鼻から息を出す
蹄を鳴らす
額から聳える
角の先から
血が滴る
彼女の白いブラウスは
真っ赤に染まり
涙で顔が濡れていた
湖の畔で立ち止まり
水を飲む
そこに映るは
...
報いを受けたからって
赦されるとは限らない
だけど赦してやる
赦してやるよ
自分も
お前らも
この傷の痛みと共に
赦してやるよ
赦す以外に
一歩もはじめることができないから
赦して ...
明るい日
中・低の木々
さざめく路
ボンジュール
父母に土産
花々散らす
器あり
黒い影
時計カチカチ
テーブルの砂糖壺
点滴 ぽとり ぽとり
つけられた病名だけが美しい
季節をなめらかに接続するもの
日の落ちる時刻を厳密に推移させるもの
樹の葉を色づかせ稲を実らせるもの
それがゆるしというひとつの着陸
世界にはあまねく壁がはびこり
次から次へと棘が生 ...
笑ってしまう。
一週間以上前から羽虫と格闘している。
いや、一ヶ月以上前だったか?
三ヶ月以上?
はあ、そんなに……。
最初は敵だった。何匹もいた。
採ってきた葡萄や林檎を、南国から運ばれ ...
世界体操で
キンタマ王子が魅せてくれた
鞍馬で
旋回しながらキンタマも
ぐるぐる回転させ
足が4本あるように見せる
世界ではキンタマ王子しか出来ない
その名も「キンタマオウジ」という ...
空腹より眠気が勝る休日には誰にも邪魔されないようにして惰眠を貪りたいむサボりたい朝も昼も夜もないただ死なないでいるためだけに摂る食事は済んだか住んだなら都になるらしいどこへ行ったって六畳一間のアパート ...
誰かの肩を持つことに
面倒臭さを感じる
好きとか
嫌いとか
私が決めることなんだし
誰かに寄りかかって
集め合うものではない
そういう大切なものは
簡単に言うことでもないし
...
迷子の放送かけても分からぬ
親猫離れて迷えるの?
迷子 帰れるか分からない
帰る道はどこだろう
その道の先にあった光や闇やそのほかのものも
手さぐりでは触れるはずもなく
だけどそれ ...
傷ついたと言いながら
笑っていたね
でも目は笑ってなかった
そんなもんだと言いながら
大きく腕を空に向かって伸ばし
ため息をついていた
全くだと言いながら
じっと見つめるしかでき ...
例えば知らない夜の町で
横にいる人が知らない人でも
いいんじゃないかな、
なんとなく寒さの中で
腕に温かさを感じたりして、
水にずぼっと潜った昔の記憶とか
目の前を通り過ぎる車 ...
善人の振りして悪いことするヤツより
堂々と悪人として生きる暴力団員の方が
よっぽどイイと思ったキンタマ王子は
思い切って道行く人々の中から
平和をこよなく愛する
アホみたいな顔をした男女を選 ...
おとしよりが
せかせかと歩く少しウエーブした腰は
なにものかを背負っているからなのだろう
からっぽの両手を
少しきちんと膝においた
見透かされそうな私
夕日と一緒にどんどん進む
...
言葉に乗って空を飛んでみたい
俺はいつだってそう思っているんだぜ
忌野清志郎の受け売りではなく
これは俺自身の言葉
愛し合ってるかい
でも
コロシアッテルカイでも
なくて
空を飛んでる ...
心臓の検査で二時間待たされた
結果説明をするのは
驚くほど穏やかな話し方の医師だ
この穏やかさは
草食動物がまどろんでいるかのようなぼんやり
草食動物が説明しはじめた
非常に穏やかにしかし ...
ふと
ほほえみの切れはしを
思い出す
靴紐を結ぶ時
信号待ちで雨を見ている時
紙コップでよかったのかもしれない
少なくとも
割れることはなかったのだから
けれども
け ...
捕獲した
未来の創造を
誰のために
我のためにか?
人々のためにか?
私たちは個
それは権利に守られた
社会性という服
目 ...
夕暮れブランコに揺られ
15の僕らは、無邪気に語りあった
あの子の事や 先生の事
これからの事や 嫌いな奴の事
誰だれのパンツが見えただとか
誰だれがでっ ...
晩秋の風は悩みをはらみながら私の窓辺にやってくる。
ああ、悩ましい。私は上手に言葉を紡げない。
限界を超えたところに真実があるのなら私はそれを見たいと願う。
私の存在に真実があるのな ...
