彼女の名前は、林檎といった
日がのぼり 日が沈んで どんなときも
心に 一つの凛した樹、それが林檎だった

パオバブの木は 特別な木ではなく
桜の木は 花見のときだけが桜ではない ...
今日は懸命に働いてきたから
おいしい食事をいただける
だから「はただきます」

今日は寝て過ごしたのに
おいしい食事をいただける
だから「ねただきます」

うちのママは
食事の時にそ ...
「芸人ヨシダリアンの新発見伝コーナーです
 先ほど映像、すごかったでしょう
 今日はスタジオに、この他動運転自動車を開発した
 開発部長の西田さんにお越し頂きました」
「よろしくお願いします」 ...
娘が生まれた日
太陽は明るかった
空気は澄み渡り
ベッドにあなたが居た

娘が生まれた日
あなたの笑顔は綺麗だった
ヘソの尾が切られ
娘は一人になった

娘が生まれた日
両親 ...
幸せってなんだっけ
白みがかった青い空
病室の 天井に浮かぶ
目の中のごみ

火をつける 煙草には
嘘の味ばかりする
けれど
幸せってなんだっけ

生きているって幸せだっけ
白い ...
泣いたって
どうにもならない
恋もある
想いの重さは
同じではないのだから
朝、駐車場の前に
犬の糞が落ちていた
私は舌打ちをして
それをテッシュに包んで
ゴミ箱へ捨てた

二日後、駐車場の前に
また犬の糞が落ちていた
私は憤慨し殺虫剤を撒き散らし
水を入れ ...
夜の真ん中に
グランドピアノを置いて
一人で弾いていたい
誰もいない深夜の空き地で
適当に鍵盤を叩き
一晩中悦に入りたい

そして翌朝には
知らんぷりしていたい
こんなものを
置い ...
京都にいるときゃ
ふぐりと名乗ったの
神戸じゃホーデンと名乗ったの
でも、あたい
あたいはやっぱり
キンタマだもん
キンタマ王子なんだもん!
あたいには
これしか
ないんだもん

...
逢えば必ず
熱いキスして確かめる
お互いの想いを

あなたのキスは甘く柔らかい
私を退屈にさせない

目の前の景色が綺麗になる
忘れられない今になる

見つめ合う時間が
長くなる ...
 今日という日の終わりに君の事を想うよ。
 僕の枕元に降りてきた天使。
 信じるってことを忘れていたよ。
 寂しさなんてどこかへ消えていったよ。

 今日という日が終わろうとするその時に ...
リアリティがさらに現実味を帯びて
わたしは空の中に一つの水車を発見する
もし本当なら
必ずわたしの真上だ

潰されるような悲劇
気付かない 暇すぎる時計屋
どうでもいいという言葉に従えな ...
 ゆっくりいこうよ。
 生き急ぐ必要なんてどこにもないんだ。
 そりゃ死にたくなることもあるさ。
 それでも思いとどまれたあなたは美しい。

 ゆったりいこうよ。
 生きすぎることも悪 ...
 人工的な街で君はその才能をいかんなく発揮した。
 時に夢見るように。時に現実に抗いながら。
 レゲエのリズムにただその細身の体を漂わせながら。
 きっとその時、神様に目をつけられたんだね。 ...
森のなか
もみじのような
てのひらに
落ちる病葉
なにを言いつる
マタハラの国じゃ子どもを増やせない マタハラのまえに金ない子も産めぬ 恐ロシア国をあげてのドーピング 山のはを
彩る景色
寂しけるかも
巡礼の
隠れた路を
たどりゆく
われひとしずく
まなこを落とす
今に遺伝子を残しているBは
ぼくと何時までも旋律をコラボしている
何の縁かは誰も知らない

天と地獄の門番は角を立てて
ぼくらを威嚇する
手をつないだぼくたちは
その鬼を退治した

...
窓ガラスに張り付いた もみじがはがゆい
暖炉に火を入れた午後 雨はやまない
あなたを待っていた 知らない間にうたた寝
溝に吹き溜まった 心の破片はまだ紅い


