みどりの螺旋をみていた夏の真昼がすぎてゆく

これからは静かに
密やかになくなってゆく

      寂しい

ヒグラシもすでに鳴きやみました

あの夏のヒマワリとダリア
入道 ...
墨が流れた
闇路のしとね
花埋み
負けられない

負けられない

立ち向かう

立ち向かう

めんどくさいけど

立ち向かう

それで終わる訳でもないけれど


お腹の底に貼り付いた

それは意地のよ ...
君のブロンドと静かな
青い瞳に魅入られた
白い服に包まれたその秘密
ぼくはきみにパバーヌを送る
メローイエローって どんな色だったっけ?
思い出せないから 自販機の前で 考える

メローイエロー 懐かしいねって 呟く前に
セブンアップが 目に入った

これ 目玉に注いだら き ...
蛇の体内を通って歩く
そう思っている間に駅からずいぶん離れた

知人が結婚するにあたり
引っ越しの手伝いに行くことになった
とはいえ概ねの作業は業者に頼んだとのことで
あとは新居で荷解きす ...
そうと決めたひとに
なにを言う必要があるだろう
挙げた手を下ろせずにいる臆病なわたしが

終わりのない下り坂がないなんて
言えるのかしら
いいえわたしは幸せです、
という答を常備して ...
わたし ほんとは
エビフライ食べれないんだよ
アレルギーとかじゃないけど
嫌いなだけだよ
食いしん坊だけど
嫌いなものもちゃんとあるよ

わたし ほんとは
君のこと大事にしてい ...
同じマンションの
上に住む人だと思って
シャボン玉をした

階下に住む人と思って
花を降らせた

どうしたんですか、
と言われて振り返ると 君は
君は
同じ階の人だった

...
そんなことより聞いてくれ
母と大声で喧嘩して
家を出て行く夢を見た
母は僕の靴を隠し
どこにも行けなくしようとしてた
母は途中で謝って
仲直りしようとしてくれたけど
僕はそれを振り切って ...
しねとかいうけどさ
しぬってきえることじゃないよ
しぬって
いまがずっと続くことだよ

もうやりなおせない
ぽっかり
あながあいちゃうことだよ
かつてチョースケと云う
ニックネームの先生がいた
いかりや長介にそっくりで
思春期を過ごした
高校で体育を教えていた

受験とは脳内戦争ではなく
知識でも何でも身体全部で
覚えるしかな ...
フェイスブック
ライン
メール
電話も
手紙ですら
もう つながることはない
遠い人

色づくことの葉 散り積もり
掻いて 集めて 徒然に
燃やしてみる その 煙の
立ち振る舞い ...
呼び声が聞こえた
小さな鳴き声
誘われたような気がして付いていった
ひたすら甘言を囁く
それはまるで悪魔のよう

でもそのいたいけな容姿は
とても悪魔には見えなくて
ついつい頭を撫でて ...
金属光沢を放つ 一枚の直方体が
荒野に立っている 寒風が吹き抜ける
怒りに任せて 猿人が草食動物の大腿骨を打ち下ろす
粉々に砕けて 寒風に散る頭蓋骨


叫びは 直方体に反響して 増幅 ...
親からもらった名を
30数年飼っているが
これがなかなかなつかない
気づくとどこかに行ってしまうので
私を呼ぶとき
みんな仮の名で呼ぶ
仮の名は20個くらいあって
ずっと傍にいるもの
...
夏にディズニーランドで買ったロンTをノーブラで着てる
きみってさ、いつもひざ怪我してるよね
たぶん毎回おなじなにかにぶつけて
探偵ナイトスクープみたあとセックスしたがるしさ
局長の涙が ...
霧がかった雨の夜
去来した家庭
一晩にぎわい
静まり返る 覚醒

(擦過音だけが執拗に

頭の中 残響し続け)

捧げた愛は忘却され
見事狡猾巧妙に
裏切られた絆

8、9、 ...
パレードの音がする
雨なのにね
いってみようか
雨なのに?