そうだね
って言うのはむずかしい
たったひとことなのに
そうだね
って言えない
認めたくないわけじゃないと
おもったけどやっぱり
認めたくないのかもしれない
わたしは正しい ...
この胸に さよならの声が降りやまない
首はキリンになったまま
第二次世界大戦は未曽有の惨事で多くの人たちの心に傷を作った。単純に図式化すると、詩には二つの直行するベクトルがある。一つは、詩が実存や傷から垂直に表現されるベクトル。もう一つは、詩が言葉 ...
小中高と、私は特に難儀なく生活していた。なぜなら世界は有限だったから。私は小さな部屋の中に運び込まれる荷物を丁寧に整理していればよかった。その小さな部屋をいつでも照らしているたった一つの月 ...
人々は完全なる統一者が欲しいのだ
人類の境目を自由に行き来するもの
国境を越えて旅をするもの
脅威も肉親も死もすべてが祝福され
私たちはいなくなる
この境目すら
もはや越えられていくのだ
...
カオル マコト ヒカル
男か 女か
夜空で輝く星のようか
151029
カレイもヒラメも始めからひらひらと泳ぐのではありません
幼い頃は鯛のように両側に眼があって普通の魚のように
スイスイと泳ぐのです
しかし、長じるに従 ...
写真とは違うおせちがやってきたあした天気になりますように
エロそうにクイニーアマンと言う男子あした天気になりますように
真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
impression
opus
自由詩
0
15/10/30 12:16
駄作だけど
渡辺亘
自由詩
2
15/10/30 11:53
明るい日
生田 稔
自由詩
3
15/10/30 11:44
点滴ぽとりぽとりつけられた病名だけが美しい
北大路京介
自由詩
5
15/10/30 8:45
ゆるし
葉leaf
自由詩
2
15/10/30 6:24
命懸けの飛行
水素
自由詩
1
15/10/30 0:18
キンタマ王子、キンタマメダルを貰う
花形新次
自由詩
0
15/10/29 23:05
昼餉(弁当、御握り、イモサラダetc)/即興ゴルコンダ(仮) ...
こうだたけみ
自由詩
4*
15/10/29 22:17
ドライ
瑞海
自由詩
5*
15/10/29 22:06
亡き母の想ひ出に
這 いずる
自由詩
2
15/10/29 22:02
憂鬱
文字綴り屋 ...
自由詩
0
15/10/29 21:13
例えば知らない夜の町で
またたび八寸
自由詩
2
15/10/29 21:01
キンタマ王子、暴力を振るう
花形新次
自由詩
3
15/10/29 20:49
先達
朧月
自由詩
4
15/10/29 19:50
君と空を飛ばないと死ねない
ゴースト(無...
自由詩
5*
15/10/29 19:15
心臓の検査
ふるる
自由詩
20*
15/10/29 16:09
けれども
昼寝ヒルズ
自由詩
2
15/10/29 12:57
捕獲
鷲田
自由詩
2
15/10/29 12:15
夕暮れブランコ
溶融
自由詩
2
15/10/29 12:04
救いのない・・・
ヒヤシンス
自由詩
9*
15/10/29 12:03
そうだね
朧月
自由詩
4
15/10/29 9:43
首はキリンになったまま
北大路京介
自由詩
3
15/10/29 8:26
戦後詩を現代に読み直す際の留意点
葉leaf
散文(批評...
4
15/10/29 6:43
無限
〃
自由詩
1
15/10/29 4:19
メモ
佐藤伊織
自由詩
3*
15/10/29 1:43
男か女か
北大路京介
自由詩
5
15/10/29 0:23
昼餉(弁当、御握り、イモサラダetc)
あおば
自由詩
3*
15/10/29 0:14
写真とは違うおせちがやってきたあした天気になりますように
北大路京介
短歌
2
15/10/28 22:56
エロそうにクイニーアマンと言う男子あした天気になりますように
〃
短歌
0
15/10/28 22:56
真夜中の合わせ鏡に血がべとりあした天気になりますように
〃
短歌
3
15/10/28 22:56
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1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
加筆訂正:
コール
/
高橋良幸
[15/10/29 7:12]
誤記修正等
モノポリー
/
ただのみきや
[15/10/29 4:57]
一行増やしました。
4.44sec.