冷たい秋の雨は 落葉を急 ...
なんで俺ばっか
なんで俺ばっか
こんな風になってんだ
歯ぎしりポケット充填中
なんでお前ばっか
なんでお前ばっか
欲しがり剤十錠ひとつかみ
丸呑みしてわざと苦しがる

わがまま十 ...
古代の水を湛えた深淵から
龍が雷鳴を唸なり
天を目指す

人々は飢え
慈雨を求めている
ヤマタノオロチを恐れても
人は龍を求めていた

巨大な対象に敬意をはらい
神をも創造した人々 ...
透明なんだ
体に積もる言葉の背景は
重ねるごとに同じ色のインクの文字は
読みづらくなる

言葉にするとき
一つの穴から覗き込み
探し出したものを読み上げているけど

その構造が遠くに ...
大相撲中継を観ながら
不思議に思った
男なのに
何で乳首が在るのだろう
クロダイは幼魚の頃は
雄で
成長すると雌になる
性転換をするのだ

その名残りなのか…
人間もかなり原始 ...
僕は人を愛せないから
人から愛されなかった
僕はいつも僕と一緒
楽しい時も悲しい時も
僕は僕のそばにいてくれた
人を愛せなくても
人から愛されなくても
この先死ぬまで一人でもいい
僕は ...
バカ野郎!
誰が鶴太郎似の
万年ノーベル賞候補のファンになる
なんて公言すんだよ!
よく聞きやがれ!
ハルエスト!
ハルエ!
ハ、ル、エ!
エ!
赤木春恵に決まってんだろうが!
キンタマ王子は
自分は
どこまで行っても
キンタマ王子でしかない
ことに気づき

「疲れてしまったんです
疲れ果ててしまったんです」

と荒谷二中の
校長のように呟いた後
心を閉 ...
切り落とされた枝の隙間に 寂しさを埋め込んでは走る
電動システムは 搭載していないから 全てが手作業

マニュファクチュアの その先に 君は見たかい?
灯火の果てに 星になった葉の 溜 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
黙ってみている青い空るるりら自由詩14*15/11/14 16:49
はただきますイオン自由詩0*15/11/14 13:00
他動運転自動車自由詩1*15/11/14 13:00
誕生日鷲田自由詩315/11/14 12:58
青天野澤 尚也自由詩1*15/11/14 12:06
泣いたって薫子自由詩015/11/14 11:22
【 犬の糞 】泡沫恋歌自由詩12*15/11/14 11:16
夜のピアノやまうちあつ...自由詩115/11/14 9:34
キンタマ王子、昔の名前で出ています花形新次自由詩115/11/14 6:37
あなたとキス夏川ゆう自由詩215/11/14 5:57
眠れずじまいヒヤシンス自由詩9*15/11/14 4:26
水車香椎焚自由詩115/11/14 4:12
あなたへヒヤシンス自由詩5*15/11/14 3:46
SAD自由詩6*15/11/14 1:42
深秋レタス短歌2*15/11/14 0:48
マタハラの国じゃ子どもを増やせない北大路京介川柳715/11/14 0:48
マタハラのまえに金ない子も産めぬ川柳215/11/14 0:47
恐ロシア国をあげてのドーピング川柳115/11/14 0:47
紅葉レタス俳句015/11/14 0:41
四国短歌115/11/14 0:33
Bへ自由詩115/11/13 23:53
夢と知りせば藤原絵理子自由詩7*15/11/13 22:29
なんでおればっか竜門勇気自由詩215/11/13 22:29
ドラゴンレタス自由詩315/11/13 22:21
口の背景はて自由詩015/11/13 22:07
素朴な疑問レタス自由詩115/11/13 21:42
それぞれリィ自由詩2*15/11/13 20:51
キンタマ王子、ハルエストになる花形新次自由詩115/11/13 20:32
キンタマ王子、心を閉ざす自由詩015/11/13 20:21
やばしいひと藤鈴呼自由詩3*15/11/13 20:15

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