雨なのに 乾いている
パレードは
ここからは見えないが
音だけが
さびしく 響いている
創作をやっている人ならば、公募に応募して自分の作品の評価というものを
知りたいと思う人は少なからずいるかもしれない。
そんな方に、なにかの参考になればと、まあ、ならないかもしれないが、記しておきた ...
キンタマの皺に埋もれて死んだ毛ジラミ、母想う 私という不在は
どこまでも低みを目指している
熱に満ちた小さな楔です
歴史の大きな体躯のうちへ
群衆の相対化の波のうちへ
潜り込んで埋もれていく
人の目も陽射しも届かない
慢 ...
逢う約束をしていても
仕事の都合で逢えなくなったり

お互いの都合で
逢えなくなったり
時は流れる

電話が繋がらなかったり
急な出張が入ったり

擦れ違いが続く
いつまで続くの ...
酔い酔いて
ただひとり
街を往く

雨止まぬ
街路樹
そのみどり

わが願い
女に生まれ
紅をひく

柔肌に
染めたる想い
血潮いろ


虫の音の
絶えたる夜道 ...
 木々の隙間を縫って滑り込む木漏れ日に太陽と緑の匂いを嗅ぐ。
 足元の緑はいつしか真っ白な絨毯になる。
 気がつけば木々の葉も色付きはじめている。
 夏は過ぎ去ったのだ。

 秋を想い、 ...
なぜ今夜も
まだきみは此処にいるのだろう
あの街から去った時から
どれだけの月と太陽がすぎていったのか
きみは知っているの

きみはきっと忘れている
ぼくがどんなどんなヤツか
どん ...
これはたぶん
答えがないことを証明する数学者
のような状況
なんてたとえ話
をしている場合ではない

急がなきゃ
たどり着かなきゃ
それが
存在意義
賞味期限とか
ジェネレー ...
王子からブクロに帰る途中
キンタマをひとつ落としてしまった
落としてみると
キンタマのありがたみがよく分かる
二つないと
上手くバランスが取れないのだ

探したが見つからない
交差点、 ...
やわらかな森に、
ゼリー状のものにくるまれて、
ふるふると
うみおとされた
泳ぎつづける
とがった季節の
ことば。

とけることのない氷のなかで、

うすれてゆく

花という名 ...
心と頭脳と身体を駆使して
バッハを聴け
底に何が密んでいるのだろう

構造物と繊細と巨大な挑戦の鬩ぎ合いのさなかに
かいま見た天国と地獄

彼はその指先と耳の神経を旋律のなかにあるものを ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
時計レタス自由詩315/9/27 2:13
春死なん俳句115/9/27 1:22
負けられない吉岡ペペロ自由詩415/9/27 1:12
ラ・コンテスレタス自由詩015/9/27 1:11
ゴムは踏まずに 飛び越えて藤鈴呼自由詩1*15/9/26 23:53
九月某日春日線香自由詩115/9/26 22:47
くだりざかはるな自由詩215/9/26 22:34
ほんとは瑞海自由詩5*15/9/26 21:55
フユナ自由詩315/9/26 21:48
取り返した靴Neutra...自由詩415/9/26 21:21
深い穴朧月自由詩215/9/26 21:15
少年たちの受験戦争記りゅうのあく...自由詩2*15/9/26 20:17
つながらないあなたへただのみきや自由詩22*15/9/26 20:06
狐が見た夢斎藤 九自由詩015/9/26 17:45
名辞以前藤原絵理子自由詩5*15/9/26 17:14
名づく小原あき自由詩8*15/9/26 16:25
ミッキーマウスの耳は横を向いても重なったりはしない末下りょう自由詩3*15/9/26 16:15
突破たけし自由詩315/9/26 15:53
パレードはるな自由詩215/9/26 13:05
北原白秋顕彰短歌大会そらの珊瑚散文(批評...3*15/9/26 11:29
キンタマ王子、一行詩を書く花形新次自由詩115/9/26 10:25
まえがき葉leaf自由詩415/9/26 6:29
擦れ違いの一ヶ月夏川ゆう自由詩115/9/26 6:11
闇謡レタス俳句0*15/9/26 3:28
秋を想うヒヤシンス自由詩10*15/9/26 1:04
はつ恋レタス自由詩015/9/26 1:01
妄想と理想と(その他多数)アンテ自由詩115/9/26 0:47
キンタマ王子、袋に帰る花形新次自由詩115/9/26 0:24
花 氷草野大悟2自由詩3*15/9/26 0:21
神曲レタス自由詩2*15/9/25 23:25

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