熟された精神の元は若い心なのだろう。
小学生二年生の頃、弱肉強食とよく言う生徒がいました。
「あなたの好きな言葉」という紙にも書いており
その頃、わたしも彼と同じ齢だったものですから
ライ ...
夕陽が
巨大な刃物に見えると
あなたは言う
浴衣の袖に
夏の終わりをぶら下げて
つま先で感じる
感じているらしい
闇とか、それ、本当か。
八月の深い所で
あなたが書いた詩は
セ ...
150916
この石は瀬戸内海の青木石だから長持ちするんだ
黒が人気が有るけど、ほんとは白の方が良いんだよ
幼い孫の手を引いて祖父は真新しい墓を満足そうに眺めて ...
出前また出前百物語かな
百物語すべてとけきっている
山霊を右に感じて富士登山
深夜、遠くから爆発音が聞こえる
それは濃すぎて圧力が高まった闇の暴発
あるいは居場所を失った光の散華
あるいは人間の諦念が投擲した幾つもの痛みや欲望
深夜、もはや爆発音は聞こえない ...
薄くうつろうもののかたまりが
轟々と夜のはじまりをゆく
剥がれかけた
光の重なり
見えたり消えたりするものが
左側をしたたり落ちる
布や布状のものすべてが
四角い ...
寂しさが募る深夜に食べたい隣で響く君の心臓
吐き出せば 楽になる
だけどこの世には
吐き出せる場所がないよね
なぜこんなに人を嫌うのだろう
それなのに
なぜこんな人で居るんだろう
庭の隅にあの子はいつも 忘れられては置き去られ
白いお顔は赤くなり やがてはそばかすだらけになった
忘れられてもあの子は僕を 忘れてくれやしなかった
一冬越したあの子は違う
置き去 ...
・本日より9月15日まで限定(9月16日には過去ログに入れます)。
・23歳以上の方の投稿を募ります(上限はありません、年少者の年齢詐称についても特に追求はしません)。
・「本(電子書籍含む)」 ...
何時も山裾を眺める君のこと
忘れるはずもない
約束だけが残っている
いつかまた逢おう
人として生まれ輪廻は続く
約束だよ
ラフロイグを呑みながら一緒に語ろう
些細な日々のことでもいい ...
本棚には
山にのぼるまえの登山家と
ネクタイをしめるまえの政治家
それからドラック中毒の神父さまと
やわらかい夢が眠っている
もうすこしわたしは
旅をしなければならない
鍵をかけ ...
山にキノコ採りに
出掛けたジジイが
3年経っても帰ってこない
「誰か捜しに行けよ!」
と誰も言い出さなかったので
そのままになっていた
みんながジジイのことを
完全に忘れていた頃
...
いいことがしたい
あなたが喜ぶような
なのにわからない
なにをすればいいの
いいことがしたい
ほめられるような
なのにわからない
なにが正解なのか
ぜんぜんわからないから
な ...
一晩で覚めた酔いは 何も残さず
それなりの仮面を被って 朝の光にびくともせず
生活者としての仕儀で 感謝されてみたり
立派な人間は そもそも詩を作ったりしない
後ろめたさを糊塗する ...
恋をすると
女の子は
女性になる
男の子は?
愛を知ると
男になるの?
それまでは
少年と青年の間で
うろちょろしてる気がする
だからきっと
タイミングがズレるんだね
独房の堀で羽を休めるアゲハ蝶
憐れみの蜜を吐き出す
黒い光沢に光りが反射して
影だけ先に飛んでいく
十七歳の部屋では少女が
明日を憂えていた
それでも敏感に影を捉えて
不意に彼女 ...
何かを書こうと考えるとき、私は大概「過去」を思う。記憶の片隅に置いてきた大きなものや小さなものの過去という時間。光が闇から生まれるように、私も過去から生まれてきたのだ。未来を見つめるにも過去の目が必要 ...
マチルダその名に惹かれ
やはらかなドレスはオーガンジー
淡い薄紅のグラデーション
俯きがちな優しい微笑み
丸い瞳は少し淋しげ
見開いたまま
散り落ちる
マチルダ
虫に食われ
...
葉脈一筋一筋の呼吸
陽光照らし
くっきり浮き出す緑に
生動スル循環は止まず
改めて懐かしく
見慣れた細部に
生きる力を貰う
傷みを耐え凝視集中
彷徨う森の静謐な午後
諦めては ...
