世界は季節に支配されている 
春に、夏に、秋に、冬に

冬の後に夏があったら 
桜は花弁を失う
夏の後に春があったら
氷の美しさは化粧を装う
10月の後に3月があったら
山々の葉は蒼く ...
小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。

偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。

駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ...
キャベツを刻む 0.5mm できるだけ薄く
手間と時間がかかる 何のために?
きみが喜ぶ顔を見たいだけ ウソつきのあたし
なけなしの時間を使う理由があった


小さく手を振った 改札か ...
黒く透明な魔物にとりつかれた指は、
もう止まらない、
もうもどらない、
指が進む先は、
まっすぐ なようでかなり
曲がりくねっている。
指には耳がある。
かなりたくさんの耳だ。
無数の ...
ことばを欲しがる指先が、
熱を帯ながら、
水面をぴしゃりはねる。
指先の熱が水を伝って、
水面に映りこむ私の唇に話しかける。
熱は針のように鋭い薔薇の棘になって、
私の唇を抉じ開け、
舌 ...
捨てようとおもいました
いろいろなものを
捨てようと

たくさんのものに囲まれて
いては息ができないと
重いとおもったから

でも
どれにもそれにも
わたしがいて

捨てたかっ ...
そろそろと
ブリダイコンの
時がくる
出刃を研ぎ
銅鍋用意

雷と
ともにやって来る
ハタハタを
しょっつる鍋を
囲む年末
友を迎えて

冷凍庫
イノシシ肉が
鎮座して
...
立ち上がれ 立ち上がれ
それぞれが重荷背負ったその肉身
骨格軋ませ筋肉収縮させ

この世で開放されんとする意志なければ
あの世でも人はただ眠り込むのみ
神の与え得る力すら余りに微弱

...
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ...
木場うまれ
浅草うまれの
祖父母には
戦火に焼かれ
写真さえなく

十六代
飽きた東京
捨てもせず
山の緑に
憧れるいま

木を削る
鉋もいまは
本節を
削る手のひら
...
武蔵野の
枯れ葉を踏みしめ
鳴く鳥を
探し求めて
樹の枝仰ぐ

駅までの
路往く人々の
コートには
カラスのような
嘆きが漂う

巨木には
聖なるものが
宿るとは
いにし ...
歳の瀬に
固くしこる肩を抱き
小刀をとり
伽羅を聴く

静かな四畳半に
立ち込める静けさは
生まれる前の記憶を呼び覚ます

一年は走馬燈のようだと
誰かが言った

少しだけ眠く ...
物欲の塊は
妻から針金のような注射をされる
少年の頃のように
怖いわけではない

チクリと刺されれば
それで済む

反省の無い猿以下のぼくは
飽くことを知らない
留まるところを知ら ...
キンタマ王子は
キリンレモンに目がなかった
いつもママが買って来てくれるのを
首を長くして待っていた
キリンレモンさえあれば
いくらでも首が伸びる気がした


その一方で
キンタマ王 ...
忙中閑あり
終末は妻とアイナメを釣りに
銚子へ行こう
ほんとは電車を乗り継いで
銚子電鉄に乗りたいところだが
荷物がかさばるので
車で行くしかない

その昔、
一年間を独りで暮らした ...
*テープ起こし*

一億総ナントカ社会においては、一億人の集団意識をまず、切り刻まねばなりません
同調しすぎ、硬直するのが我が国の悪弊でありますから、近所のゴミ拾いでも人のメガネを拾わない、
...
ふゆ日暮れ雁(かりがね)の無き道独りゆくと知らずにあの日の茜音(あかね) 第九聴く隣の財布は鈴持ちぬ 十二月博徒走りてジャンジャカジャン 世界で何番目かに高いクリスマスツリー
去年は誰と見ていたっけ
君だって誰かと見上げていたんでしょ

さっきエスカレーターで
すれ違ったのは昔愛した人
もうすぐこどもが生まれそうだった

...
たった今、冷蔵庫のなかのありあわせで作ってみてあまりにも美味しかったので皆さんにも食べてもらおうと思って書いてます。

◆材料:
     蕎麦(袋入りのゆで麺) 一袋 
     油揚げ   ...
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように 血が出てる仮病で休むはずだったあした天気になりますように 手作りのおっぱいチョコはAカップあした天気になりますように 書きたくないねえ
なんだか 自分の死を待つようで

あんたが死んだ後の片付けだと
どうすりゃいいか分からんってか
死んでから見張っていられるでもなし
とやかく言うたかて

訃報を出すと ...
東海は 渥美半島の 砂山から
    真昼の渚に 乱舞する
  海鳥たちを ながめるとき
     太平洋を覆いつくす
    「悠久」のふた文字が
       こころにしみて 
    ...
早朝は告発の時刻
人々の覚醒のまなざしは
地上のどのような罪も許さない
告発の白いまなざしである
人々は互いに会話するように
互いに罪を着せあう
告発はいかなる権力にも届かない ...
それは全て愛だった。
それは全て愛だった。

父が少しずつ貯めた積立金。
何かの足しになるようにと内緒にした
大きな空き瓶いっぱいの小銭。
「銀行に持っていったら、8万円になっていた ...
無常にも燃え上がる炎。

愛する者の身体は
2時間強という短さで骨と言う物体になった。

「形が綺麗に残ったね。」と
一点を見つめる瞳。

「あったかいねえ。」と
声を震わせて歪んだ ...
骨組みだけの気持ちを携えて

一万の瞳が向かない方へ

あれは何だったか

たぶん気の迷い

止まり木を揺らす獣の行進

流れる途中で少しだけうつった熱

あれは何だったか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
季節鷲田自由詩315/12/10 22:52
知らない街自由詩6*15/12/10 22:51
夕焼け藤原絵理子自由詩4*15/12/10 22:43
あおい満月自由詩8*15/12/10 22:19
シーツ自由詩515/12/10 22:18
モノ朧月自由詩215/12/10 21:25
レタス短歌015/12/10 21:18
病床激痛たけし自由詩5*15/12/10 21:08
乾いた雪もっぷ自由詩815/12/10 21:07
ご先祖さまにレタス短歌115/12/10 21:01
年末に短歌015/12/10 20:34
忙中閑自由詩415/12/10 20:03
まるで駄目男自由詩215/12/10 19:38
キンタマレモンことキンタマ王子、プログレにハマる花形新次自由詩115/12/10 19:23
銚子レタス自由詩215/12/10 19:03
一億、総詩人社会高橋良幸自由詩215/12/10 18:47
ふゆ日暮れ *もっぷ短歌115/12/10 18:46
第九 +俳句1*15/12/10 18:38
十二月 +俳句115/12/10 18:30
あのツリーが世界一高かったとしても北大路京介自由詩715/12/10 17:30
コチュジャン狸蕎麦atsuch...散文(批評...3*15/12/10 13:39
鼻のない象にも清き一票をあした天気になりますように北大路京介短歌115/12/10 12:43
血が出てる仮病で休むはずだったあした天気になりますように短歌215/12/10 12:42
手作りのおっぱいチョコはAカップあした天気になりますように短歌115/12/10 12:42
遺書?イナエ自由詩9*15/12/10 10:11
光のまつげ (七)信天翁自由詩615/12/10 9:35
告発葉leaf自由詩215/12/10 6:30
単身赴任。梓ゆい自由詩315/12/10 5:11
同じだと言い聞かせて。自由詩215/12/10 4:49
あれは飛行機雲のアーチカマキリ自由詩115/12/9 23:45

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