車輪のないバスがとまっている
低い木のしたに

たぶんそこにあなたはいる
破れかけのシートに心地よさそうにまるまって
外は
こんなになってしまったというのに
さびしい、という言葉も知 ...
触れるとつめたくてあたたかい
やみはやわらかい
しなやかに伸びる人工的な曲線
そのさきに灯るひかり
まるいほのおに囲まれている
漆喰はそれを反射している
揺れ踊る微細な動きに意味を見出すこ ...
 パソコンがなかったら仕事ができない。
 年金詩人のわたしは今日もパソコンと睨めっこしている。正確にはマイクロソフトワードがなかったらということになる。その理由は文字を書く労力が半減することで、文章 ...
隣のOLが出勤するのを
耳をそばだてて聞いている
ドアの開く音
鍵を掛ける音
ヒールの音が遠ざかったら
作業開始
素早く部屋を出ると
得意のピッキングで鍵を開ける
僅か4秒、侵入成功! ...
たった一言の返答で
見たくなかった物を見た。
「これは、捨てなければならない感情だ。」と言うことを。

選ばれなかった私。
選ばれたあなた。

(何かを吹っ切れた。)と思ったら
...
カタカタと
橋渡る音
おしせまる
白い吐息を
手のひらのせて

冬の朝
苦い珈琲
眼が覚めて
トースト一枚
カリカリ齧る

酉の市
押し寄せる人
横眼みて
忙中閑あり
...
「離してなるものか。」とは言わないで
父の顔に触れている。

「別れ際に泣くのは、銀幕の中だけだ。」と考えた。

これからは
ケーキを切るときも
饅頭を分けるときも
きっちり測らなくて ...
手を振る父が見えたような
雲ひとつ無い冬の空。

最後の呼吸にも似た突風が
火葬場の玄関を通り抜ける。

(足音だけが響く廊下。)

両腕に抱えた骨壷が
最後に抱き上げた身体よりも重 ...
愛妻が愛人に出す葱鮪汁 葱鮪鍋血液型の話題から マネキンと違う体型秋刀魚焼く 今はもうすっかり観客の心も冷えちまって木枯らしの世だ







俺たちはカノン




お前らはヒュプノス













...
揺るぎない態度が歩むアスファルトの硬さで
両腕を失ったのは誰か
絶えず歩み続けることで
身体の抱擁を犯されたのは誰か

足跡は連なり
その道は物語を一つ語りだす
独りの表現を誇張し
劇 ...
向こうの林の梢の上に
三角からすを止まらせて

昨日のぼくの ろくでなし
あしたに恃む すべもなし

雲にまかれた梢の陰に
三角からすを潜ませて

(三角からすっていうのがいるんです ...
正確には
キンタマ王子連続保険金誘拐強姦殺人人肉食死体遺棄脅迫事件です
頭のキンタマ王子は、彼の周辺人物が被害者になっていること
キンタマ王子に事件発生時のアリバイがないことなどから
名付けら ...
目が口ほどにモノを言う人たちに囲まれて
君の視線のフィラメントが闇のように漂う
人見知りがひとり 見知らぬ人たちと
待合室でチェスの駒みたいに包囲され
遠くから黙々と頭を打つ冷たい秒針は亡霊だ ...
妻を走らせおでんを購う 爛熟の
果実を味わう
喜びは
禁じられた
アポロンの歌