そんなにだいじなことが
あるだろうか
陽に透けている髪の毛や
ひびくように聞こえてくる帰りみちの子どもたち
なにかの秘密くらいちいさな爪のいちまいずつ
写真集にかぶったほこりのおどるとこ ...
リリー
言いたいことがあった
はずだけど
戸棚にしまった
毒の花
来たかったのは
ここなのだ
どんなに忘れても
赤い夢は
リリー
言いたいことがあった
はずだけど
...
人さし指を立てた
葉っぱが一枚落ちて
世界をスワイプした
時間が背負うことばの数々は膨張し
夕日に反転する夜空に
詩人という雨雲を生んだ
滴が重力に逆らって上昇する
歴史 ...
乗り越えなければならなかった
障壁は崩れ
敵だと思っていた相手の腕に
知らず支えられていた
唾棄すべきと思い続けた
内なる牢獄
私の手足を縛り
思考を閉じ込めた
古い価値
根拠の ...
やがて九月、と声が耳もとをかすめてゆく
窓辺にはレースのカーテンがひるがえり
夏の少年が静かに微笑む
君はどこからか来て何も言わずに去って行った
知らない言葉だけがわたしをさみしくさせ ...
つくづく不平らしく、海に向かって、高慢な舌打して、
「ああ、退屈だ。」
と呟くと、頭上の崖の胴中から、異声を放って、
「親孝行でもしろ――」と喚いた。
(泉鏡花 「草迷宮」)
中学生 ...
変えようぜ
まだまだ遅くはない
変えようぜ
まだまだ腐っちゃいない
考えすぎることなく
迷いすぎることなく
今を この今を
もっとフラットに もっと柔軟に
...
もう僕には届かない空
あの時の空が
16年前の秋の日には
あった
空にまで手が届くほど
僕の青春は高く翔んだ
誰にも負けないぐらい高く
やがて堕ちることも知らずに
悔いはない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
恋の残像
陽向∮
自由詩
5*
15/9/16 13:52
あなたの詩にはセンスがない。
左屋百色
自由詩
7
15/9/16 13:13
墓石の幻想郷
あおば
自由詩
7*
15/9/16 10:48
出前また出前百物語かな
北大路京介
俳句
3
15/9/16 7:03
百物語すべてとけきっている
〃
俳句
3
15/9/16 7:02
山霊を右に感じて富士登山
〃
俳句
2
15/9/16 7:02
深夜
葉leaf
自由詩
2
15/9/16 3:59
夜へ 礫へ
木立 悟
自由詩
4
15/9/16 3:13
寂しさが募る深夜に食べたい隣で響く君の心臓
愛心
短歌
1
15/9/16 2:17
矛盾
ガト
自由詩
5*
15/9/16 2:07
あの子
ブルーベリー
自由詩
1*
15/9/16 0:30
【期間限定~9月15日】23歳以上の人の『夏休み読書感想文』 ...
過去ログ倉庫
15/9/15 23:59
夕映え
レタス
自由詩
1*
15/9/15 22:59
本棚
はるな
自由詩
5
15/9/15 22:28
キノコジジイ
花形新次
自由詩
3+
15/9/15 22:23
このドアをあけて
朧月
自由詩
5
15/9/15 22:16
驟雨
藤原絵理子
自由詩
7*
15/9/15 21:56
タイミング
文字綴り屋 ...
自由詩
2
15/9/15 20:28
舞い (四行連詩)
乱太郎
自由詩
15*
15/9/15 20:26
過去
あおい満月
散文(批評...
3*
15/9/15 20:22
マチルダ
Lucy
自由詩
15*
15/9/15 19:45
生きる
たけし
自由詩
6
15/9/15 18:23
甲
はるな
自由詩
7
15/9/15 16:30
リリー
〃
自由詩
3
15/9/15 16:19
触れる日々
かんな
自由詩
7*
15/9/15 14:41
指標
Lucy
自由詩
9
15/9/15 13:48
九月の少年
石瀬琳々
自由詩
9*
15/9/15 13:34
誤解物語
陽向∮
自由詩
5*
15/9/15 13:30
変新だぜ
komase...
自由詩
4*
15/9/15 13:11
Fly high
渡辺亘
自由詩
3
15/9/15 12:59
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
1880
1881
1882
1883
1884
1885
5.08sec.