夕暮れがやって来る頃決まって私の腕に止まる君
ねぐらへ帰る途中なのだろう
一羽であることもあるし
友達を連れてにぎやかにさえずることもある
いやもしかしたらきょうだいだったのかもしれない
あ ...
永遠の 青薔薇への妄想は
尽きぬけれども
生身の姿と 写真や動画が違うのは
仕方のないお話だけれども
やはり 蛍のラジウム光のような色合いと
実際見た時の LED光のよう ...
セックスのあとで
歌を 歌ってくれたひとがいたの
シャツを羽織って
煙草をくわえながら
都会の真ん中
小さな
男のひとの部屋
壁や布団に染み付いた
数年間
煙草の吸い殻
立 ...
雪のような歌がある
静かにふってきて
いつのまにか景色を一変する
真新しい一面の白紙を前に
こころ躍らせる者
昨日を忘れてしまい
ペンのように立ち尽くす者
雪のような歌がある
...
テロ云々の前に
アラブ人は
何となく
悪そうに見える
と正直に語ったキンタマ王子が
差別主義者だと
バッシングされていている
しかし、キンタマ王子の親友で
後にキンタマ王子によって
...
また道路に死体がありました
カラスが群がっていました
車たちは知らん顔で通り過ぎるのです
また道路に死体がありました
いつ死んだのかもわかりません
私はみなかった
なんの死体なのか ...
五円玉と五十円玉
出来のいい兄弟みたいに
二つ揃って穴のある
可愛らしい小銭の
五円玉と五十円玉
どっちが兄ちゃんだろうね
そりゃぁ、五十円玉が兄様だろね
五十円玉一つでいい ...
変わり身
噂とは変化した時間によって流れる
人が何年もかけて変わっていくものは
案外人には分からぬものだけど
ときおりそれを見抜く人がいて
やがて噂にならなくても誰もが気づく
真っ ...
死にたいという衝動が一日中私につきまとう
死が人々の中でたらい回しにあっているのか
私が死の中でたらい回しにあっているのか
でも、死にたいと思うたび、私は私に立ち止まる
死を望むに ...
夕陽は波の音を残して
海と空の混沌に溶けていく
松の梢から昼の光が消えると
ぼくの中で映像がうずきはじめる
時を忘れて遊んでいたぼくらに
夕餉を告げる母の声がとどくとき
一日 ...
疼痛発作に昼日中から、
遮光カーテンを締め切り寝込み
激痛が退いた夕に眠り込み
夜陰に突然目覚める
こころ
光 求め
からだ
光 拒絶し
混沌として堪らず枕元のスタンドライ ...
こどもたちか
いい年したおとなたちか知らんが
感受性の制服着て
隠喩を教科書に
無意味の羅列の学校に
隊列なして通っている
氷点下の空から、シャーベット状の月が、地上眺めて苦笑い。
そんなところで寒いとか言うなよ、なんて。
遠くで木星が、白い息を吐くような、夜明け前。
いまこうしていることは
大気のない宇宙で
大声張り上げて叫んでいるのと同じかもしれない
届かない 意味がない
だけどどこかで
同じように叫ぶひとが
いるかもしれない
もし広い宇宙 ...
チカッ チカッ
航空障害灯は
自己主張が激しい
ここには星が無いからって
じゃあ僕が星の代わりになるって
なるほど
星はきらめくけれど
点滅した ...
東海は 知多半島の 里山に
野の鳥かげがうすれるなか
昼夜の区別もとぼしくなって
背の伸びきった「時」はただよい
間の伸びきった「空」が拡がっている
...
ファンタジーが砂一粒になって主人公の手に託されたとき、
私ならどんな願い事をするかなって考えてみたのだったけど、
私なんかの願いでは国はいく度も滅ぶしかないのだった
ほろぶはつまずくとほころ ...
駅のホームやバスの停留所
そこからすべては始まりすべては終わっていく
人生を中継する固定点として
いくつもの人生を交わらせてきた
駅のホームやバスの停留所は
人生の仲人として
...
純白の天使が私の窓辺に降りてきた。
机上の真紅の薔薇を香りもすべて真っ白に染めてしまう。
ここにいてもいいんだよ。
迷う私を優しく光の当たる所へと誘ってくれる。
夜空には眩し ...
