もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる
ようふくをたたむ
しょっきをかたづける
とうふをましかくにきる
みずをのむ
おりがみをおる
よみかけのほんをおく
べらんだにでる
ほしがでている
いまをととのえる
くつしたをはく
...
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から
明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く魅惑の相
聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ
扉開いて弓形の白浜
広がり ...
大好きだよ
なみだの古里
もう離ればなれ
表面的でもいい
過去形だけど
大好きだよ
増殖していく
あのひとが
あのひとに
僕は敗北した
...
駅ビルをぶらついてたら
とんでもないものを
見つけてしまった
990円の茶色のニット
値札を見たら
黒字で3400円の文字
その上から赤い文字で990円
積まれたニットの背後には ...
ユキがフッた!
アタリつもって
デンシャ止まって
カイシャ困った
ユキにフラれた
つもりで当たって
あわれ荒れアレ
おわる恋かな
風吹くママに
ユキは降り降り
フリフリチラリ
シ ...
海辺で君が泣く
白いワンピースに
僕はウソつけと
せせら笑う
「だって」って、
言うけど、
泣いてるんじゃねえよ
湯を沸かして
コーヒーを入れる
スピーカーから
ビル・エヴァン ...
人身事故で 私は 今日も
止まっている電車の中
私の目を伏せてつぶやくフレーズ
失われた 読んだ 本の 言葉
失われた それは 死を 忘れさせる
吹雪いていたその日
子供のころは犬になって走り回ってた
溶けかけた雪膝が骨を出しては
小さく苦笑い
だんだんと汗を拭い
だるまもう少し頑張れ
頑張れと強く息を吐き
雪が降る雨になる ...
みどり色と言えば
痰を想像する人も多いと思う
とりわけ、風邪の治りかけの痰は
クリームがかったみどり色で
固めてアクセサリーに
したいぐらい綺麗だ
そこでキンタマ王子は
風邪の治りか ...
客寄せパンダ🐼って
ここ二三十年の間に出来た
新しい言葉だろ?
だからだな、イマイチなのは
何かクドいんだよ
客寄せと
パンダがさ
カブってんじゃないかって
言ってみりゃ
“従順 ...
所属する組織を
離れることって
そんなに悪いことなの?
制裁を受けるくらい
咎められることなの?
示しがつかないって
ヤクザの話?
違うみたいよ
今何年?
2016年
...
---気のせいか
寒桜の幻
枯れ木に薄雲
夜より青い暁は
壊れた月へ注がれよ
舞い散らぬ桜はみな幻
恋の朧は夢幻
点くは幻灯、消えるは焔
火 ...
誰一人隣に立たないホームで
北風に吹かれていた 骨の体
私は屍 どんなときでも
死の言葉が不意に口をついた
まだ蕾とも見えない 小さな突起の
春を待っていた梅の枝は 雪の重みに折れる
うららかな鳥の声を聞くこともなく
清冽な香を漂わせることもなく
淀みに映った空は 日に日に冷たく
緩や ...
電線にとまるカラス
黒い数珠のように
とおくで丸く連なる
夕暮れの黒に
まぎれようともせず
ひとりがすきなくせに群れている
だれかが羽ばたけば
みんなとんでゆく
その連なる黒い ...
誰だプールにピラニア放ったの
俺の金魚が喰われちまってる
金魚のハナコが喰われちまってる
同上ガール右に同じ 異論はないとも屁のカッパ
金が無くなり横領し 思わず飛び込む水の音
お気楽自堕落面目破格 強情籠城付和雷同
多くもちっとも語るまい 言葉は話すが交わすまい
良いんじゃないオ ...
チュウ)
咲いては閉じる花
降り注ぐ雨
吸い込んで
壁抜けて
待って
壁抜けて
待って
行って
壁
壁に穴をあけて
乗り込んで
なんて?
きいて!
え ...
しんしんと降りしきる雪のなか
そうっと手を伸ばしてみるけれどからっぽをつかんで
クソっ! って舌打ちしたとき、ふとひとりで戦ってるともだちのうたがきこえた
彼は世界を暴くために言葉を ...
風を読もうとして
青空の中に人差指を立てた
風上から風下へ
紙飛行機は滑っていった
時を堰き止めたくて
夕焼けの中で小指を絡めた
川上から川下へ
笹舟は忘れ去られた
水面に ...
