに外に出かけられたらいい
私があなたに手紙を書けたのなら
ポストを探すた ...
上司が休憩室に置いてったお菓子の山
これ食べて年末年始も頑張れ、と
社畜って何さ、畜生さ
ドナドナされて逃げ出したい
ベ○ースター、サ○ダせんべい
人気者は次々消費され
そんな中、机の ...
*
蓋をした心のすぐそば、吹き溜まる感情の渦が
縄張りを広げている。
やがて渦が傷を付けて、
肉腫となり生み出される
ふたつめの心。
夕方五時のサイレン
あの角を曲がると ...
「鮭がその身を傷だらけにしてまで
古里に帰る理由は
産卵の為でなければならない」
赤点の数学のテストの
裏に落書きをした
君がAで
ワタシがBだと仮定した場合に
導き出される答え ...
機械仕掛けの少女
ヘッドライトに照らされて
傘に映る影 青い雨
行き急ぐ 生き急ぐ 息急ぐ
くるみ割り 中身 空気
取り込んで 取り込んで
柔らかい黒 見つめて 感じて
いつも見 ...
新しい時をみんなで迎えられるように
種を蒔いた 時の種を
1つの時が終わりを迎える頃
種から花になりみんなのもとへ
もうすぐ新しい時が生まれるよ
ほら、新しい時が始まるよ
病気切り取ってくれた君ごと捨てる
生きるという事は誰かを傷付けるという事
産まれるという事は母親に痛みを与える
成長の過程においても、幼い内は親の手を煩わせ
昔、街の雑踏に何気なく捨てたペットボトルを
誰かが踏んで怪我 ...
ここはレストラン
カジュアルに、さり気なく
気さくに突っ立って、どうぞどうぞと受けいれる
そんなレストラン
年の瀬
親子連れが賑わって
子供が次はひつじさんのとしだね
と黒曜石の瞳を ...
丘陵地帯の
新しい住宅街に
つま先立ち
迷うまひる
人ケない辻に
木陰のみ揺れている
せつな
魚眼ミラーの中で
ユルい坂道を
背泳ぎの君が行く
白い息を漏らしてさ
きっと走ってきたんだろうね
雨か汗か、それとも涙か
そんなに顔を濡らしちゃって
馬鹿みたいだね、鼠みたいだ
汚らしくて仕方ない
都会の隅でごみを漁る
君にお似合い ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬野
マチネ
自由詩
4
14/12/30 16:32
いたみのあと
たいら
自由詩
1
14/12/30 16:10
芥子色の北風が吹いて③
信天翁
自由詩
2
14/12/30 15:48
コンビニおでん
花形新次
自由詩
1
14/12/30 14:38
空論
余韻
自由詩
0
14/12/30 14:18
かける
木屋 亞万
自由詩
3*
14/12/30 12:53
ボイド
衣 ミコ
自由詩
4*
14/12/30 8:36
循環する人
葉leaf
自由詩
3
14/12/30 5:44
射手座のひと
とよよん
自由詩
2*
14/12/30 5:38
追従笑い
鵜戸口利明
自由詩
0
14/12/30 5:21
安眠訪れず
這 いずる
自由詩
1
14/12/30 3:36
あの頃はエゴだった
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
14/12/30 0:59
飛翔
〃
携帯写真+...
2
14/12/30 0:39
大黄河
〃
携帯写真+...
2
14/12/30 0:25
マイオールドフレンズ
〃
自由詩
2
14/12/30 0:16
風のなかメリークリスマス
〃
自由詩
2
14/12/30 0:09
渋谷区の公園からのホームレス締め出しに寄せて
吉岡孝次
自由詩
4
14/12/30 0:04
がんばりすぎだよ
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/12/30 0:03
彫る人
葉leaf
自由詩
1
14/12/29 23:58
1
number...
自由詩
1
14/12/29 23:43
おしるこ
たいら
自由詩
3
14/12/29 22:12
心の蓋トリオ
とよよん
自由詩
2*
14/12/29 21:59
AI
衣 ミコ
自由詩
2*
14/12/29 21:47
青い雨と少女
小日向 ココ
自由詩
0
14/12/29 21:22
時の種
リィ
自由詩
1*
14/12/29 21:06
病気切り取ってくれた君ごと捨てる
北大路京介
自由詩
3
14/12/29 21:01
無傷すぎる
北井戸 あや...
自由詩
1
14/12/29 20:58
ファミリーレストラン
〃
自由詩
0
14/12/29 17:24
魚を字に持つ街
塩崎みあき
自由詩
3*
14/12/29 16:58
雨の下
たいら
自由詩
1
14/12/29 16:54
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
加筆訂正:
安眠訪れず
/
這 いずる
[14/12/30 9:58]
あまりにあれだったので改定
ネロ
/
たいら
[14/12/30 9:39]
以前別のサイトで同タイトルの詩を投稿したのでになりました。
4.35sec.