雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
流星みたいなその眺め
願いごとなんかしたくなる
雲が月に尾を引いて
空に浮かぶは月花火
煙吹くよなその眺め
ため息ついてみたくなる
強い ...
ワンコインで釣りのくる
牛めしのスクランブル交差点
その中心で
若い女の子は
額に汗を浮かべた
交通誘導員のよう
一方的に響く
「ありがとうございます」
自動ドアだ ...
目が覚めたら季節は冬
見渡せば湖のほとり
静寂の空
辺りは錆びた空き缶の残骸
ヘドロの道を踏みしめて
辿り着いた絶景
息を飲む
そこは一面に広がる限りなき退廃の世界
地平線まで ...
幸から
貴方という
ひと線が
抜き取られ
辛い
雨に映る音たちが
雨の後も浮かびつづけ
夜の片方を震わせて
指の冷たさの上に立つ
ひとしずくはひとしずく
守れなかった約束に
目が覚めては手をひらき
重く冷た ...
歯と歯の雷光
眉毛の吹雪
顔になれない顔を被り
今日もぐるりと宙を巡る
あなたのために
死んだ妻がベーコンを焼き
熱いコーヒーをカップに注ぐ
あなたは匂いに誘われ起き出して
何もないテーブルを見つめて
新聞を取りにいく
ベーコンを焼いてパンを切り
コ ...
愛に返事はない
アマンダのジャスミン
コンピュータの作る
つぎはぎの言葉
城壁に登れば、刈り終わった麦畑を
柳生一族が歩く
どうしたいの?
電話がないのに
ベルが鳴 ...
今更と呆れ乍らも
漸く手に入れた身体は冷たくて
虚無感と怠惰な溜息で
堕ちていくのを眺めていた
私以外に、誰かが居たのは
途方も無く過去の物語
忘れていたことも忘れるほど
昔々のお伽噺
...
女子中高生の13%が
売春している国?
冷静に考えろ、ドアホ!
10人にひとり以上だぞ!
んなわけあるかっ!
こりゃあ、国連脱退も考えないとダメだな
まあ、国連なんて
クソの役に ...
痛いのを飛ばすように
自分の嫌いなもの全部飛ばした
もう惨めになる事はないはずだと
思っていたのに
飛ばした嫌いなものが雨に変わり
自分に降り注ぎ結局惨めになる
体裁を繕う自分の心は
濡 ...
なにも捨てなくてよくなり
だからゴミ箱はまっさらなまま
霧のように
きみの気配がただよってくるまで
ねむらずにきみを数えるだけでいい
返信しない手紙が積まれ
日が沈み
離れていくこと ...
想いをこめた
言の葉を
幾重にも
重ねて
みたけれど
川に沿う道
歌をうたうと、道がある
花があれば、人がいる
流れに沿いて咲く花の
匂いをかぐと
懐かしく
ああ、人よれば歌があり
さあ、いざ共に、集いあい
川のほとりのベンチに ...
怖くていい
恥ずかしくていい
怖くてもいい
恥ずかしくてもいい
怖がりながらでもいい
恥ずかしながらでもいい
怖がりのままでもいい
恥ずかしがりのままでもいい
...
あなたの ご要望には
何時 いかなる瞬間にも
何時 いかなる醜態でも
何時 いかなる形態でも
お応えします なんて
お答え しかねます
ワタクシは 空飛ぶカエル
空 ...
――D.K.へ
君は静かに「消えていった」。君は「消えていった」という言葉を望むだろう。だが私はこう思うのだ――君は「殺された」と。そして君を殺したものに、僕 ...
10秒で書く詩もあれば
10年かけて書く詩もある
10秒で届く詩もあれば
10年かけて届く詩もある
時間の長短は
内容と比例しない
10秒で書ける詩もあれば ...
夜を、こんなにもたやすくつかまえられるだなんて思ってもみなかったせいで、しばらくは誰にも見せないでしまっておいたのだけれど、あの娘がいなくても月キレイじゃない?って気がついてしまったから、ものを飲み込 ...
シールズのシールド剥がれ落ちてきた
シーレーン知らへーんのか野田聖子
株買えぬ記念の切手すら買えぬ
一年に一度の この日この時
神棚に想いを告げている
あの人が幸せに暮らしていますように
今 この時本当にそう想える
二礼 二拍手 パン パン
鳴り響く手打ちの音が
...
