CDのジャケットから取り出した
ブックレットのモノクロ写真は
だだっ広い空の下を
何処までも伸びゆくハイウェイ

目的地へとひた走る、旅の車
ハンドルを握る、目線の先
一瞬
黄色い蝶が ...
自信家なわけじゃない
ただ
たぶん大丈夫
って予感は当たったし
きっとうまくいく
って根拠もなく信じて生きてきた
あの頃には
もうもどれない

昔むかし
あるところに
王子様 ...
今より少々ケツの青かった頃
とあるスタジオでラジオのADだった
僕の耳に飛びこんできた
「ボヘミアン ブルー」

躍動する無数の音符等は
瞬く間に僕のハートの入口に吸いこまれ
自らの生の ...
灯りの紐をと伸ばした腕を 闇が掴んで振り回す パーティーには 有名な中華料理店が選ばれた
難しくて名前が覚えられないメニューたち
箸で触るだけで肉汁が溢れ出すシューマイ
自宅に独り私を待つ母に
到底食べさせてやれない、そのシューマイ

...
どこにも
行かない。

あなたが
あなたで
なくなっても。

いつだって
おれは、
あなたの
影で、いる。
都合良い平和のために金はだす 観る人の多い種目が追加され スクラムを組めるわけない野党たち 縁側で
冷やし飴を浴びる

私は全裸
少しブスの全裸

殿方が
冷やし飴を
啜りに来ないかと
待っている

膝を立てて

殿方の代わりに
来たのはカナブン

カナブンが ...
かわいそうを
拙い力で摘むその指を
見守っている

指輪にしようか
髪飾りにしようか
一本、二本、3本
束にして編んでいる私は
数分後にはこのかわいそうが
無造作に捨てられることを ...
愛していると言うたび
黒ずんでいく道を歩く
盗んだ砂糖でパンを作った
明日は砂場を埋めにいく

今日はいちにちくもり空だった
生ぬるい空のしたにねそべれば
生きていることを忘れられる ...
(声をきかせてくれないか)

誰かがこの肩に息を吹き掛ける。
鳴らないはずの電話が点滅する。
見えないナイフが
手のひらを追 ...
かわいそうはかわゆいそうかわりいそうかわにいそうかがわいてそうかわいてそうかわいいてそうなうそいかわにわかいそうはわかいしそうでしないうそかいわってかわいそう。あたしあなたのことだーいすき、ずっとしん ... かすかな気体が母音をまねて
つつましく
遠くの空をながめる子
瞳に映る季節、また季節
繰り返される慈しみ

陽射し
向こう側へ手をふる
帰れないと知っても
魂は旅をするかしら
平行 ...
人柄 カラカラ 空っぽ
人柄 ヒトヒト とんでもない
人柄 ラカラカ ラカンさん
人柄 トヒトヒ 内緒だよ

活字が押し寄せてくる

読めない本を積み上げて
土のうの代わりにしよう
...
待つということは
ときに苦痛をともなう
その時間を
固いベンチで過ごすのならば
背中は痛むし
柔らかなベッドの上だとて
安らかともいかない
点滴につながれた腕は夢の中でも痛むからだ

...
かばやきさんがちっちゃくなったのか

おれが大きくなったのか
(どうしたら、お父さんは元気になるのだろうか?)
東京に行く前の晩

少し細くなった父の右足を揉みながら
二人並んでテレビを観る。

「大丈夫だよ、少しずつ良くなっているから。」
...
独り旅立つ

生まれた命は

ただ死刑を待っている
素直に受け入れないジレンマに慄く

あたりまえなのを受け入れたがらない
あの手術から十五年
ぼくに何の使命が在るのか解らない ...
空眺め
君なに想う
まなざしは
星々に抱かれ
明日の夢みる
ローマへの路はとても遠い
果てしないシルクロードをたどりながら
白骨の散らばった道を行く
ただ独り
呪文を唱えながらローマを目指す
青雲の志を胸に抱き
西の彼方を目指す
いまだ見たこ ...
おにぎりは僕のハート 相撲と蕎麦はよくにあう 業火に燃える紅蓮の背中
瞳だけが鮮やかに青色を放つ
地獄を見つめる優しさは彼だけのものだった
蝋燭のように命を燃やし
彼はただ歩く
全ての罪と慈愛を抱きながら
彼は静かに歩いてゆく
...
求めている 金を 探して
歩く 邪路道 私の足
こらしている 目
道は 茂みの間を 続く
留まることなく 流している 汗


そこに見えるであろうものがあると信じて          ...
涙で育った睡眠草
もう二度と起きない君のベッドサイドに
僕も大分寝ていないのだけれど
気持ち良く目覚めるのが怖いから
寝たら起きなきゃいけない
だから君にあげる
君には良い夢を見てもらいた ...
背中に流れ落ちる汗を
生き物が這い降りて行くように
感じる

狙われている

彼女の爪先は
俺の股間に触れるか
触れないかのところで
思案している

動けば
タマは潰れる

...
うそつきは
どろぼうのはじまり

と言うけれど
泥棒になるには
嘘をつかなきゃ
いけないのか

むしろ
自分の現実を
受け止めきれなくて
どうしようもなくなった時の
衝動な ...
誰もが夢見る自由は
ほんの少しの解放で
本当の自由を知らない

空に浮かぶ雲を自由だと思った事はない
自由とは自由なんだと言い聞かせ
生きる事も死ぬ事も
生まれる事も生まれない事も
一 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
旅の車     服部 剛自由詩315/10/5 23:59
いちばんアンテ自由詩1*15/10/5 23:43
流星の唄     服部 剛自由詩215/10/5 23:42
居るid=523...短歌115/10/5 23:33
晩餐会為平 澪自由詩13*15/10/5 23:09
影で、いる草野大悟2自由詩415/10/5 22:29
都合良い平和のために金はだす北大路京介川柳415/10/5 22:25
東京五輪川柳015/10/5 22:25
スクラムを組めるわけない野党たち川柳115/10/5 22:24
夏空の泡、珊瑚の恋、歌薫る花形新次自由詩215/10/5 22:09
かわいそうあるみ自由詩7*15/10/5 21:59
砂場はるな自由詩315/10/5 21:51
ウイルスあおい満月自由詩315/10/5 21:18
かわいそう/即興ゴルコンダ(仮)投稿.77こうだたけみ自由詩2*15/10/5 14:02
秋に寄せるあまね自由詩815/10/5 11:09
身に染み渡る人柄小川麻由美自由詩3*15/10/5 10:42
死を待ちながらそらの珊瑚自由詩15*15/10/5 8:35
疑問1もり自由詩1*15/10/5 8:27
かわいそう。梓ゆい自由詩3*15/10/5 1:39
やがてはレタス自由詩315/10/5 1:34
漆黒の空短歌315/10/5 1:18
旅路自由詩215/10/5 1:06
何時もある俳句115/10/5 0:59
ラジオ俳句015/10/5 0:47
いずこから来る人自由詩115/10/4 23:44
今日、道で番田 自由詩015/10/4 23:34
花瓶に涙を秋也自由詩115/10/4 23:14
キンタマ王子、危機一髪花形新次自由詩115/10/4 22:07
どろぼうのはじまり瑞海自由詩5*15/10/4 22:06
TRUTHリィ自由詩0*15/10/4 22:00

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加筆訂正:
かわいそう/あるみ[15/10/5 22:04]
即興ゴルコンダ(仮)のURLを追加しました。
3.6sec.