パンの笛
半獣神の
豊穣は
草原駆けて
青空をゆく

アルテミス
輝く月は
冴え冴えと
歎き悲しむ
歌を映して ...
あなたの影を追うように
あなたがかいた詩をよんでいる

詩は日記ではない
だれかが
だれもが
そう言うけれど

そこには確かにあなたがいる
いとおしく撫でるように
目で追い続ける
...
一基二基















十基





...
甘やかな
旋律のピアニストは
何時までも恋という幻想に抱かれていた

その指先の爪は何処までもピンクに輝き
甘い囁きは
彼女を魅了した

そして
彼は応えた
ぼくは孤独を埋めること ...
生まれた哀しみを与えてくれた
おかあさん

ぼくはいずれ死の苦しみを味わなければならない
なぜ、生まれたことを祝うのだろう
生まれたことは死に繋がるのだから

できることなら
意識のな ...
中国から紛れて移入された
希少な巨大魚が江戸川で釣れると読んだのは
遥か昔の中学生のころ

再発した想いが頭をよぎった
体長170㎝
重量50㎏の大魚が東京の街中を泳ぎまわる
ぼくとほぼ ...
何処か遠く彼方から
子供たちの声響く琥珀色の夕暮れに
缶カラ からから転がっていく
風もない 人もいない のに
からからからから転がって
グシャリひしゃげる
銀の乱反射に 
無数の記憶像 ...
今だけ抱きしめてあげる 
うなだれて地面ばかりをぼんやりと見つめてる君が 
消えてしまいそうだから 
そう母親のように抱きしめてあげる 
肩を震わせて泣いても 
声を絞り出すように嗚咽しても ...
 二十年来使ってきたざるを買い換えた。そのざるには欠点があり(それは使い始めてすぐにわかったことだが)持ち手になる場所にほんの少し金属が出ているらしく、私はなんどもそれによって手を傷つけてきた。傷とい ... 神様は意地悪だ
一年に一度の逢瀬を邪魔して
昨夜はあんなに雨を降らして
一夜明けると晴天

あなたは全知全能で
何も失うものもなく
満ち満ち足りた方なのに…

どうしていつも
情け ...
何げない
メールの言葉に
心躍らす
まるで
少女のように
生きて行くことが苦しいなんて

愛することが苦しいなんて

許すことが苦しいなんて

許されることも苦しいんだね

受け入れる苦しさの先に

苦しさを凌駕する心の成長に 出会える
...
自然の香り100パーセント
癒やしだけではなく
様々な効能がある

香りを嗅いでも
嫌な気分にならない

たくさんの種類の中から
今必要なアロマオイルを選ぶ
身体に癒やしをもたらす
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
シートはるな自由詩415/11/29 11:35
くらい管城春自由詩115/11/29 11:06
(ゐ)のひとたま散文(批評...12*15/11/29 10:54
キンタマ王子、録る花形新次自由詩015/11/29 4:20
これが答えと解かったなら。梓ゆい自由詩415/11/29 2:42
師走レタス短歌015/11/29 1:49
最後の朝。梓ゆい自由詩515/11/29 0:43
お父さんのお葬式。自由詩515/11/29 0:06
愛妻が愛人に出す葱鮪汁北大路京介俳句215/11/28 23:03
葱鮪鍋血液型の話題から俳句115/11/28 23:02
マネキンと違う体型秋刀魚焼く俳句215/11/28 23:01
ザ・ブルー・ジャケット・オブ・ザ・ルパン・ザ・サードTAT自由詩1*15/11/28 22:39
歩み鷲田自由詩515/11/28 22:30
三角からすオイタル自由詩8*15/11/28 22:23
キンタマ王子、連続強姦殺人人肉食事件花形新次自由詩115/11/28 22:07
ひとしれずゆくえしれずただのみきや自由詩16*15/11/28 21:40
コンビニレタス俳句015/11/28 21:38
神話短歌0*15/11/28 21:16
だいやりい朧月自由詩215/11/28 21:05
無題TAT短歌015/11/28 20:49
或る亡命者レタス自由詩5*15/11/28 20:11
自由詩515/11/28 19:54
アオウオ釣り自由詩415/11/28 19:11
境界(『過ぎ越し』改詩)たけし自由詩5*15/11/28 15:19
さよならの前に文字綴り屋 ...自由詩115/11/28 15:00
夜更けの紙相撲「記憶にさえ残らないものたちへ」そらの珊瑚散文(批評...9*15/11/28 14:44
どうして?薫子散文(批評...015/11/28 13:52
メール自由詩015/11/28 13:49
許されることを受け入れよう佐白光自由詩1*15/11/28 9:03
アロマオイル夏川ゆう自由詩115/11/28 5:44

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加筆訂正:
ひとしれずゆくえしれず/ただのみきや[15/11/28 22:00]
誤字、脱字、ルビなど少し変えました。
4.38sec.