吠える海。
たたきつけるうねり。
炉をつきぬけ、とけおちた (あんぜん…… 、という名の花氷
やわらかな森に、ゼリー状のものにくるまれて、ふるふると 産みおとされた
2011年3月11日 ...
晩秋の公園の紅葉は
ひとひらふたひらと
夕暮れ蝙蝠のように
ひらひら舞いながら
砂の公園に舞い散る
死語となった落葉焚
子供たちが瞳を落す
僕は子供らに頬笑み
焼き芋でも作ろうか
子 ...
(あれは、何だったか)
火竜になって飛んでいった私の分身が見たものは。
食いちぎられた街、
灰になった街路樹、
口の中が埃臭い。 ...
私はあらゆるものを切り裂く。
カッターを片手に、
自分の顔が描かれたダンボールを切り裂く。
ダンボールから血が流れる。
...
151111
あの娘がいないからって
お天道様が西から揚がるって言うのかい
月の天麩羅は美味いって聞くけど
お前さん、食ったことあるのかえ
聞いたこと抜かすん ...
新聞の死亡欄に小さく載りたい
葬儀の予定など一切無しで
ほんの数えるほどの文字
ひとつの死 ひとつの終わり
シンプルで飾りのない
わたしの死 わたしの終わり
事実だけが落ちている
...
ひたすらに
愛した
その記憶が
私の
生きた証
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月花火
天竺葵
自由詩
1
15/11/13 20:04
牛めし屋にて
もり
自由詩
1*
15/11/13 19:44
残留物
wakaba
自由詩
0
15/11/13 9:40
辛い
薫子
自由詩
0
15/11/12 23:23
ひとつ たなびく
木立 悟
自由詩
2
15/11/12 22:30
ノート(52Y.11・9)
〃
自由詩
2
15/11/12 22:29
朝
mizuno...
自由詩
4
15/11/12 21:59
letter
〃
自由詩
0
15/11/12 21:44
ヤヲビクニ
智鶴
自由詩
2
15/11/12 21:33
キンタマ王子、憤る
花形新次
自由詩
0
15/11/12 21:21
痛い雨
リィ
自由詩
3*
15/11/12 21:11
嘘(仮)
伊藤 大樹
自由詩
2
15/11/12 21:09
言の葉
薫子
自由詩
1
15/11/12 17:17
川に沿う道
生田 稔
自由詩
4
15/11/12 14:35
怖くて 恥ずかしくて 良い
komase...
自由詩
3*
15/11/12 12:50
アスファルトガエル
藤鈴呼
自由詩
6*
15/11/12 9:32
未来
葉leaf
自由詩
4
15/11/12 5:52
10秒物と10年物
komase...
自由詩
4*
15/11/12 1:13
あの娘がいなくても月キレイじゃない?って話/即興ゴルコンダ( ...
こうだたけみ
自由詩
4*
15/11/12 1:10
シールズのシールド剥がれ落ちてきた
北大路京介
川柳
1
15/11/12 1:09
シーレーン知らへーんのか野田聖子
〃
川柳
0
15/11/12 1:09
株買えぬ記念の切手すら買えぬ
〃
川柳
2
15/11/12 1:09
11月11日11時11分11秒
佐白光
自由詩
0*
15/11/12 0:36
Meltdown
草野大悟2
自由詩
0
15/11/11 23:29
夕映え
レタス
自由詩
4*
15/11/11 23:14
フロント硝子
あおい満月
自由詩
8*
15/11/11 21:13
火竜
〃
自由詩
3*
15/11/11 21:10
あの娘がいなくても月キレイじゃない?って話
あおば
自由詩
8*
15/11/11 20:11
死亡欄
ただのみきや
自由詩
21*
15/11/11 19:46
ひたすらに
薫子
自由詩
1
15/11/11 19:10
1766
1767
1768
1769
1770
1771
1772
1773
1774
1775
1776
1777
1778
1779
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
加筆訂正:
風のなかで
/
もっぷ
[15/11/12 21:49]
タイトルを「いつもつめたい」から変更しました
4.29sec.