庭の片隅にある金柑の木
棘の生えた枝の先に
その日もイモムシがいる

太い緑色の胴に
胸には眼の黒丸
突っつくとオレンジの角が
にゅーっと
その日もイモムシがいる

イモムシはじっ ...
〜ふるさと〜


春の野に
陽はうらうらと
ささやかながら
何もかもが美しく

牛の声に
目覚めた少年が
松林に抱かれながら
走りました
小さな車両は
都会への夢をのせ
の ...
朝マック
夕方マック
昼マック

動力はそれ
それだけでした
大昔からそうだったように
この先もずっとこうなんだろうと思う
物語にはただアダムとイブと蛇と林檎が出てくればよい
要素はそれで全部足り ...
朝は難解である
アスファルトの奇異な色彩
人気のない誇張された静寂
待合室は不自然に明るく人を拒む
僕は始発電車に乗ろうと
駅のホームに立っているが
朝は難解である
時間は動 ...
雨にも負けないデクノボウだった。欲もなく、慈悲に満ちて、多くの人を助けながら、名誉を望まなかった。高潔でもなければ人格者でもない。ただ純粋な心を持ち、朴訥に生きていた。そう、彼は悪魔だった ... 愛おしいものを
づっと大事にできますように
信じられるものを
ずっともてますように
目一杯
遊んでお腹いっぱいに
やりたい事全部やれますように
何も残さず
満喫しよう
誰だってしらないまちだ 下腹のいたみがぼくを支配している




甘い雨 いつかしぬのはこわいよね 傘の中では雨は降らない




花曇いつかわすれる苦しさを愛することがせ ...
独り暮らしの部屋に
帰ったとき
消したと思った
部屋の灯りが
ついていた
気づかなければ
どうでも良かったことが
気付いた途端
後悔に変わる

と思ったら
隣の吉田さんちの
9 ...
本日、侍ジャパンの強化試合。久しぶりの野球観戦なので、一週間くらい前から楽しみにしていました。

欧州代表相手に4-3で逆転勝ちでした。2点を追う8回に又吉が3者凡退の快投で流れを変えると、その裏 ...
かわいいだけじゃだめかしら?という言葉が昔流行ったけど、かわいいだけでいいと思う。
彼女たちはその笑顔だけで、絶大なるエネルギーを我々に与えてくれます。今宵のリアルな経験談。
Do you kno ...
妻からは
しばしば
無責任!となじられるので
とんでもない事件を起こしても
責任能力の有無が
焦点になるのではないかと
期待してはいるんですが

そう言うことではない?
違いますか? ...
感謝ってぜったい

肩に力いれて感じるものではなくて

楽しい×愉しいって思って感じるものなんだ

頭でっかちになって感謝するんじゃなくて

楽しい×愉しいって思って感じるものなんだ
...
ごめんなって思った

あやまるぐらいなら

なくなればいい俺だ


役に立ちたいだけだ

かかわりたいだけだ

そんなの優しさじゃ

そんなの大きさじゃ

そんなの愛じゃ ...
私を吐き出し
それを紡ぐ毎日のような
繰り返し繰り返し
季節と同じように
私もあおあおしてきて
めきめきにょきにょき
新しい私が
生えてきたらいいのに
そうはいかない
それでもじっと ...
 父と母の住んだ家を売り払い、
 父と母の遺骨と位牌を寺に押し込め、
 父と母の写真と遺品をゴミに出してきた
 父と母の時を葬ってきた。
 もういいのだ
 誰も人はそんなふうにして死んでいく ...
こまかくなったからだに紐をつけてつめたい夜へ引きずります
もうすこし(もうすこし)ときこえる 声も引きずって
耳だったところ、爪だったところ、肝臓だったところ
ところどころにみえている
肌 ...
?作品力=5点 ?余韻力=3点 ?再鑑賞魅力=2点(?には鑑賞後に歓談を誘発する力があるか、?には保存価値があるかも考慮)
総合的な印象として0.5ポイント加えるか否かを基準として+、&#8722 ...