気持ちが一つになって
愛し愛されている感覚が
強くなっていく
あなたと見る世界は
いつも綺麗で輝いている
景色の移り変わり
ただぼんやり眺めて
安心感に触れる
あなたと見る ...
高原の爽やかな風が私を撫ぜる。
あなたと過ごしたあの夏は過ぎ去った時の上に浮かんでいる。
ぽーん、ぽーん。
冬が来たのだ。
定宿に置いてきた古皮の手帳にはあの頃の私の言葉が並 ...
父が玄関先に佇んでいる。
綺麗に仕立てたスーツを着て。
奥の部屋から出てきた私に
父は聞いてきた。
「俺は、いつ死んだんだ?」
私は一瞬
間を置いて答える。
...
飛ぶ鳥のあれは渡りか夕近し家でシチューが待つ子待たぬ子
綴られて次の頁へゆく前に
少女はもう一度 花野へ足を運んだ
静かな色彩の秋の花花に
じっと見入っている
草の実が、
ぼくたちも居るよ
とそっと少女に言いたそう
けれども時は待ってはくれず ...
鱈チリの
湯気のむこうに
君がいて
師走を迎え
喜びを知る
カミナリと
共にやってくる
ハタハタの
粘るブリコに
舌を鳴らして
すき焼きの
鍋奉行は
忙しく
食べるこ ...
たまごかけごはん
納豆のグルグル
香ばしい焼き海苔
煮干しの薫る葱の味噌汁
昨夜に残ったカレー
月見蕎麦
アジの開き
から塩紅鮭
糠漬け
半熟目玉 ...
見失ってしまったもの
いなくなってしまった人
寂しさを感じた時から気づく
キャンバスに色が付かない
何を塗っても なにを描いても
絵具を替えても 筆を取り換えても
...
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように
(ほんとうは明日天気にしたくない)あした天気になりますように
子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すべての梢は止まり木である
そらの珊瑚
自由詩
23
15/12/5 23:19
日日草系
藤鈴呼
自由詩
6*
15/12/5 22:50
落下
tinsuk...
自由詩
4
15/12/5 22:38
歌が聞えてくる
ただのみきや
自由詩
20*
15/12/5 21:04
キンタマ王子、偏見を持つ
花形新次
自由詩
0
15/12/5 20:39
道の脇にころがったワタシ
朧月
自由詩
4
15/12/5 20:15
五円玉と五十円玉
月形半分子
自由詩
9*
15/12/5 19:08
変わり身
〃
自由詩
0*
15/12/5 19:03
思う
〃
自由詩
3*
15/12/5 18:50
夕焼けの海
イナエ
自由詩
13*
15/12/5 18:16
夜陰横臥
たけし
自由詩
4*
15/12/5 14:22
感受性の制服
天竺葵
自由詩
1
15/12/5 13:06
無題(仮題:苦笑い)
〃
自由詩
1
15/12/5 12:49
宇宙で叫ぶ
〃
自由詩
2
15/12/5 12:46
航空障害灯
枝
自由詩
4*
15/12/5 10:43
芥子色の北風⑥
信天翁
自由詩
4
15/12/5 10:39
もういちど砂になって/即興ゴルコンダ(仮)投稿.93
こうだたけみ
自由詩
3*
15/12/5 9:52
ターミナル
葉leaf
自由詩
2
15/12/5 7:31
救い
ヒヤシンス
自由詩
7*
15/12/5 6:14
あなたと見る世界
夏川ゆう
自由詩
2
15/12/5 5:55
進歩する日々
ヒヤシンス
自由詩
8*
15/12/5 5:40
もういちど砂になって.
梓ゆい
自由詩
4*
15/12/5 3:59
飛ぶ鳥の *
もっぷ
短歌
3*
15/12/5 2:10
歳時記の白い栞
〃
自由詩
6
15/12/5 1:31
鍋
レタス
短歌
1*
15/12/5 0:49
朝餉
〃
俳句
0
15/12/5 0:29
キャンバスに色が付かない
佐白光
自由詩
2*
15/12/5 0:29
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように
北大路京介
短歌
2
15/12/5 0:10
(ほんとうは明日天気にしたくない)あした天気になりますように
〃
短歌
1
15/12/5 0:10
子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように
〃
短歌
2
15/12/5 0:09
1775
1776
1777
1778
1779
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
加筆訂正:
歌が聞えてくる
/
ただのみきや
[15/12/5 21:15]
誤字、他、小修整しました。
3.53sec.