悲しみで染まる紫陽花
雨を切り裂く国道の音
溜め息で回る風車華麗に
壁に囲まれた部屋薄暗く
孤独の影作る液晶の青空
眩しくて眩しくて
ナイフを捨てた少年
傷付いた心を抱え ...
宇宙へとDavid Bowie帰り雪
子の眠るあともサゲまで「代書」雪
羽織脱ぐ春団治真似寄席の雪
あばら家、破れ屋、壊れ家 晴天
差し込む陽光、隙間だらけの板壁から
床に降り積もった雪、凍り付き
裸足で滑る、裸で踊る
絹糸束ねた光の帯
肉身に巻き付き熱と化す
内から沸き出す熱流、合 ...
幸せって
実は
どこにでも転がっていて
「幸せになりたい」
なんて
上ばっかり見ているうちは
それを見過ごしてばっかりで
幸せを
見つけられないんじ ...
【燃える一週間】
大切な行事のための火は尊いけれど
大事に至ってしまった火もまた うるわしい
漆黒の空に 炎の ...
静止していない観覧車
鉄骨の隙間からまばゆい光景が届く
夕日に包まれ 光輝く建造物
流線型の美しさを再認識させてくれる
渚における砂と海水の攻防
自然の移ろいに身を任す
広い隙のない部 ...
まんげつがほほえむから
とてもはずかしくなった
ほしくずがまたたくから
もっとくずになった
したにはしたがいるとおもい
ちじようをみわたしたら
いがいとこのまちはきれいで
はずかしくては ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
もう羽根も飛べないほどに抜け落ちて忘れたことも忘れ鳴いてる
北大路京介
短歌
4
16/1/20 21:12
いまをととのえる
やまうちあつ...
自由詩
2*
16/1/20 21:03
告知
たけし
自由詩
3
16/1/20 20:47
なみだの古里
吉岡ペペロ
自由詩
5
16/1/20 18:31
990円のニット
枝
自由詩
2*
16/1/20 18:09
フラれ歌
ただのみきや
自由詩
9*
16/1/20 18:08
Daydream Repeater
opus
自由詩
1
16/1/20 12:24
本の文字
番田
自由詩
2
16/1/20 9:54
だるま寒い中ごくろうさま
アラガイs
自由詩
8*
16/1/20 2:55
キンタマ王子、みどり
花形新次
自由詩
0
16/1/20 2:51
客寄せパンダについて
〃
自由詩
0
16/1/20 1:11
残酷物語
眠り羊
自由詩
1
16/1/20 0:12
寒桜
凍月
自由詩
4*
16/1/19 23:15
白い日
番田
自由詩
2
16/1/19 22:53
冬の香
藤原絵理子
自由詩
5
16/1/19 22:16
夜のカラス
朧月
自由詩
3
16/1/19 21:32
※誰だプールにピラニア放ったの
北大路京介
自由詩
8+
16/1/19 21:31
無意見お嬢
なけま、たへ...
自由詩
0
16/1/19 20:55
lovepoem(会話)
汁彦
自由詩
1
16/1/19 20:34
-273.15
霧慧未央
自由詩
3
16/1/19 20:13
指
nonya
自由詩
17*
16/1/19 18:23
ナイフを捨てた少年
颯太@
自由詩
2*
16/1/19 18:13
宇宙へとDavid Bowie帰り雪
北大路京介
俳句
3
16/1/19 16:58
子の眠るあともサゲまで「代書」雪
〃
俳句
1
16/1/19 16:58
羽織脱ぐ春団治真似寄席の雪
〃
俳句
1
16/1/19 16:58
湧出沸点
たけし
自由詩
3*
16/1/19 15:14
笑っててほしいな
幸絵
自由詩
1
16/1/19 12:40
永久凍土が燃えている
るるりら
自由詩
5
16/1/19 11:17
贈与
小川麻由美
自由詩
1*
16/1/19 11:09
そんなこころでいっぱいだ
颯太@
自由詩
2*
16/1/19 10:05
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
1735
1736
1737
1738
1739
1740
1741
1742
1743
1744
1745
1746
1747
加筆訂正:
カタツムリの抜け殻
/
るるりら
[16/1/19 10:23]
災害表現を削除し、誤字を訂正しました。
6.34sec.