僕の青

君は
どこをとっても
なにをたべても
いなくなっても

君は僕の青なんだ

僕の涙を分けよう
僕の青だもの
僕の血を分けよう
僕の青だもの
僕の印 ...
踊れ 
歌え 
狂ったように今はただひたすら 
歌え 
踊れ 
夜が明けるまで 
やっと朝日を見つけたら 
思い切り泣けばいい 
子供のように泣きじゃくり 
泣き疲れて眠るまで 
...
刺身を盛り付けると
「うまそうだな。」という声が聞こえそうで
安曇野のわさびをすりおろす。

刺身を盛り付けると
ほくほく顔のお父さんが横に居るようで
馬刺しも別皿に用意する。

「ま ...
目の前で
僕の知らない姿になって
君は無言で立ち上がる。

目の前で
僕の知らない姿になって
白い胸元晒しだす。

目の前で
僕の知らない姿になって
綺麗な背中を見せ付けた。

...
ひとりぼっちで泣かないで
ほんとうはわたしが言われたかっただけの
あなたに宛てたことば

かなしみを分けてもらえないことがかなしくて
濁ったため息をつきました

だってあなたはきっと
...
アパートの一室に
紳士が帰宅する
革靴を投げ捨てると
ガポッと悲しい音がして
玄関に落下する
男は風呂場の蛇口を捻る
じょぼじょぼと
悲しみがあふれ出し
すぐに浴槽はいっぱいに
そこ ...
届かなかった気持ち博物館
薄暗い廊下を歩いたつきあたり
そこだけ妙に明るい受付で
2、3質問を受ける
ポケットの中の黒くて悲しい物を渡したら
重そうでやけに軽いドアを開けて
誰もいないリビ ...
絵本をかくひとの
胸のなかで
小さな女の子と男の子が
住んでいるとおもう

絵本をよんだひとの胸のなかでも
小さな女の子と男の子がうまれてゆくんだとおもう

そして
そのひとがしんで ...
景色が連続して色々になる
意識のある限り続いている
もう見たくないのに寂鬱に目を見開いて
匂いを嗅いでいる
花の匂いに満ちている
警戒区域に広がるかぐわしい匂い

きっと
耐えきれない ...
夏でも冬でも昼飯はこれが良い
薬味ネギに
わさびを効かせた付け汁で泳がせ
一気にすすり込む

長く伸びたまま食道を抜けることなど
所詮無理な話 かたまって
食道の途中で速度を緩めた
...
三万年という
長い永い
道の歴史に

至大の古に

累およぼして

端厳な尊容の像より
悲泣の声が
きこえるようで

人界に
何を望み
伝えたいのだろうか

せいぜい生 ...
飛ぶ鳥たちは割れた――白い地面に祭りの名残は薄く、
国境にはつがいの宝石が立ち並ぶ、小さな戦士は今日も生を一つ諦めた、
葡萄酒が注がれる橋で君は待っていた――

長く不在だった国で ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
幼虫……とある蛙自由詩9*15/3/11 10:59
ふるさと〜その瞳をみていたら〜より黒木アン自由詩215/3/11 9:09
第一回24時間セックスしてみよう選手権TAT短歌015/3/11 4:48
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているから自由詩415/3/11 4:06
難解な朝葉leaf自由詩215/3/11 3:57
悪魔自由詩115/3/11 2:52
何も残さず南川きま自由詩1*15/3/11 2:48
ドロップスーサイド初谷むい短歌2*15/3/11 1:48
気づく花形新次自由詩215/3/11 0:10
侍ジャパン 2015年初陣チカモチ散文(批評...1*15/3/11 0:06
かわいいだけでいいですよ自由詩015/3/11 0:03
責任能力花形新次自由詩315/3/10 23:56
楽しい×愉しい吉岡ペペロ自由詩215/3/10 23:53
ごめんなっ自由詩415/3/10 23:40
紡ぐ私灰泥軽茶自由詩1315/3/10 23:26
二月の終わり秀の秋自由詩315/3/10 21:52
つめたい夜へはるな自由詩415/3/10 21:52
2015鑑賞映画採点及びひとことふたこと⑤〈2/24〜3/9 ...平瀬たかのり散文(批評...3*15/3/10 21:14
瑞海自由詩3*15/3/10 21:05
Let's party !!文字綴り屋 ...自由詩015/3/10 19:14
食卓。梓ゆい自由詩415/3/10 17:01
目の前で。自由詩115/3/10 16:38
ひとりぼっちで泣かないでゆず自由詩215/3/10 14:35
悲しみ紳士やまうちあつ...自由詩2*15/3/10 12:34
やわらくて、むちゃくちゃにかなしい、ぼうりょくてきな、ミュー ...竜門勇気自由詩115/3/10 12:07
子宝朧月自由詩815/3/10 10:09
ごみだから捨てて這 いずる自由詩215/3/10 8:54
年を取るとはこういうことかーざるそばーイナエ自由詩15*15/3/10 8:50
福島のあけぼの〜その瞳をみていたら〜より黒木アン自由詩0*15/3/10 8:06
葉leaf自由詩115/3/10 4:57

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